モトゴシップ｜トライアンフ「AMA ＆ MXGP」2024年レース参戦発表
モトゴシップ｜トライアンフ「本格進出発表」モトクロス＆エンデューロ
2021年に伝統あるイギリスのオートバイメーカー「トライアンフ」が、本格的な競技用モトクロス＆エンデューロレーサーを開発中であることを発表したことはまだまだ記憶に新しいところかと思います（上記記事リンク先参照）。
モトゴシップ｜2023年 AMAスーパークロス、モトクロス、スーパーモトクロス「全31戦」レースカレンダー発表
当時のリリースでは「最高峰チャンピオンシップレース」参戦を目標に掲げており、動向が注目されてきましたが、具体名は伏せられたものでした。しかし、今回の発表では 2024年からAMAスーパーモトクロス（SX ＆ MX）とMXGPの2大世界最高峰シリーズへの参戦が発表されました。
9月末にアメリカで開催された国別対抗世界選手権「モトクロス・オブ・ネイションズ」の会場でひと足お先にMXGPシリーズへの参戦は正式発表されていましたが、先日にAMAスーパーモトクロス（SX ＆ MX）への参戦も発表。
AMA参戦にあたり、かつてハスクバーナのファクトリーチーム等を運営し、AMAタイトルも獲得しているボビー・ヒューイットと契約。ヒューイットの下でハスクバーナファクトリーに携わり、監督経験もあるスティーブン・ウエストフォールが「Triumph Racing US」監督就任。ヒューイットのチーム運営やライダー育成は高く評価されており、ジェイソン・アンダーソンの成功に欠かせない存在としても広く知られています。
MXGPでは、2021年までカワサキファクトリーを運営してきたフランス拠点のチームと契約を発表。
AMAもMXGPの両シリーズで、経験や実績も兼ね備えた人材によるチーム体制を築き上げており、トライアンフのモトクロスレースへの強い意欲を感じさせます。
具体的な参戦プランも明らかにされており、現時点で発表済の内容をまとめると。
・2024年 AMAスーパーモトクロス250クラス（SX ＆ MX）参戦予定
・2024年 MXGPシリーズ MX2クラス（250cc）参戦予定
・AMA, MXGP両シリーズで 2025年から最高峰450ccクラスへ参戦予定
トライアンフは、AMA ＆ MXGP参戦に向けて長年アルパインスターズでメディアやPRのマネージャーを務めてきたジェレミー・アップルトンをグローバルレーシングマネージャーに就任させ、レース業界内で広く認知された氏の活躍も期待されます。またアメリカホンダで70年代からマシン開発に携わってきたデイブ・アーノルドとKTMエンジニアだったダドリー・クラモンドも招集する力の入れ具合。
すでに両チームともにトライアンフ開発陣と連携してマシン開発は進行中とのことで、2023年には新たな発表が控えているとの記述もリリースにはありました。
モトゴシップ的には、トライアンフが交渉中ではないかというライダーの名前も浮上してきていますが… カーマイケルもプロトモデルを試乗しこれまでにないマシンになるというトライアンフの今後の動向に大注目でしょう！
モトゴシップ｜トライアンフ「本格進出発表」モトクロス＆エンデューロ
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