モトゴシップ|「2017 モトクロス・オブ・ネイションズ」アメリカ代表発表
2017 AMAモトクロス 第10戦 ユナディラの会場で、今年はイギリスで開催される国別対抗世界選手権「2017 モトクロス・オブ・ネイションズ」出場のアメリカ代表メンバーが発表されました。
過去5大会、優勝から遠ざかっているもののネイションズ優勝回数22回(13連勝含む)、過去12大会連続表彰台という戦績が証明するように、実力・人気共に「モトクロス世界最強国」アメリカ。
ライアン・ダンジーのシーズン半ばにしての引退、イーライ・トマックはレーススケジュール過密のため代表辞退。バゲット、アンダーソン、バーシア、ウェブ等の負傷もあり難航した代表選考でしたが、ユナディラで発表された代表メンバーは…
【2017 アメリカ代表チーム】
- MXGP(450)コール・シーリー(ホンダ)
- MX2(250)ザック・オズボーン(ハスクバーナ)
- OPEN(450)トーマス・コビントン(ハスクバーナ)
監督はお馴染みのロジャー・デコスタが努め、チームキャプテンには最年長オズボーン。
MX2選出のオズボーンに異論はないでしょう。AMAスーパークロス250SXチャンピオン、AMAモトクロス250MXタイトル獲得目前でキャリアベストシーズンを送るライダーです。更にオズボーンは過去数シーズンに渡り、イギリス拠点チームからMXGPシリーズ参戦経験もあり、イギリスで開催される今年度大会に最もふさわしいライダー。
シーリーとコビントンはサプライズ人選。
シーリーは自他共認めるスーパークロス得意とするライダー。450でアウトドア表彰台登壇は1度のみ。
コビントンはAMAでプロレース参戦経験ゼロ。MXGPシリーズMX2クラスにハスクバーナファクトリーから参戦するライダー。GP優勝経験を誇るライダーですが、450での公式レース参戦経験ゼロ。更に先日、アメリカ自治領プエルトリコの代表メンバー選出が発表されたばかりですが、アメリカ代表にスライド選出という事情もありました。450での実力は未知ながら一発のスピードはGPで実証済です。
下記ビデオは、デコスタ監督のコメントビデオ。
ライダーの負傷や過密スケジュール、ライダー派遣するメーカーの負担金額等の裏事情も公のものとなった2017年大会のネイションズ、アメリカ代表選出。早くも「Bチーム」、「Cチーム以下」等の厳しい意見もあるようですが、最も注目集めるアメリカ代表チームの存在は大注目でしょう!
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