たまモト|2022 全日本モトクロス選手権 第4戦 名阪スポーツランド「下田丈スペシャル」

sr141230banner

下田丈選手が全日本モトクロス第4戦 名阪スポーツランドを走られ、会場を興奮の坩堝に叩き込んで、2週間近く。「下田丈ショック」というか日本の選手や関係者、ファンに対して下田選手がもたらした衝撃や刺激はまだまだおさまるところを知らず…というカンジ。たくさんのメディアが下田選手の名阪での活躍を報じられたので、今更、えかきやの出る幕はないのですが、全日本会場でのお忙しいスケジュールを割いて聞かせていただいたお話を眠らせてしまうのはあまりにもったいないので、数多ある下田丈選手のエピソードの一つとして紹介させていただきますね。

 

たま:私、20年ほど前に10年ほどAMAに通っていたんですけども…アメリカ独特のモトクロスの世界ってあるじゃないですか?
下田:はい

たま:下田選手はそこにとてもナチュラルに溶け込んでいらっしゃるように感じるんです。でも、それはあくまで外から見た感じなので…下田選手自身はそのAMAのファミリーの中に溶け込めているという感触はあるんでしょうか?
下田:そうですね、アメリカ人もけっこう優しくしてくれてて、そこまで苦労なく溶け込めたり… チームの人たちともいい関係でいれているのでありがたいですね。

たま:あの… それこそアマチュアナショナルのロレッタリンから(AMAのレースに参加している)…っていうのは大きいように思うんです。あそこを通ったか通ってないかでAMAのファミリーに受け入れられるかどうか違ってくるっていうのがあるかと思うんですが…
下田:あ、そこは関係ないです。

たま:あ、そこは関係ないんですね、なるほど。じゃあ、下田選手のナチュラルな姿勢があちらにもナチュラルに受け止められている、という感覚ですか?
下田:そう、ですね。僕的にはそう思っています。

たま:では、今回のように日本に帰ってきて走る時にもナチュラルにやれるなあ…という感じはある?
下田:どうなんですかね…まあ、わかんないですど…モトクロスを好きな人は歓迎してくれると思っているので。人に優しくしていればわかってもらえるとは思っているんですけどね。

たま:モトクロスを好きな人との間で「好きな気持ち」みたいなものがあれば、ファンであろうと関係者であろうと通じるものがあると?
下田:あるんじゃないですかね?わかんないですけど…

たま:自分としてはそういうカンジがする?
下田:まあ、僕はその…なんていうんですかね…「環境に慣れる」とかも大事なんですけど、ホントに「結果が全て」なんで、やっぱり「結果を残すためにどうすればいいか」が優先ですね、僕的には。

たま:ものすごく努力をして、とかトレーニングをしてとかそういう…
下田:「努力はあたりまえ」なんです。どういう考えで、どういう取り組み方をするか…をいろいろ考えて、僕は今のトレーニング方法が一番ベストだと思っているので、続けてみてだめだったらすぐに変える、一緒のミスは何度も何度も繰り返さないようにしています。

たま:子供の頃からアメリカに行ってらっしゃるじゃないですか?あちらの方が楽しい…というようなことはない?
下田:それは特にないですね。日本の方が好きですね。家族もいるし友達もいるし…こっち(日本)のほうが『おうち』っていう感じですね。

たま:では、アメリカはあくまでも「好きなことをしにいく場所」みたいな感覚なのかな?
下田:はい。そうですね「仕事」ですね。

たま:仕事なんだ。その「仕事」が今すごく成功している状態じゃないですか、それはご自身の予測の範囲内?
下田:それはその…何が起こるかはやっぱりわからないので、自分ができることをやって、結果に繋がればOK、もしだめだったらすぐに切り替えてやっていけばいいんじゃないですか。

 

たま:全然、話変わっていい?
下田:はい。

たま:マイカルチャンプと一緒に(動画配信を)やられたじゃないですか?
下田:はい、そうですね、やりましたね(笑)

たま:あれ、マイカルに聞いたら下田選手のほうからオファーがあったと。
下田:はい、僕からですね。僕…なんかわからないですけど、マイカルチャンプさんの動画っていうか、ああいう「楽しいことをモトクロスに用いれる」っていうのが好きで。新しいじゃないですか、ああいう。なので、コラボできればしたいなと思って連絡させていただきました。

