モトゴシップ|アーロン・プレシンジャー「レッドブルKTM」移籍発表

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今オフシーズンの移籍市場最大の震源地、アーロン・プレシンジャーのスターレーシングヤマハからレッドブルKTMへの移籍が遂に正式発表されました。

 

今季AMAスーパークロスシリーズ期間中からささやかれていたプレシンジャーのKTM移籍説。当初はKTMと内定済みとの情報もヤマハが残留に向けて好条件オファーを提示。2メーカーがプレシンジャーを争う形となりましたが、最終的にKTMがプレシンジャー獲得に成功。

 

 

トマックのヤマハ移籍、アンダーソンのカワサキ移籍、スチュワートのハスクバーナ移籍と実績あるトップライダー達の移籍モトゴシップが話題となってきましたが、今季最も早い段階で移籍説が浮上していたのはプレシンジャーのKTM移籍なのでした。

 

2018年AMAスーパークロス250SX、AMAモトクロス250MXの2冠達成後、2019年にヤマハファクトリーから450クラスにステップアップ。手足の長い恵まれた体型と高いポテンシャルで即戦力が期待されましたが、負傷欠場が続いていました。今季ようやく表彰台登壇を果たし、優勝争いにも加わるスピードも披露してきた最も上り調子のタイミングでの移籍劇。

 

 

移籍発表のタイミングで公開されたビデオ。冒頭からプレシンジャーの明るいキャラクターが発揮された、これまでのKTM公式ビデオではなかったコメディ感。最後のロジャー・デコスタのボケまでお見逃しなく(笑)

 

 

リリース抄訳すると、契約期間は2022〜2023年の「2年契約」。名トレーナー、アルドン・ベイカー主宰のベイカーズ・ファクトリーをトレーニング拠点とすることと、新メカニックにはこれまでチェイス・セクストンを担当してきたライアン・ダンジーの実兄ジェイド・ダンジーがメカニックを務めることも併せて発表されました。

 

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KTMはプレシンジャーの450ステップアップ時にもオファーをしていた経緯も。マービン・ムスキャンも引退を控えており、3年の時を経てレッドブルKTM新体制構築のタイミングで念願のプレシンジャー獲得に成功。

 

 

GNCC王者の父を持つプレシンジャーは、キッズ時代にKTMに乗っていた経験あり。その時代を自身のルーツと語り、新体制での意欲をコメント。KTM移籍に際して、AMA王者を誕生させ続けているベイカーズ・ファクトリーでのトレーニングに強く関心を示しており、その高いポテンシャルに加えて、フィジカル・精神面までもが磨きをかけた新生プレシンジャーの活躍には期待しかありません。

 

ヤマハからKTMへの移籍となると、クーパー・ウェブの成功例を思い浮かべる方も多いはず。プレシンジャーとウェブはスターレーシングヤマハ時代のチームメイトで現在でも親交深い2人。チーム全体にとっても相乗効果も期待できそうな今回の移籍発表となりました。

 

 

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