AMAスーパークロス事件簿｜オースティン・フォークナー「鎖骨骨折」大クラッシュ

by SetagayaRacing · Published 2018-04-18 · Updated 2018-04-18

2018 AMAスーパークロス第14戦ミネアポリス。250SXイーストシリーズの第7戦（全9戦）として行われ、今季新採用レースフォーマットの決勝3レース制「トリプルクラウン」大会として注目を集めた一戦。

ホールショットから序盤に築いたリードを保ち、安定したレース運びで勝利と順調なスタートとなった「トリプルクラウン」メインレース1。しかし、メインレース2のスタート直後の転倒からフォークナーの好調は急変… まるで別人になったかのように、転倒を繰り返し10位。

迎えたメインレース3、自らの「トリプルクラウン」大会に幕を閉じるミスを犯してしまうのでした…

@ s p e e d

スタート出遅れたメインレース3。ハイペースで3番手まで順位を上げるもフープスで大前転。自力で立ち上がるもこのままリタイアとなり、総合順位は10位でミネアポリスSXを終えました。

フープスでバランス崩し、右手がハンドルバーから離れたフォークナーは為す術なく、フープスに左肩から叩きつけられてしまいます。この転倒でフォークナーは鎖骨骨折…

250SXイーストシリーズ、ランキング首位の王者オズボーンから7点差ビハインドのランキング2位で挑んだ今大会でしたが、ミネアポリスSX終了時にはランキングを4位まで落とし、残り2戦で17点差のビハインドに。

タイトル争いのプレッシャーか？メインレース2での転倒で精神的焦りが生じ、集中力が乱れていたのは、信じられないようなミスを連発していたライディングから手に取るように分かるほどでしたが、最後のミスの代償は大きすぎました。

若さを露呈した、スーパークロス参戦2年目のフォークナー。怪我の詳しい状況は精密検査後に再度アナウンスあるそうですが、逆転タイトルは状況的に絶望的と見るべきでしょう。さらに、肩のダメージ次第では約1ヶ月後に開幕するAMAモトクロスにも影響を及ぼすような緊急事態となる可能性も…

今季はAMAモトクロス250MXクラスのタイトル候補の一人として活躍が期待されるフォークナー。一日も早い回復を祈るばかりです。