レースビデオ&リザルト|2020 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第5戦 ケグムスGP(ラトビア)

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2020 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第5戦 ケグムスGP(ラトビア)のMXGPクラス、MX2クラス決勝レースハイライトビデオ&リザルトをシェア。

 

新型コロナウィルス感染拡大の影響によりシリーズ中断により、約5ヶ月振りとなるMXGPシリーズが第3戦 ラトビアGPから再開。第5戦 ケグムスGPはラトビア3連戦、最後のラウンドとなります。

 

 

再開されたMXGP、ラトビアのケグムスで同一会場「1週間、3連戦」という、いきなり過去に例を見ない異例のレースカレンダー。コロナ禍での再開後MXGPシリーズは予選日なし、決勝日「1日のみ」のタイムドプラクティス、決勝2レース制で開催。シリーズ再開以降、波乱&ドラマという予想外の展開が今ラウンドも繰り広げられました。第3・4戦からコース後半部のレイアウトとジャンプ形状の変更が施されています。エンジョイ!

 

 


 

 

【MXGP 総合結果】
1. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 4-1.
2. Arminas Jasikonis (LTU, HUS), 2-3.
3. Jorge Prado (ESP, KTM), 3-4.
4. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 9-2.
5. Romain Febvre (FRA, KAW), 5-5.
6. Glenn Coldenhoff (NED, GAS), 7-6.
7. Gautier Paulin (FRA, YAM), 6-8.
8. Tim Gajser (SLO, HON), 1-26.
9. Jeremy Van Horebeek (BEL, HON), 10-10.
10. Mitchell Evans (AUS, HON), 12-9.

 

シリーズ再開後、サンドコースでのラトビア3連戦でようやくハーリングスがレース勝利&総合優勝(今季3勝目)。腕上がりと転倒があったレース1。レース2では序盤に首位浮上後もガイザーの追撃を受けながらの厳しい戦いもガイザー離脱もあり、ラトビア3連戦初勝利。サンドコースといえばハーリングス!という印象ですが「ハードサンド」と称されるコースは固く締まったギャップが深く刻まれてハーリングスといえどリズムを掴むのに苦労し、無理せずにコンスタントに戦ったとのコメント。総合2位はラトビア3連戦で大ブレイク、好調維持するヤシコニスがキャリア2度目の表彰台登壇。マシンの仕上がり・マッチングも上々とのことで次戦以降の活躍を約束。総合3位には大型ルーキー、プラドが5戦目にしてMXGP初表彰台獲得。開幕前から数えると大腿骨、鎖骨等の複数の負傷を抱えながら厳しいルーキーイヤーですが、得意のスタートを生かしたレーススタイルと復調傾向のフィジカルが初表彰台を呼び込んだ形。体調万全なプラドの活躍が待ちきれません。

 

ガイザーのリタイアは電気系統とのレポート。転倒との因果関係は不明ですが、ホンダのニューマシンでオランダGP予選レースも含めると2度目の電気系統トラブルでのリタイアです。

 

 

【2020 MXGP ポイントランキング】
1. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 213 points
2. Tim Gajser (SLO, HON), 167
3. Arminas Jasikonis (LTU, HUS), 163
4. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 163
5. Glenn Coldenhoff (NED, GAS), 146
6. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 134
7. Clement Desalle (BEL, KAW), 131
8. Gautier Paulin (FRA, YAM), 129
9. Jorge Prado (ESP, KTM), 120
10. Romain Febvre (FRA, KAW), 104

 

ラトビア3連戦前は19点差だったハーリングスとガイザーの差は、ガイザーの2度のリタイアもあり、46点差と拡大。50点差のランキング3位はヤシコニスとカイローリが同点で並んでいます。

 

 

【MX2 総合結果】
1. Jago Geerts (BEL, YAM), 2-1.
2. Tom Vialle (FRA, KTM), 1-2.
3. Roan Van De Moosdijk (NED, KAW), 4-3.
4. Ben Watson (GBR, YAM), 3-5.
5. Maxime Renaux (FRA, YAM), 6-4.
6. Conrad Mewse (GBR, KTM), 5-7.
7. Jed Beaton (AUS, HUS), 11-6.
8. Ruben Fernandez (ESP, YAM), 10-8.
9. Alvin Östlund (SWE, HON), 8-10.
10. Mathys Boisrame (FRA, KAW), 15-9.

 

ランキング1,2のヘールツとビアルが勝利を分け合い、総合優勝はヘールツ。レース1ラストラップでの周遅れとの接触がなければ…ヘールツの完全優勝の可能性も。持ち味のスタートを生かして安定したライディングのビアルが総合2位。総合3位はラトビア3連戦で3連続表彰台登壇のルーキー、ムースダイク。昨年のヨーロッパ選手権王者の才能が開花中。

 

タイトル候補として名が上がっていたオルセンは朝のプラクティスでリタイア。負傷を抱えながらのレースが続いていましたがタイトル争いからは脱落でしょう…。

 

 

【2020 MX2 ポイントランキング】
1. Tom Vialle (FRA, KTM), 217 points
2. Jago Geerts (BEL, YAM), 209
3. Roan Van De Moosdijk (NED, KAW), 153
4. Maxime Renaux (FRA, YAM), 149
5. Jed Beaton (AUS, HUS), 148
6. Mathys Boisrame (FRA, KAW), 128
7. Ben Watson (GBR, YAM), 127
8. Mikkel Haarup (DEN, KAW), 101
9. Conrad Mewse (GBR, KTM), 95
10. Ruben Fernandez (ESP, YAM), 92

 

ビアルとヘールツが後続を大きく引き離してのタイトル争い一騎打ち。ルーキー、ムースダイクの3位が光ります。

 

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