モトゴシップ｜国別対抗戦「モトクロス・オブ・ネイションズ」アメリカ代表チーム不参加
2021 国別対抗戦「モトクロス・オブ・ネイションズ」アメリカ代表チームの「不参加」が、正式に発表されました。今季AMAモトクロスシリーズのレースカレンダー発表時から、ネイションズへのアメリカ代表チーム派遣について前向きに検討していく姿勢を打ち出しており、世界のモトクロスファンから大きな期待が集まっていただけに残念な発表となりました。
新型コロナウイルス感染症の影響で大会中止となった昨年度大会。今年度大会は昨年同様にコロナ禍ではありますが、イタリアのマントバで、9月下旬に開催が決定しています。
しかし、これまでのネイションズ関連モトゴシップで何度もお伝えしてきたように、FIMモトクロス世界選手権 MXGPシリーズ期間中のネイションズ開催ということもあり、多くのトップライダーが早くから不参加を表明。強豪国も参戦見送りやメンバー選出が遅れています。
アメリカ代表チームに関しては、当初にホンダ勢やヨーロッパに本拠地を持つKTMグループ（KTM、ハスクバーナ、GASGAS）のメーカーからライダーを選出し、チームが構成される情報もありましたが、変異株の流行も報道される状況下でまずはホンダがライダー派遣取りやめるのでは？ KTMグループメーカーのみのライダーとなる？ 等の噂や物流面での水面下の交渉も続き、今回の不参加という判断に至った模様。
リリース抄訳すると、コロナ禍でのイタリア遠征について渡航制限やマシンやパーツ類を輸送する際の物流面の課題が挙げられています。刻々と変化する複数の不確定要素があり、不参加という決断に至ったとのこと。
ネイションズ最多優勝国にして、ネイションズの「主役」でもあるアメリカ代表チーム不参加は大きな打撃。大会の盛り上がりにも大きな影を落とすことになるのは間違いないでしょう。ヨーロッパでの今後の感染状況次第では、そもそもの大会開催に関して不安も拭えない感はありますが、ディフェンディングチャンピオンのオランダ代表チームは参戦を表明しています。
ネイションズ関連モトゴシップとしては、2022年大会のアメリカでの開催が検討されている噂もあり〼
モトゴシップ｜2021 モトクロス・オブ・ネイションズ「ベルギー代表」リアム・エバーツ選出
モトゴシップ｜2021 モトクロス・オブ・ネイションズ「フランス代表」発表
