AMAスーパークロス事件簿|因縁再び「バーシア VS. アンダーソン」2023 サンディエゴSX

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2023 AMAスーパークロス 第3戦 サンディエゴ。開幕戦に続いて接触や転倒者が多く目についた一戦だったわけですが、最大の事件はヒートレース時に発生していたのでした。

最高峰450SXクラスのヒート1、首位トマックから2秒強遅れての2位争いを繰り広げていたのは昨年から「接触」伴うバトルで因縁ライバルとして知られる、ジャスティン・バーシアとジェイソン・アンダーソン。

 

AMAスーパークロス事件簿|激突パッシング一部始終「バーシア VS. アンダーソン」2022 アナハイム1SX
AMAスーパークロス事件簿|ペナルティ裁定「激突!バーシア VS. アンダーソン」@ 2022 インディアナポリスSX

そのヒートレースのラストラップでアンダーソンがバーシアに仕掛けた瞬間からシェア!

 

@ s u p e r c r o s s l i v e

 

サンディエゴSXコースで最大のパッシングポイントのひとつとなったトリプルジャンプ直後の左コーナー。僅差のバトルだったということでバーシアも後方からの仕掛けを警戒するライン取りをしましたが、アンダーソンはそれを上回る鋭い飛び込みで見事パッシングに成功。

その際にアンダーソンの後輪がバーシアの前輪に接触する形で、バーシアが転倒。いつもは仕掛ける側のバーシアが逆に転倒させられる結果となりました。しかし、この程度の接触ならばAMAスーパークロスでのバトルでは歴史を振り返っても許容範囲と言えるでしょう。

しかし、本当のドラマはフィニッシュ後に起こったのでした…。

 

via: Twitter

ヒートレース終了後、仕掛けた側のアンダーソンがポストしたツイートが上記のもの。抄訳すると…。

オレの仕掛けにいちゃもんつけてきたバーシア(笑)。ウチらに話す余地はないだろが… 特にお前からのはな。あの○ッ○は、いつもやってくるんだから泣き言は受け付けないね(ここでの○ッ○は女々しい男の意味)

といった内容。メインレース前にアンダーソンはこのコメントを削除しますが、その前にライブ中継内でバッチリ紹介されていました(笑)。

対するバーシアはレース後の記者会見で上記ツイートのことを問われますが、レース中ということもあり、気づかなかったと語り、ヒートレース後もアンダーソンに対して特に怒りはなかったことをコメント。しかし、パドックに戻る際にバーシアのメカニックとアンダーソンが言い争いになったいた事実があったことを明らかにしました(どこまで真実かは分かりませんが…)。

昨年に代表される両者のバトルの歴史を振り返ると正直、どっちもどっち感あるのですが… シリーズ序盤からアグレッシブなレーススタイルが身上の両者の因縁対決がヒートアップする可能性は大であると見るべきでしょう。

 

 

2度目のタイトル獲得を狙うアンダーソン。今回のような感情的な言動は自身のパフォーマンスに負の影響を与えることは昨年のタイトル争いで身を持って理解しているはず。取りこぼしが、アンダーソンの課題であるからです。開幕戦アナハイム1SXプラクティス時の転倒のダメージが残っていることも精神的な余裕を無くしている要因のひとつなのか?

バーシア相手にアグレッシブなバトルを展開してメリット得られるライダーはいないでしょう。アンダーソンだけでなく、トマックやロクスン等も餌食となり、リズムを崩して勝利を逃したことは一度や二度ではありません。言い方悪いですが、喧嘩上等や喧嘩慣れした印象強いレーススタイルが強みのバーシアですから下手に絡まないほうが得策。

とはいえ、バーシアが上位走行するとレースが盛り上がるのも事実。ペナルティ判定下っても自身のレーススタイルを変える気はないと語る強気のバーシアの活躍にも期待です!

 

AMAスーパークロス事件簿|激突パッシング一部始終「バーシア VS. アンダーソン」2022 アナハイム1SX
AMAスーパークロス事件簿|ペナルティ裁定「激突!バーシア VS. アンダーソン」@ 2022 インディアナポリスSX

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