事前情報|2017 AMAスーパークロス 最終戦 ラスベガス
2017年5月6日(土)、日本時間5月7日(日) 開催、2017 AMAスーパークロス 最終戦 ラスベガスのオンラインライブ中継、CGコースマップ等、レース関連情報まとめ。
1月7日に幕を明けた2017 AMAスーパークロスシリーズも遂に最終戦! 会場は最終戦に相応しい恒例のネバダ州ラスベガス。最終戦を前にジャスティン・ヒル(カワサキ)がタイトルを確定している250SXウエスト以外の450SX、250SXイーストクラスでは熾烈なタイトル争いが繰り広げられています。
プレミアクラスとなる450SXクラスは、最終戦を前にディフェンディングチャンピオンのライアン・ダンジー(KTM)がポイントリーダー再浮上。ランキング2位のイーライ・トマック(カワサキ)に9点差のリード。
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250SXイーストクラスでは、ポイントリーダーを努めてきたジョーイ・サバッチー(カワサキ)に前戦イーストラザフォードSXでコースカットのペナルティ裁定により新ポイントリーダーにジョードン・スミス(KTM)が浮上。1点差ビハインドのランキング2位にはサバッチーとザック・オズボーン(ハスクバーナ)。1点差に3人のライダーがひしめく状態で迎えるラスベガスの最終決戦となります。
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250SXクラスは最終戦ラスベガス恒例の東西地区混走「シュートアウト」として行われます。ポイントは東西別ではなく、通常のレースと同じシステム。タイトル争い以外でもポイントランキング争いは行われており、東西ライダー入り混じった順位での最終ランキング決定まで目が離せません。
「ライブ&再視聴」|2017 AMAスーパークロスを観る方法解説決定版
公式オンラインライブ中継は日本時間、5月7日。上記リンク先をチェックして、ライブ中継ならではのワクワクドキドキを楽しみましょう!
ニューモトでは、プラクティスタイムからハイライトビデオ、メインレースフルビデオまで速報でお届け予定です。お楽しみに!
450SX決勝フルビデオ|2017 AMAスーパークロス 第16戦 イーストラザフォード
【450SX 決勝結果】
1. Ryan Dungey (KTM), 24 laps – 最終ラップ再逆転で今季3勝目!トマック、アンダーソン、ムスキャンのミスに助けられた形も結果表彰台の頂上へ。これがダンジーの最大の強み「安定感」なのです。プラクティス最速ラップ好調。メインレースでは荒れたコースを慎重に走る姿が印象的。前走者転倒えお見てミス無く走りきることを心がけたそうで、一旦前に出たムスキャンのラインを後方で盗めたことも勝因とコメント。
2. Marvin Musquin (KTM), +01.633 – 得意のワダチの多い荒れたコースながらダンジーを引き離せずに自滅。ラストラップのミスに「チームオーダー」から譲ったのでは?と疑惑が話題になっています…
3. Jason Anderson (HUS), +16.288 – 珍しい好スタートも転倒自滅… 勝つチャンスはあったものの追い上げての表彰台には満足とのコメント。名トレーナー、アルドン・ベイカー氏のライダーが表彰台独占。
4. David Millsaps (KTM), +20.154 – 手の負傷を抱えながらも今季最上位。AMAスーパークロス終了後はAMAモトクロス参戦せずに治療に専念するとのこと。
5. Blake Baggett (KTM), +22.832
6. Justin Brayton (HON), +40.028
7. Joshua Grant (KAW), +42.496
8. Eli Tomac (KAW), +49.243 – 一体何が… これがポイントリーダーのプレッシャーなのでしょうか? 過去にも大事な局面で負傷や大崩れしてしまうトマックを見てきましたが、まさかの自滅… これだからレースは最後までわからない。
9. Justin Barcia (SUZ), +1 lap
10. Dean Wilson (HUS), +1 lap
11. Jacob Weimer (SUZ), +1 lap
12. Chad Reed (YAM), +1 lap
13. Malcolm Stewart (SUZ), +2 laps
14. Cooper Webb (YAM), +2 laps
15. Nick Schmidt (SUZ), +3 laps
16. Cade Clason (HON), +3 laps
17. Aj Catanzaro (KAW), +3 laps
18. Dakota Tedder (KAW), +3 laps
19. Angelo Pellegrini (SUZ), +4 laps
20. Ronnie Stewart (SUZ), +5 laps
21. Cole Seely (HON), +7 laps
22. Bryce Stewart (HON), +8 laps
【450SX ポイントランキング(16/17 Rd.)】
1. Ryan Dungey (KTM), 341 points – 9点差で最終戦前に再びポイントリーダー返り咲き。AMAスーパークロス連続表彰台記録も誇る「安定のダンジー」。最終戦ラスベガス、トマック優勝でも4位フィニッシュで3年連続、4度目のタイトル確定の計算。
