250SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2023 AMAスーパークロス 第7戦 アーリントン
【追加:リザルト雑感】
2023 AMAスーパークロス 第7戦 アーリントン。全17戦で争われる世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズが、AMAスーパークロス。東西に別れて争われる250SXクラスは、イーストシリーズ(全10戦)の第3戦として開催。決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感&最新ポイントランキングをシェア。
250SXイーストクラスでは今季初の「10分 + 1周(250SXクラス)」決勝3レース制「トリプルクラウン」大会として開催される注目の一戦。エンジョイ!
【250SXイースト 決勝リザルト】
1. Nate Thrasher (YAM), 7 points(2-2-3)– 前戦タンパSXでの悔しい敗戦から今季初優勝(250SXキャリア4勝目)! 最終レースのフープスでの転倒でレース勝利は逃すもののそれまでの最大約10秒リードもあり、大きく順位を落とすことなく総合優勝にこぎつけました。タンパSX前から膝を負傷していることやライディングに制限あることが明らかになりますが、ダメージを感じさせないスピードは打倒ローレンス最右翼。しかし、課題の転倒癖は今大会も露呈…。今後も安定したリザルトを維持できるかがイーストシリーズのタイトル争いの行方を左右することになりそうです。レース2でのローレンスとの接触は故意ではなくミスによるもので謝罪済みとのこと。
2. Jordon Smith (YAM), 10(4-1-5)– スターレーシングヤマハ移籍で本来のスピードを取り戻したベテランが今季2度目の表彰台へ。トリプルクラウン中の勝利とはいえレース勝利は、2018年デイトナSX以来。今大会でもミスや転倒が何度も目についたのは不安材料…。過去数年続いていた負傷欠場という悪い流れを断ち切ったかのような満足感がコメントからにじみ出ています。
3. Hunter Lawrence (HON), 10(1-3-6)– 全戦全勝も期待されていたローレンスですがレース2でスラッシャーと接触転倒、レース3ではスタート1コーナーで転倒で総合優勝を逃す。スラッシャーとの接触はクロスジャンピングにも見えましたがスラッシャーがミスで失速したことが原因の不運と見るべきでローレンス自身もスラッシャーからの謝罪を受け入れています。結果的には転倒もあり荒れた一戦となりましたが、安定したライディングとスピードは今大会でも変わらず。悔しい内容も荒れたレース内容を無事に表彰台登壇できたことに安堵の表情がありました。スタート1コーナー転倒時にクラッチホルダー部付近を破損しクラッチなしの状況で最後尾から6位まで追い上げる激走。
4. Tom Vialle (KTM), 16(5-9-2)- GP2冠王者が今季ベストリザルト記録。持ち前の好スタートからのレース展開で順調にSXキャリアを積み重ね好結果につなげています。AMAに活躍の場を移して初年度最初のトリプルクラウンレースにスタート直後からのハイペースが課題と語り、多くのMXGPライダーのAMAチャレンジ時の課題と同内容をコメントしています。自身のスーパークロスの習熟度や調子は順調に上向きだそうで、AMAスーパークロスで最もアウトドア要素が強い次戦デイトナSXでの活躍に大注目です!
5. Max Anstie (HON), 16(3-4-9)– 滑りやすい路面もあり、マシンセッティング含めてプラクティス時から苦戦していたとコメント。レース3でのローレンスとのスタート直後転倒がなければ表彰台登壇の可能性もあった一戦に久々の250マシンでのレースで収穫はありと語りました。
6. Jeremy Martin (YAM), 19(6-12-1)– AMAモトクロス250MX2冠王者のベテランがスミス同様に2018年以来のレース勝利。転倒者多発の荒れた最終レースでチェッカー時には自身の優勝に気付いていなかったとのこと。シーズンオフの負傷で調整不足も囁かれていましたが、現在は走り込みは順調と語り次戦は好相性のデイトナSXということで良い流れ掴むことが出来るか?
7. Michael Mosiman (GAS), 20(7-6-7)– 250SX優勝経験もあるGASGASファクトリーライダーながら苦戦が続いている今季を象徴うするかのような一戦に。開幕戦と第2戦からマシン仕様を変更し挑んだトリプルクラウン大会でしたが、スタートミス2回、2位走行時の転倒もあり、全く噛み合わず。レース3での2位走行をポジティブに捉えて巻き返しを図るとのコメント。タイトル候補の一人でしたが… 絶望的な状況。
8. Haiden Deegan (YAM), 24(15-5-4)– プロ3戦目で迎えたトリプルクラウン大会。自滅したレース1から見事に調子を取り戻して今大会でも上位で存在感を示す活躍。バトル内でも物怖じしない戦いぶりはやはり並のルーキーではありません!
9. Chris Blose (KAW), 24(8-8-8)– プロサ代役&現役復帰ベテランライダーが今季ベストリザルト。荒れた大会でしたが安定したリザルトはお見事。自身の目標としてはトップ5入りを掲げています。
10. Chance Hymas (HON), 32(9-7-16)– ホンダファクトリー期待のルーキー。レース3での転倒が悔やまれますが総合結果や負傷なくシリーズを進めていけてることには満足とコメント。同期ルーキーのディーガンとどうしても比較されてしまいますが、フープススピードやライディングそのものは高く評価されており、今後の一発に期待。
11. Jace Owen (HON), 33(12-11-10)
12. Henry Miller (HON), 37(11-14-12)
13. Talon Hawkins (HUS), 39(13-15-11)
14. Cullin Park (HON), 40(10-10-20)
15. Jeremy Hand (HON), 47(16-16-15)
16. Marshal Weltin (SUZ), 48(17-17-14)
17. Coty Schock (HON), 50(20-13-17)
18. Brock Papi (KAW), 51(19-19-13)
19. A J Catanzaro (HON), 58(18-21-19)
20. Luke Neese (HON), 58(14-22-22)
21. Michael Hicks (HON), 59(21-20-18)
22. Hardy Munoz (HUS), 61(22-18-21)
【250SXイースト ポイントランキング 3/10】
1. Hunter Lawrence (HON), 73 points(2勝)– 11点差へとリードを拡大
2. Max Anstie (HON), 62
3. Nate Thrasher (YAM), 57(1勝)– 3位浮上。ポイントリーダーまで16点差ビハインド
4. Haiden Deegan (YAM), 53
5. Jeremy Martin (YAM), 53
6. Jordon Smith (YAM), 52
7. Tom Vialle (KTM), 52
8. Michael Mosiman (GAS), 49
9. Chance Hymas (HON), 43 – ランキング4位から10点差の僅差
10. Chris Blose (KAW), 37
11. Jace Owen (HON), 35
12. Henry Miller (HON), 30
13. Coty Schock (HON), 29
14. Talon Hawkins (HUS), 26
15. Cullin Park (HON), 23
16. Hardy Munoz (HUS), 21
17. Brock Papi (KAW), 16
18. Jeremy Hand (HON), 13
19. Luke Neese (HON), 13
20. Caden Braswell (HON), 11
450SX決勝ハイライトビデオ|2023 AMAスーパークロス 第7戦 アーリントン
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