450SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2023 AMAスーパークロス 第7戦 アーリントン
【追加:リザルト雑感】
2023 AMAスーパークロス 第7戦 アーリントン。全17戦で争われる世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズが、AMAスーパークロス。最高峰プレミアクラスとなる450SXクラスの決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感&最新ポイントランキングをシェア。
今季2度目となる「12分 + 1周(450SXクラス)」、決勝3レース制「トリプルクラウン」大会として開催される注目の一戦。エンジョイ!
【450SX 決勝リザルト】
1. Cooper Webb (KTM), 8 points(5-2-1)– アーリントンSX最多勝ライダーが今季2勝目達成! 熾烈なバトル、荒れたコース、心身共に厳しい時間帯での勝負強さとウェブの持ち味がすべて発揮されての総合優勝。レース3でのライバルたちのミスや転倒という幸運もありましたが、首位浮上後はセクストンを寄せ付けない力走はウェブの勝利への貪欲な姿勢が顕著に表れた展開でした。全3レースで決して最速ライダーではないもののレース終盤での存在感はラウンド毎に増す一方です。レース1後に行ったセッティング変更が功を奏した結果とのこと。現時点ではタトル争いよりもレース毎に勝利にこだわっていくと語りました。
2. Chase Sexton (HON), 8(3-3-2)– 今大会も自らのミスにより勝利が遠ざかったセクストン。レース3での周遅れとの一件に苛立ちを見せるも周遅れライダーもラインを譲っており、タイミングと位置関係が悪かったと思うしかない仕方ない瞬間だったと見るべきでしょう… 不運(当該周遅れライダーとは健闘を称え合う対応)。しかし、自らも語るようにスピードや好調さは今大会も維持しており、すべてが噛み合えさえすれば連戦連勝も視野に入るライディング。ミスや転倒シーンが話題に上がりますが、今季7戦中、表彰台登壇6回の安定した好リザルト!
3. Eli Tomac (YAM), 11(1-4-6)– 今季AMAスーパークロス以後の契約延長が大きな話題に! ロクスンの追撃を退けたレース1の勝利後は細かいミスも目立ち、精彩を欠くライディング。ポイントリーダーの座はキープするも転倒の状況や思うようにペースアップできない様子は、昨年のポイントリーダー時と異なる不安要素。転倒によるダメージはなかったもののリズムを失い、ドラゴンズバックのイン側ラインのスピードに気付くのに遅れ、ロクスンとプレシンジャーの先行を許したとのこと。タラレバですが、レース3勝利で総合優勝を確定出来ただけに一瞬のミスの代償は大きかった。次戦は好相性デイトナSXということで
4. Jason Anderson (KAW), 12(8-1-3)– アナハイム2以降のリアショック変更後に本来のスピードを取り戻してきましたが、今大会もタイムドプラクティス最速ラップ記録&レース2勝利。しかし、ミスや転倒で表彰台は逃す悔しい結果に。今季課題の不安定さが露呈するも勝てるスピードがあることは証明しており、着実に今季初勝利が近づいています。タイトル争い面では、黄信号…。連勝&連続表彰台の好結果を残せるか?
5. Ken Roczen (SUZ), 12(2-6-4)- タイムドプラクティス2番手、レース1で2位と好調時のライディングを取り戻したかのような活躍の一方でセカンドグループに埋もれたレース2、3でトップ3に離されるレース内容は課題。サスペンションセッティングを試行錯誤していますが、コースが荒れてくると精彩を欠くことと関連しているのかもしれません。
6. Aaron Plessinger (KTM), 16(6-5-5)– チームメイトのウェブと同様にレース1では不調も以後のレースは復調。コンスタントにトップ5争いを繰り広げる好調を維持。スタートさえ決まればさらなる上位も狙えるはず。
7. Justin Barcia (GAS), 18(4-7-7)– ミスや転倒の影響でこの順位も今季課題のスタートも克服し、上位で存在感を示す。今季好調のスピードそのものは上々で安定したスタートから落ち着いたレース運びが表彰台争いに必要でしょう。マシンやライディングに満足も結果にこだわり、さらに上位を目指さなければいけないと語ります。
8. Christian Craig (HUS), 23(7-8-8)– 3戦連続トップ10フィニッシュ。リザルトは好調もスタート改善が急務と語る、昨年の250SXウエスト王者。持ち味のフープススピードとスタートが決まればまだまだ上位を狙えるはず。
9. Justin Cooper (YAM), 29(11-9-9)- ヒューストンSXでの今季初&450SX初レース以降、4戦連続トップ10入り。チームメイトのフェランディス復帰後は再びスポットでのレース参戦スケジュールとなる予定。
10. Justin Hill (KTM), 31(10-11-10)– 地元オレゴンでの保安官から今季本格レース復帰の2017 250SXウエスト王者&元JGRスズキライダーがトップ10入り。
11. Dean Wilson (HON), 34(13-10-11)
12. Benny Bloss (YAM), 39(14-13-12)
13. Josh Hill (KTM), 40(12-14-14)
14. Colt Nichols (HON), 40(9-16-15)
15. Shane McElrath (SUZ), 41(16-12-13)
16. Kyle Chisholm (SUZ), 51(17-15-19)
17. Grant Harlan (YAM), 52(19-17-16)
18. Kevin Moranz (KTM), 56(18-21-17)
19. Joshua Cartwright (KAW), 56(20-18-18)
20. Joey Savatgy (KAW), 59(15-22-22)
21. Justin Starling (GAS), 61(22-19-20)
22. Logan Karnow (KAW), 62(21-20-21)
【450SX ポイントランキング 7 of 17】
1. Eli Tomac (YAM), 160 points(4勝)– ウェブが2点差に迫る…。
2. Cooper Webb (KTM), 158(2勝)– トマックをロックオン成功!
3. Chase Sexton (HON), 155(1勝)– ランキング首位から僅か5点差。
4. Jason Anderson (KAW), 130 – 30点差へ… 厳しい…。
5. Ken Roczen (SUZ), 122
6. Aaron Plessinger (KTM), 121
7. Justin Barcia (GAS), 113
8. Christian Craig (HUS), 90
9. Joey Savatgy (KAW), 85
10. Colt Nichols (YAM), 84
11. Adam Cianciarulo (KAW), 75
12. Dean Wilson (HON), 70
13. Justin Hill (KTM), 62
14. Justin Cooper (HON), 59
15. Dylan Ferrandis (YAM), 56
16. Shane McElrath (SUZ), 43
17. Josh Hill (KTM), 34
18. Benny Bloss (YAM), 30
19. Kyle Chisholm (SUZ), 28
20. Kevin Moranz (KTM), 26
250SX決勝ハイライトビデオ|2023 AMAスーパークロス 第7戦 アーリントン
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