2. Eli Tomac (KAW), 332 – 一転、追い込まれたトマック。逆転タイトルには最終戦の優勝は最低条件。トマック優勝、ダンジー5位なら同点ポイントも優勝回数でトマックタイトル獲得へ。起こせるかミラクル?
3. Marvin Musquin (KTM), 292
4. Jason Anderson (HUS), 248
5. Cole Seely (HON), 212
6. David Millsaps (KTM), 208
7. Blake Baggett (KTM), 206
8. Dean Wilson (HUS), 169
9. Chad Reed (YAM), 167
10. Broc Tickle (SUZ), 167
250SXイースト決勝フルビデオ|2017 AMAスーパークロス 第16戦 イーストラザフォード
【250SXイースト 決勝結果】
1. Zach Osborne (HUS), 18 laps – スタート直後10番手から追い上げ、今季最多の4勝目!シーズン中盤戦までの強いオズボーンが帰ってきた。荒れたコースをものともしないアグレッシブなライディングは他を圧倒。逆転タイトルに向けて必勝体制でレースに挑んだとコメント。
2. Dylan Ferrandis (YAM), +04.546 – MXGPからAMAへと参戦開始1年目で今季最上位の2位。今季2度目の表彰台。AMA1年目は優勝にこだわらず経験を積む年とコメント。GP経験が生きたのか? ワダチの多い荒れたコースでのスピードが光りました。
3. Jordon Smith (KTM), +09.811 – 3連勝をかけて挑んだ一戦も荒れたコースで精彩を欠くも、最終戦を前にポイントリーダー浮上。1点差のリードはあってないようなものだが自分自身、チームにとっても重要なポイントリーダーの座とコメント。
4. Adam Cianciarulo (KAW), +15.232 – 好スタートもペースが上がらず後退。後方を確認する姿が度々見られましたがウィルス性疾患で体調不良だったコメント。
5. Christian Craig (HON), +16.619
6. Kyle Cunningham (SUZ), +33.397
7. Luke Renzland (YAM), +35.722
8. Joey Savatgy (KAW), +07.484 – 転倒復帰時のコースショートカットのペナルティにより3位フィニッシュも「5順位降格」のペナルティ。転倒もありましたが今季のサバッチーを象徴するかのようなトップ走行もリードを築けない展開。昨シーズンも僅差でタイトル逃しているし、最終戦までベストを尽くすのみとコメント。
9. Cameron Mcadoo (HON), +47.345 – 負傷欠場ハンプシャー代役としてガイコホンダと契約を果たしたルーキーのガイコホンダ初戦で今季最上位タイ。モトコンセプトからのシーズン途中からの移籍で昨年のモンスターエナジーカップ、アマチュアオールスターズ優勝ライダー。
