モトゴシップ|ジェイソン・アンダーソン「カワサキファクトリー」移籍発表
かねてより、ハスクバーナファクトリーからの移籍が噂されていたジェイソン・アンダーソンの「カワサキファクトリー」入りが正式に発表されました。今回発表されたカワサキからのリリースでは、来季新体制としての内容のものとなっており、2022年 モンスターエナジーカワサキは、アダム・シアンサルーロとジェイソン・アンダーソンとの2名体制でというものでした。
ヤマハへ移籍した、イーライ・トマックの穴を埋める形で新加入のアンダーソン。トマック同様に今季早い段階から、ハスクバーナファクトリーを離れることが根強く噂されていました。当初はかつてのハスクバーナファクトリー監督でアンダーソンの恩師的存在であるボビー・ヒューイットの新チームやスターヤマハレーシングへの移籍説がありましたが、今季移籍市場最大の「駒」トマックのヤマハ移籍により、アンダーソンにカワサキという選択肢が浮上したというわけです。
プロ転向後、メーカーはスズキ、KTM、ハスクバーナと変わっていきますが、ヒューイット元監督率いる同一チームで輝かしい戦績・タイトルを獲得してきたアンダーソン。ヒューイット元監督がチームを退いてからは、トレーニング拠点の変更等、徐々に独自のプログラムを取り入れながらレース参戦を続けてきた背景があり、度々移籍説が浮上していたのでした。ロックスターエナジーのイメージ強いアンダーソンですが、アマチュア時代にはモンスターエナジーのロゴを身に着けてカワサキサポートライダーとして活躍していた過去もありリリース内では「再会」という言葉も用いられていました。
ジェイソン・アンダーソン コメント
「2022年に向けて、モンスターエナジーカワサキの一員になれたことを嬉しく思います。1月のAMAスーパークロス開幕からすぐに成功を収められるよう、チームと協力して準備を進めています。マシンやチームは実証済みですし、私達は共に成功出来るでしょう。良いシーズンが送れることを楽しみにしています」
アンダーソンの契約期間に関する記述はリリースにありませんでしたが、単年契約と見られています。カワサキはオースティン・フォークナーと450ステップアップ時のファクトリーチーム入りの条件含む複数年契約を結んでいるというモトゴシップもあり、アンダーソンは移籍初年度から元AMAスーパークロス王者としての結果が求められることとなるでしょう。
リリース内には併せてテストライダーとして、ブロック・ティックルと契約したことも発表。レース参戦に関する内容には触れられていませんが、シアンサルーロかアンダーソンが負傷欠場という事態には代役参戦ということも予想されます。
Monster Energy Kawasaki