Gモト|ビハインド・ザ・ゲート「小島庸平」vol. 5
ビハインド・ザ・ゲート鈴鹿編 小島庸平選手。2025年 第2弾は、中部・近畿エリアのコースを拠点に、全国から様々なキッズライダーが参加している国内唯一のキッズ向けオフロードバイクレースシリーズ「44KIDS★CROSS」をご紹介します。2022年からスタートしたこのシリーズは2025年で4シーズン目となります。
「LIVE DARING」とオフィシャルサイトに掲げられた言葉の意味は「思い切って・恐れずに・大胆に・立ち向かう」。また、「子供達が大きな夢へ果敢に挑む場でありたいと考えています。大きな夢を叶えるには何時だって挑戦と挫折の連続となる事でしょう。真剣に立ち向かい続ける事でしか見えない景色を子供達に見せる機会を提供したいと、モトクロスを愛する大人達が子供に託す夢の場です。レースという勝ち負けの世界、そんな世界では常に果敢であり無理だと思っても大胆に進み続ける生き様こそが全てとなります。真剣勝負の先にある「何か」を子供達自身に見つけて欲しい。常に何かに挑戦し生きて行って欲しい思いをこめて、44KIDS★CROSSは「LIVE DARING」と掲げます」ともあります。
ベルズレーシング小島選手を中心に、熱い想いを持ったスタッフさん達が作り上げる「真剣に走り、真剣に遊ぶ」子供達の笑顔、それを応援する大人の笑顔が詰まったレースイベントです。
レース当日の早朝はコース一面に雪が・・・。写真はマイカルチャンプですが、マネージャーさんが何時間もコース整備をし子供達の走るコース環境を整えていました。マネージャーさんってとても幅広い活動を裏方としてされてますね。この姿を朝から見て感動しました。
パドックの雰囲気は、これまで取材に来た際とまーたく変わらず「鈴鹿スタイル」。レースは本気、遊びも本気!というこの感じは子供達がレースを通じて成長していくには大切。
そしてゲストには「マイカルチャンプ」。SNSで繰り広げられる小島監督とのやりとりがリアルタイムで。笑
クラス分けは全7クラス、参加対象も明確でわかりやすい。MOTO-Eというクラスもあって電動バイクキッズも参加できる。
ENJOYクラスは「年齢制限なし」で参加可能車両は「CRF150R・YZ85・KX85/100/112・RM85・85SX・TC85・MC85・CFR125F・TT-R125・各社の110」。父さんお母さんも参加すれば家族で楽しめるのもイイ!!
50ccクラスを見ても、CRF50・DR-Z50・TT-R50・PW50・QR50とクラス規則に準ずるバイクでいっぱい。PW50がトップを走ったりと実力伯仲。First 65/110/L50クラスに至っては「YZ65・KX65・65SX・TC65・MC65・CRF110F・TT-R110・KLX110(L)・50SX・TC50・MC50・SX-E5・EE5・MC-E5」これだけの車種がエントリーできる。掲げる「LIVE DARING」という言葉を表すかのようなクラス設定も魅力の1つではないでしょうか。85/150クラスは年齢制限なし。キッズトップライダーからミニモトを卒業したライダーまで参加し、50・65クラスのライダーが目指すべき走りを見せてくれる。参加ライダーには「ジュニアベルズ」に参加しているライダーもいてそのレベルは全日本トップレベル。
この彼は、ウエアーを着たまま30分くらいはスタンバイしていた。早く走りたかったのかなぁ。
後輩の面倒を見ていたお姉ちゃん。かわいいですね!
マイカルチャンプと「走る、遊ぶ」。子供達にはヒーローや憧れが大切!
この日、Super50クラスで2位に入賞した坂元くんご一家。クラブベルズにも参加しているキッズライダーで44キッズクロスには2回目の参加。親御さんにお話を伺いました。
Gモト:モトクロスをお子さんと取り組んでみていかがですか?
坂元さん:刺激がありますね。息子と一緒に感動もするし悔しさもあるし、勝てば嬉しいし。それと、レースに出場してもフリー走行しても家族で楽しめるスポーツだなって思います。
Gモト:今後、ご家族でどのようなモトクロスにしていきたいですか?
坂元さん:レースに出るという目標があれば、優勝目指して練習しながら家族でバイクのを乗り楽しめる環境を作りながら挑戦していきたいです。
Gモト:クラブベルズを体験してみての感想は?
坂元さん:基礎から、私達が知らない事をしっかり息子に教えていただいているので、とても有難いです。友人に経験者がいても、家族でゼロからのスタートだったので正しい取り組み方法を教えていただけたのが良かったです。
Gモト:坂元さんにとってベルズレーシング小島選手が提供するイベントはいかがですか?
坂元さん:この業界のトップに値する指導方法、運営方法だと思います。子供達がきちんと乗れるようになり、成績を残せるようになり素晴らしい取り組みだと思います。
「クラブベルズ」を支えるお二人のインストラクター、内田さんと水野さん。この日はオフィシャルとして子供達をサポートしてらっしゃいました。お二人に今日の感想をお聞きしました。
「すごく成長している姿が見れました。これまでは、ただ走っているだけだった子が、前を追いかけるという闘争心じゃないですけど、目標を見つけて走っているなぁって嬉しかったです。」と言ってらっしゃいました。
内田さんと水野さんに限らず、全スタッフの方々がこのようなお気持ちで運営されていると感じました。
44キッズクロスを支える「ダートフリーク」石田社長。イイ写真じゃないですか?この距離感が業界を向上させると私は思います。前日入りされ、準備、運営、ご自身のレースと楽しんでらっしゃいました!
2025年44KIDS★CROSSのシーズンが始まりました!
まずはダートフリーク様を始めとする協力してくれているスタッフさん、コース施設様、ご協賛企業様に心から感謝致します。
どこよりも早い開幕設定なので、肩慣らしに参加してくれたり、この大会をメインに頑張ってくれている子供たちの姿を見れてホッとしました。しかし、2月は寒気の影響で雪が降るリスクもあり賭けでしたが、何とか開催が出来ました(笑)
当日の朝は真っ白で終わったな…と思いましたが、マイカルのマネージャーが雪除去を一番頑張ってくれたおかげ??で奇跡のベストコンディション!!
走り出したらキッズもエンジョイの大人たちもみんな元気に走ってくれて、寒さを忘れて私達が楽しみました。最高の一日となりましたが、次回は3月23日に名阪スポーツランドにてRd.2が開催されます!
ぜひぜひ、ご参加ください!
いかがでしたか?44KIDS★CROSS。古き良き時代を経験しているスタッフ達が現代に合わせ、ライダーに環境を作り共に未来を目指しているんじゃないかと感じました。これまで、クラブベルズ、ジュニアベルズと取材してきましたが、毎回この感想にいきつきます。鈴鹿とういう場所で、一生懸命にモトクロスに取り組む。とてもやり甲斐のある事なんじゃないでしょうか!残念ながら関東にはこの環境は存在しない・・・。
次回は3月23日(日)に、奈良県名阪スポーツランドにてラウンド2が開催予定。手軽に参加できるレースイベントです!ぜひ!参加してみてはいかがでしょうか。オススメです。