10. Anthony Rodriguez (YAM), +57.177
11. Gannon Audette (KAW), +1 lap
12. Fredrik Noren (HON), +1 lap
13. Mitchell Harrison (YAM), +1 lap
14. Jesse Wentland (HON), +1 lap
15. Paul Coates (YAM), +1 lap
16. Henry Miller (YAM), +1 lap
17. Nick Gaines (YAM), +2 laps
18. Joshua Cartwright (YAM), +2 laps
19. Jerry Robin (YAM), +2 laps
20. Keith Tucker (YAM), +2 laps
21. Lane Staley (KAW), +2 laps
22. John Short (SUZ), +2 laps
【250SXウエスト ポイントランキング(8/9 Rd.)】
1. Jordon Smith (KTM), 160 points – サバッチーのペナルティにより新ポイントリーダー浮上!
2. Joey Savatgy (KAW), 159 – 1点差 – 昨年も1点差でクーパー・ウェブに破れランキング2位。再逆転なるか?
3. Zach Osborne (HUS), 159 – 1点差 – 1点差に3人のタイトル争い。最もスピード、勝負強さあるのはオズボーンでしょう。最終戦の緊張状態で本来のパフォーマンス発揮できればタイトル最右翼でしょう。
4. Adam Cianciarulo (KAW), 146
5. Dylan Ferrandis (YAM), 126
6. Christian Craig (HON), 97
7. Luke Renzland (YAM), 84
8. Anthony Rodriguez (YAM), 80
9. Kyle Cunningham (YAM), 77
10. Mitchell Harrison (YAM), 74
250SXウエスト決勝フルビデオ|2017 AMAスーパークロス 第15戦 ソルトレイクシティ
【250SXウエスト 決勝結果】
1. Shane McElrath (KTM), 20 laps – 前戦シアトルでの負傷を抱えながらも今季3勝目! ヒートからシーズン序盤戦かのような力強いライディング。シリーズ中盤でのマシントラブルがなければ…
2. Mitchell Oldenburg (KTM), +03.958 – 無理しないペースのヒル、フォークナーの転倒がありながらもキャリア最上位更新。TLD KTMの1,2フィニッシュ達成に貢献。
3. Justin Hill (KAW), +06.237 – プラクティス最速ラップもヒートレースからミスも多く、乗り切れていない印象でしたが、まさかのプレシンジャー転倒リタイアによりタイトル獲得決定! プレッシャーからか? ラストラップでダバロスにパスされるもフィニッシュ目前で再逆転成功でのタイトル獲得劇でした。昨シーズンまでTLD KTM所属だったヒルのマケラスとオールデンバーグを称える姿も印象的でした。
4. Martin Davalos (HUS), +06.287
5. James Decotis (HON), +20.794
6. Austin Forkner (KAW), +25.214 – 負傷欠場からの復帰戦。一時は2位走行でマケラスの背中が見える位置でしたが周遅れの影響もあり転倒。ルーキーらしい先の細さは感じさますが貪欲に前を狙っていく姿勢はただのルーキーではない器の大きさを印象付けました。
7. Dan Reardon (YAM), +28.166
8. Hayden Mellross (YAM), +29.917
9. Kyle Chisholm (HON), +46.864
10. Tyler Bowers (YAM), +50.578 – 大腿骨骨折からの復帰戦
11. Jon Ames (YAM), +1 lap
12. Cole Martinez (YAM), +1 lap
13. Cade Autenrieth (SUZ), +1 lap
14. Ryan Surratt (KAW), +1 lap
15. Justin Starling (HUS), +1 lap
16. Aj Catanzaro (YAM), +1 lap
17. Heath Harrison (YAM), +1 lap
18. Zachary Commans (KAW), +2 laps
19. Stone Edler (YAM), +3 laps
20. Scott Champion (YAM), +3 laps
21. Justin Hoeft (YAM), +8 laps
22. Aaron Plessinger (YAM), +13 laps – 逆転タイトル獲得に望みをかけ、得意のフープスでのスピードを活かして独走状態築き上げようとしたところでのフープス大前転クラッシュ。肩を痛めたような様子でリタイア。タイトルへの望みも消滅する代償の大きいクラッシュになってしまいました。 幸いにも大きな怪我には至っていないとのこと。
【250SXウエスト ポイントランキング(8/9 Rd.)】
1. Justin Hill (KAW), 180 points – 最終戦ラスベガスを前にタイトル確定! ランキングを改めて見るとソルトレイクシティSXまでに今季最多の4勝があるものの他のライバルと比較すると表彰台を逃したのは開幕戦の5位だけという安定感がタイトルを引き寄せた大きな要因のひとつでしょう。
2. Shane McElrath (KTM), 154
3. Aaron Plessinger (YAM), 143
4. Martin Davalos (HUS), 142
5. James Decotis (HON), 122
6. Austin Forkner (KAW), 105
7. Dan Reardon (YAM), 96
8. Kyle Chisholm (HON), 85
9. Cole Martinez (YAM), 73
10. Mitchell Oldenburg (KTM), 60
モトゴシップ|クリスチャン・クレイグが再びホンダファクトリーから450SX参戦