AMAスーパークロス事件簿|保護観察処分「バーシア VS. アンダーソン」2023 タンパSX

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2023 AMAスーパークロス 第6戦 タンパ、最高峰450SXクラスのメインレースで起こった因縁ライバル「ジャスティン・バーシア VS. ジェイソン・アンダーソン」同士の接触転倒。この接触に対して、アンダーソンにペナルティが下されました!

 

AMAスーパークロス事件簿|因縁再び「バーシア VS. アンダーソン」2023 サンディエゴSX

上記記事リンク先の通り、今季すでに事件が発生していた両者ではありますが、まずはアンダーソンへのペナルティ裁定となった当該シーン一部始終をチェックしましょう。

 

@ s u p e r c r o s s l i v e

 

両者の歴史を知るだけに「あ〜ぁ…」な瞬間…。

明らかにアンダーソンのイン側からのパッシングに起因するバーシアとの両者接触転倒ではありますが、個人的にはアンダーソンにバーシアを転倒させるまでの強い意思は感じられません。降雨の影響でトラクションを失ったことが原因のアンダーソンのミスによるもので、レース中の仕方ない接触転倒という印象です。

しかし、AMAから下されたアンダーソンへのペナルティは「6ヶ月間の保護観察処分」という厳しいもの(現時点では順位降格やポイント減算はなし)。バーシア同様にアグレッシブなレーススタイルが身上のアンダーソンにとって今回のペナルティは、タイトル争いから大きく出遅れていることもあり、大きな足かせとなることが予想されます。サンディエゴSXでの一件も影響しているのかもしれません。

今回の接触直前のサンドセクションでのミスにより6番手から9番手に順位を落とした直後の出来事。オープニングラップの興奮状態が判断を誤らせたか?

 

 

ディフェンディングチャンピオンのトマック相手にもひるむことなく、迷いゼロのアグレッシブなパッシングを仕掛けていけるキレ感あるライディングが魅力のアンダーソン。保護観察中の身で自身の強みを生かすことが出来るのか?

さらに、今季はAMAスーパークロスとAMAモトクロス、そしてプレーオフとして開催されるAMAスーパーモトクロスというこれまでにない新しい試みが行われるAMA。今回の「6ヶ月間の保護観察処分」が、AMAスーパークロス終了後のAMAモトクロス開催期間にまで及ぶ可能性もあるかもしれません。

昨年も他者との接触やトラブルによりタイトル争いに遅れを取った反省として、今季の自身の課題として余計なトラブルに巻き込まれないように自身を変えていく必要性について語っていたばかりのアンダーソンでしたが、直後に厳しい現実が待ち受けることに。

アナハイム2SX以降、リアショックを昨年使用していたタイプに戻してからスピードと安定感を取り戻していただけに今回のペナルティは非常に残念。

再びアンダーソンらしいアグレッシブなライディングでタイトル争いに絡んでいくことが出来るのか? ここからの巻き返しに大注目でしょう!

 

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