レースビデオ&リザルト|2021 AMAモトクロス 第8戦 ユナディラ

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2021 AMAモトクロス 第8戦 ユナディラ「450MXクラス」、「250MXクラス」レースビデオ&リザルトをシェア。

 

3週間のインターバルを経てシリーズ再開。会場はアメリカMXシーンを語る上で外せない、AMAモトクロス前身のInter-AMA, Trans-AMA時代も含めてレース開催50年以上の歴史をほこるニューヨーク州ニューベルリンのユナディラ。

 

 

自然の地形を活かしたヨーロッパ的コースレイアウトが最大の特徴。石混じりの路面は時にトラブルを引き起こす要因となることも。1987年にアメリカでモトクロス・オブ・ネイションズが初めて行われたコースでもあります。

 

ユナディラがプロデビューの地でもある日本期待の下田丈選手は、タイムドプラクティス4番手から決勝進出。エンジョイ!

 

 


 

 

    【450MX リザルト】
1.  Ken Roczen 1 – 1 Honda
2.  Dylan Ferrandis 2 – 3 Yamaha
3.  Marvin Musquin 4 – 4 KTM
4.  Eli Tomac 3 – 7 Kawasaki
5.  Chase Sexton 11 – 2 Honda
6.  Cooper Webb 5 – 5 KTM
7.  Christian Craig 7 – 6 Yamaha
8.  Max Anstie 8 – 9 Suzuki
9.  Justin Bogle 9 – 12 KTM
10.  Coty Schock 12 – 10 Honda

 

ピンピン完全優勝で今季2度目の総合優勝を果たしたのは、ケン・ロクスン。タイムドプラクティス最速ラップ記録し、ユナディラでの好調を予感させていたドイツ人ライダー。モト1はオープニングラップからプレシンジャーの猛追を受けるもプレシンジャー自滅後は独走勝利。モト2ではチームメイトのセクストンを序盤で攻略後は確実にリードを築き上げての勝利。いずれのレースもワダチが多く、ライン取りが難しいコースでのスピードに乗ったスムースライディングは一人別次元の快走劇となりました。ロクスンは両レースでベストラップ記録、今回の勝利でAMAモトクロス通算20勝を記録! 総合2位は、ポイントリーダーのフェランディス。両レース共に好スタートを珍しく揃えるも思うようにペースを掴めなかったようで、今回はロクスンに完敗を認めるコメントもありました。開幕からここまで毎戦表彰台フィニッシュを継続中。ルーキーながら450初タイトル獲得に向けて盤石の布陣。総合3位には、自身のAMA初総合優勝を果たしたユナディラで今季初表彰台獲得となったムスキャン。マシン損傷を疑いペースダウンしたり、荒れたコースで無理できない状況ながらも久々の好リザルトに満足しているとのコメント。ロクスンはドイツ人、フェランディス&ムスキャンはフランス人とヨーロピアンスタイルコースでヨーロッパ勢が表彰台を独占した一戦となりました。

 

 

   【450MX ポイントランキング 8 of 12】
1.  Dylan Ferrandis 345
2.  Ken Roczen 306
3.  Eli Tomac 283
4.  Chase Sexton 270
5.  Justin Barcia 239
6.  Aaron Plessinger 217
7.  Marvin Musquin 213
8.  Christian Craig 211
9.  Cooper Webb 209
10.  Joey Savatgy 160

 

ロクスン快勝で47点から、39点差へと縮まったポイントリーダーのフェランディスへのビハインド。ルーキーであるフェランディスの勝負強さと安定感は突出しており、残り4戦での逆転タイトルを狙うには今回のようなスピード差を武器にしたレースを「毎戦」続けていく、負けられない状況。地元ニューヨーク州出身バーシアは負傷欠場でランクダウン。

 

 

 【250MX リザルト】
1.  Jett Lawrence 2 – 1 Honda
2.  Justin Cooper 1 – 4 Yamaha
3.  Jeremy Martin 3 – 2 Yamaha
4.  R.J. Hampshire 4 – 3 Husqvarna
5.  Max Vohland 6 – 5 KTM
6.  Hunter Lawrence 5 – 11 Honda
7.  Jalek Swoll 8 – 9 Husqvarna
8.  Levi Kitchen 12 – 7 Yamaha
9.  Jarrett Frye 13 – 8 Yamaha
10.  Ty Masterpool 11 – 14 GasGas
16.  下田 丈 7 – 36 Kawasaki

 

総合優勝は開幕戦以来のジェット・ローレンスが獲得。スタートが決まらないレースが続いてきましたが、両レースで好スタートを揃えてレースを盛り上げての快勝。モト1ではタイトル争うクーパーに徐々に引き離される悔しい展開でしたが、コースが最も荒れるモト2はミスがありながらも深く長いワダチで得意のスムースなライディングが大きな武器となりクーパーを攻略し勝利。オーストラリア人ですが、ヨーロッパ育ちのバックボーンを持つローレンスはクリエイティブなライン取りやアウトラインでスピードをキープしたライディングがバトル時の大きな武器となっていました。総合2位は、地元ニューヨーク州出身ジャスティン・クーパー。モト1は勝利するもモト2では思うようにペースが上がらずに首位から4番手まで順位を落とす失速。荒れたコースに対応するためにモト2に向けてセッティング変更するべきだったと悔しさをにじませるコメント。総合3位には、ジェレミー・マーティン。両レースで首位バトルに絡みながらも決め手に欠いた印象。腕上がりに悩まされたコメントもありましたが、手の怪我を抱えながらの参戦が続くマーティンとしては上出来と見ることも出来るでしょう。

 

活躍が期待された下田選手、両レースでスタート出遅れ追い上げの展開。ライブ中継内でもその追い上げレースは大きくフィーチャーされていましたが、コース内側のコースマーカーに手を直撃の不運。モト2はリタイアとなりました。スタート出遅れてもシングルフィニッシュは問題ないスピードを確実なものとしているだけに、スタートの精度を高めることが急務となるでしょう。

 

 

   【250MX ポイントランキング 8 of 12】
1.  Justin Cooper 324
2.  Jett Lawrence 320
3.  Hunter Lawrence 263
4.  Jeremy Martin 262
5.  R.J. Hampshire 243
6.  下田 丈 192
7.  Jalek Swoll 173
8.  Colt Nichols 172
9.  Michael Mosiman 154
10.  Austin Forkner 152

 

ポイントリーダーのクーパーとそれを追うローレンスの差は、4点に! 下田選手はニコルスの欠場もあり、ランキング変動なし。前後のライダーとは大差という状況で終盤戦へ。

 

レースビデオ&リザルト|2021 AMAモトクロス 第7戦 ワシューガル

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