モトゴシップ|AMA「スターレーシングヤマハ」2023年チーム体制発表&ギャラリー

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2020年までのインハウスでのヤマハファクトリー活動休止を受ける形で、2021年からはこれまで250クラスのファクトリーサポートチームとして活動してきたスターレーシングヤマハが、ヤマハからのフルサポートを受けて新たに450クラスのファクトリーチームを運営。両クラスでチーム名も統一され「Monster Energy Star Yamaha Racing」名義での活動初年度となった2021年はAMAスーパークロス250SXクラス東西シリーズ完全制覇、AMAモトクロス450MXクラスタイトル獲得と3冠達成。2022年は新加入のイーライ・トマックがAMAスーパークロスとAMAモトクロスの2冠達成、AMAスーパークロス250SXウエストでクリスチャン・クレイグが初タイトル獲得。AMA最強チームとしての存在感を増しています。

 

モトゴシップ|スターレーシングヤマハ「トマック&フェランディス」2023年 契約更新

【Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team】
・#1 イーライ・トマック(1年契約更新 SX参戦のみ契約)
・#14 ディラン・フェランディス(1年契約更新)
・#32 ジャスティン・クーパー(450SXスポット参戦、250MXフル参戦)

 

スターレーシングヤマハ加入初年度でAMAスーパークロスとAMAモトクロスの2冠達成し、自身もキャリアベストと振り返るような完璧なシーズンを送った現役最多勝のベテラン、イーライ・トマック(30歳)。2023年はAMAスーパークロスのみの参戦という内容もAMAモトクロス参戦について検討する可能性は否定していません。フルモデルチェンジ果たした、YZ450Fとも好相性のようでマシン調整やトレーニングも順調に進んでいるとのこと。タイトル防衛に意欲を見せています。

 

MXGPからAMAに活躍の場を移し、スターレーシングヤマハに所属して7年目のシーズンを迎える2021 AMAモトクロス450MX王者のディラン・フェランディス。2022年は度重なる負傷により両シリーズで欠場が多い厳しいシーズンとなりましたが、ニューマシンへの乗り換えも順調なようで課題のAMAスーパークロスでの活躍にも大注目。

 

2021 AMAスーパークロス250SXウエスト王者のジャスティン・クーパーは、AMAスーパークロスでは450SXクラスにスポット参戦ながらステップアップ。AMAモトクロスでは昨年まで同様に250MXクラスに参戦というイレギュラーな形での2023年の参戦体制。これにはAMAスーパークロス250クラスの参戦資格(チャンピオン獲得後は1年のみ参戦可〜2022年)の影響によるもの。スポット参戦のラウンド数は不明。来季の450クラススポット参戦は経験を積むことが最優先と語っており、最優先は250クラスで参戦となるAMAモトクロスタイトル獲得となるはずです。まだまだ記憶に新しい 2022 国別対抗世界選手権 モトクロス・オブ・ネイションズ アメリカ大会でクーパーの代表選出に反対意見も多かった中でのアメリカ代表優勝に大きく貢献した激走は記憶に新しいところ。大舞台での結果を残したクーパーの成長ぶりに期待でしょう。

 

【Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team】
・#29 ネイト・スラッシャー
・#40 スタイルズ・ロバートソン(新加入)
・#43 リーバイ・キッチン
・#54 ニック・ロマノ
・#58 ジョードン・スミス(新加入)

2022 AMAスーパークロス 250SXウエストでチャンピオン獲得のクリスチャン・クレイグはスターレーシングヤマハから好条件での再契約のオファーを受けましたが、450クラスステップアップを選択しハスクバーナファクトリーへ移籍。ガイコホンダ消滅後出戻りでスターレーシングヤマハに復帰したジェレミー・マーティンは負傷欠場が続き、今季シーズン中に契約解除。来季はクラブMXヤマハから参戦が発表されています。今季AMAモトクロスでプロデビュー果たしたルーキーのマット・ルブランは契約継続なし。

 

AMAスーパークロスで2年連続優勝を経験しているネイト・スラッシャーはフル参戦3年目を迎えます。一発のスピードが魅力のライダーですが、タイトル候補としての活躍が期待されます。

 

ハスクバーナファクトリーから移籍新加入のスタイルズ・ロバートソン。AMAスーパークロス、AMAモトクロスで表彰台経験あるライダーで負傷欠場が多いライダーですが、そのポテンシャルは高く評価されています。新たな環境で才能が開花するか?

 

プロフル参戦初年度ながら 2022 AMAモトクロスでレース勝利と表彰台登壇と達成した注目の逸材、リーバイ・キッチン。長い手足を生かした伸びやかなライディングスタイルは大きな可能性を感じさせるライダー。新世代釣り好きライダー筆頭(笑)。

 

プロフル参戦初年度を迎える注目ルーキー、ニック・ロマノ。ニューヨーク州出身のロマノはホームレースとなるユナディラのモト1で優勝の下田選手に次ぐ2位走行を続け、4位フィニッシュの快走が光りました。

 

250クラスベテランのジョードン・スミスがサプライズ感あるスターレーシングヤマハ新加入。AMAスーパークロス250SXクラスでタイトル争い、3度の優勝経験を誇る実力者でありながらも過去数シーズンは負傷欠場で結果が残せずもファクトリーサポートチームに返り咲き。スミスはスターレーシングヤマハも度々トレーニングに訪れるトレーニング施設MTFでレースキャリアを続けてきたライダー。MTFでの縁も新契約の背後にあるか?

 

プロデビュー戦まとめ|ヘイデン・ディーガン @ 2022 AMAモトクロス アイアンマン

スターレーシングヤマハといえばアマチュア育成に最も力を入れ、結果を残しているチームでもあります。今季AMAモトクロスでアマチュア特別ルールでスポット参戦ながらプロ初参戦を果たしたブライアン・ディーガンの長男ヘイデン・ディーガンと新加入のダクストン・べニックが名を連ねています。両者はキッズ時代からKTMアマチュアチームのチームメイトとして親交深く、切磋琢磨して成長しあってきた間柄。アグレッシブなディーガンと長い手足を生かしたべニックのライディングスタイルが対照的なのも興味深い点。AMAモトクロスからの本格的プロデビューが予定されているようですが、ディーガンにはAMAスーパークロス参戦の可能性もモトゴシップとして囁かれています。

 

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