たま:では、自分から「一緒にやりたいな」と思って…
下田:そうです。

たま:マイカルに「なんで?」って聞いたら「いや、僕もわかんないんですよ」って言ってて(笑)
下田:ああ(笑)よかったです。

たまモト特別編|謎のユーチューバー「マイカルチャンプ 」& カワサキ KX112

Ryohey Photography

たま:今、こうしてお話を伺っていて、下田選手のベースに「モトクロスを楽しむのが大事」っていうのがあるのかなっていう…
下田:そうですね! 楽しみながらっていうのが大事ですね。

たま:それが基本姿勢としてある?
下田:はい。

たま:なるほどね、わかりました。ちょうど私がアメリカに行かなくなってからあちらでご活躍されているので、あちらで走られる姿を拝見してないんですけども、あのファミリーの中で楽しく活躍されているのをすごく羨ましいなと拝見しています。
下田:いえいえ、ありがとうございます。

たま:ミッチ(ペイトン)さんとかよくしてくださるんですか?
下田:はい、まあ、ミッチは毎回全力でやって…フェアですね、みんなに。

 

たま:今まで日本人ライダーで「アメリカで走りたい」と思っていてできなかった人がたくさんいるので、できれば下田選手に続く人が出てほしいなと思うんですけど…下田選手に続きたいと思っている人たちにアドバイスというか「こういう風にしたらいいよ」といったことを何か。
下田:そうですね、やっぱりさっき言ったみたいに、楽しんで。まあ、努力はあたりまえ、でも取り組み方に…取り組み方をよく見て自分にあってるのかどうか考えてトレーニングしたほうが為になるかとは思います。

たま:小さい頃からむこうで走ってるというのは大事なのかな?
下田:いや、まあ…速い選手と走るのは大事だと思いますけど、あっちで走っているから速くなるっていうのは…

たま:ちょっと違う?
下田:…ていうのは、自分次第です。ホントに…生かすも殺すも…

たま:では、日本で活躍した後にアメリカに出るというアプローチでも大丈夫?
下田:はい、ホント、自分次第です。

たま:なるほど。いろいろお話しくださってありがとうございました。
下田:ありがとうございました。

 

正直に申し上げます。今回、下田選手とお話しさせていただくにあたり、えかきやめっちゃ緊張しておりまして… 聞きたいことの半分も聞けませんでした(苦笑)。あとね、私の前に柴田カメラマンがインタビューされてて、そこで聞きたかったことの大半は聞かれちゃったな〜というのもあり、自分の番になって「同じこと聞いてもな〜」ってな気持ちになったのもある(ぶっちゃけすぎ)。

 

シバモトまとめ|カメラマン柴田の初めてのAMA「1986 AMA SUPERCROSS」

柴田カメラマンの記事はニューモトでも紹介されているのでぜひそちらもご一読ください、おすすめ!(ぶっちゃけすぎ2)

 

それはさておき、このお話で下田選手が幾度も語られていた「モトクロスを楽しむことが大事」という姿勢、それは今回の全日本会場での彼の一挙手一投足に本当に如実に現れていたように感じます。彼自身がそれを体現していらしたのはもちろん、周囲に対してもそれを伝えるべく心がけておられるのでしょう、ファンサービスにも大変積極的でした。インタビュー中におっしゃった「モトクロスを好きな人なら歓迎してくれると思っている」という言葉、それを信念に行動されているんだろうなと思いながら、ファンと接する姿を拝見しておりました。

全日本開催前に発信されたマイカルチャンプとのコラボでは、とても自然体でモトクロスを楽しむ下田選手の姿を見ることができます。今回「下田選手に話を伺うことになったんだー」と言ったらマイカルに「丈はめっちゃいいヤツなんできっとたまさんとも気が合うと思います」って言ってもらったんだけど、残念ながらそこまでいかなかったよ〜。でも、マイカルが言っていた「素直ないいヤツ」だってことはとてもよくわかりました。

 

とても自然体でモトクロスを楽しんでいて弛まぬ努力で更なる上を目指して邁進される下田丈選手をこれからも応援していきたいな、と心に決めたえかきやでございました。

たまモト – The Newsmoto
下田丈ギャラリー|2022 全日本モトクロス選手権 第4戦 近畿大会 名阪スポーツランド
Gモト|2022 全日本モトクロス選手権 第4戦 近畿大会 名阪スポーツランド「JO WALK」


You may also like...