450SX決勝ハイライトビデオ＆リザルト雑感｜2023 AMAスーパークロス第4戦アナハイム2

by SetagayaRacing · Published 2023-01-29 · Updated 2023-01-30

【追加：リザルト雑感】

2023 AMAスーパークロス第4戦アナハイム2。世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズ、AMAスーパークロス。最高峰プレミアクラスとなる450SXクラスの決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感＆最新ポイントランキングをシェア。

AMAスーパークロス事件簿｜因縁再び「バーシア VS. アンダーソン」2023 サンディエゴSX

開幕戦に続いて今季2度目のアナハイムでのスーパークロスは、今季初となる「12分＋ 1周（450SXクラス）」決勝3レース制「トリプルクラウン」大会として開催される注目の一戦。エンジョイ！

【450SX 決勝リザルト】
1. Chase Sexton (HON), 7 points（1-5-1） – 今季初優勝は450SXキャリア2勝目にして、450SXクラス＆250SXクラスで初トリプルクラウン制覇達成のおまけつき。レース2では単独転倒もありましたが、好スタートからレースを優位に進めての勝利は他のライバルを圧倒。タイムドプラクティス最速ラップ記録の好調ぶりをレースでも発揮。転倒もあり苦戦した前戦からの快勝で最高の気分だとコメント。ここからセクストンの本領発揮となるか？今大会ホンダファクトリーは人気のファンバイクCRF50FとCRF110Fで採用（USのみ）された白い外装と同グラフィックを採用したマシンで出場！

2. Jason Anderson (KAW), 9（5-1-3）– 前戦でのバーシアとの確執がライブ中継内でもフィーチャーされていましたが、昨年ランキング2位アンダーソンがようやく本来の実力を発揮。ウェブを撃沈させるアグレッシブなレーススタイルは健在。ここからタイトル争いに絡んでいくことが期待されます。前戦のフロントからの転倒の影響で滑りやすい路面で神経質になっていたことをコメント。

3. Ken Roczen (SUZ), 9（2-3-4）– まだまだ注目集める黄色いロクスン。開幕戦からひとつずつ順位を上げて今季初表彰台登壇！ミスもありましたが、全レースで終始バトルの中で実力を発揮。勝利を手にするには、足りないピースを補う必要を感じさせるのは否めませんが、マシンの習熟度やテストも順調とのこと。スズキで表彰台の頂点に立つロクスンの姿が見たい。

4. Cooper Webb (KTM), 13（7-4-2）– レース1、レース2でスタート失敗。追い上げ展開の中でアンダーソンに転倒させられる場面で手にダメージを負ったとのことですが、レース3ではアンダーソンを逆転する快走で今大会でもウェブ本来の勝負強さをアピール。

5. Dylan Ferrandis (YAM), 15（4-6-5）– 課題のスタート克服の兆しが見られた全3レース。しかし、持ち前のアグレッシブなライディングが噛み合わずに終始バトルの中での展開となりました。トリプルクラウン大会としては自己ベストの結果となり次戦に向けてポジティブなコメントを残しています。

6. Eli Tomac (YAM), 18（3-2-13）– トリプルクラウン最多勝ライダーとして活躍が期待され、総合優勝が十分狙える展開でしたが…。レース3での大クラッシュからの完走は不幸中の幸い。~~身体のダメージが心配されます。~~ 心配された身体のダメージですが、無傷！ハンドル周りや車体へのダメージもあり再スタート後はペースアップできなかったとのこと。トリプルクラウン最終レースでの失速だったこともあり、ポイントのダメージを最小限に抑えられたと前向きなコメントもありました。今季シリーズ序盤のポイントリーダー争い最大のライバル、ウェブとのバトル中のクラッシュはトマックの焦りが招いたものなのか？今後のタイトル争いの行方に大注目です！

7. Aaron Plessinger (KTM), 22（8-7-7）– 好スタートから首位争いに絡んでいこうとするシーンもありましたが、転倒自滅。噛み合わないレースが続きます。表彰台圏内での活躍が期待されるだけに厳しい評価も散見されます。

8. Justin Barcia (GAS), 25（11-8-6）– 前戦での今季初表彰台もプラクティス時の転倒により尾てい骨を痛めて苦しい一戦に。スタートも決まらずに存在感を示せず。

9. Adam Cianciarulo (KAW), 25（6-11-8）– 今大会でも好スタートを披露し、序盤は存在感示す。しかし、上位のバトルにはついていけずに後退する展開が続きます。とはいえ、着実な進歩に手応えを感じており、次戦への豊富を語っています。レースファンとしてはバトル中に力なくポジションダウンしていく姿は痛々しい…。

10. Joey Savatgy (KAW), 28（10-9-9）– プライベーターながら3戦連続トップ10と大健闘。レース中継内でフィーチャーされるシーンは少ないのですが、中団の厳しいバトル内で確実にトップ10フィニッシュ続けるタフネスさは特筆すべき点。

11. Christian Craig (HUS), 29（9-10-10）
12. Colt Nichols (HON), 37（12-14-11）
13. Dean Wilson (HON), 37（13-12-12）
14. Justin Hill (KTM), 44（14-13-17）
15. Fredrik Noren (KAW), 49（15-20-14）
16. Shane McElrath (SUZ), 50（16-16-18）
17. Kyle Chisholm (SUZ), 54（21-18-15）
18. Benny Bloss (YAM), 54（17-15-22）
19. Justin Starling (GAS), 55（20-19-16）
20. Cade Clason (KAW), 56（19-17-20）
21. Joshua Cartwright (KAW), 58（18-21-19）
22. Kevin Moranz (KTM), 65（22-22-21）

【450SX ポイントランキング】
1. Eli Tomac (YAM), 69 points – ポイントリーダーの座を死守
2. Chase Sexton (HON), 65 – 2点差に迫る！
3. Cooper Webb (KTM), 65 – 2点差に迫る！
4. Ken Roczen (SUZ), 58
5. Jason Anderson (KAW), 55
6. Dylan Ferrandis (YAM), 54
7. Justin Barcia (GAS), 48
8. Aaron Plessinger (KTM), 45
9. Adam Cianciarulo (KAW), 43
10. Colt Nichols (HON), 39
11. Joey Savatgy (KAW), 39
12. Christian Craig (HUS), 34
13. Dean Wilson (HON), 28
14. Justin Hill (KTM), 27
15. Malcolm Stewart (HUS), 15
16. Fredrik Noren (KAW), 14
17. Shane McElrath (SUZ), 14
18. Kyle Chisholm (SUZ), 12
19. Marvin Musquin (KTM), 11
20. Justin Starling (GAS), 11