AMAモトクロスドキュメンタリー｜レッドブル発『MX Nation』シーズン5 Ep.5
レッドブル発のAMAモトクロスシリーズを題材とした大本命傑作ドキュメンタリー『MX Nation』が、2019年シーズンも帰ってきた。
制作は過去「The Great Outdoors」,「The Moto: Inside the Outdoors」,「Supercross: Behind the Dream」というAMAモトクロス、AMAスーパークロスを題材にしたモトクロス史に残るドキュメンタリー映像作品を送り出してきたスタッフが手掛けます。ニューモトでも何度もシェアしてきた作品ばかり。
業界からの信頼も厚いスタッフによる作品なので、迫力のレースシーンだけでなく、レース業界裏側の「モトゴシップ」的な要素まで鋭く切り込む内容は「傑作」の名にふさわしい納得のクオリティ。エンジョイ！
経済問題、環境問題、子供のスポーツ離れ等に端を発した、業界縮小という重い話題からスタートする今エピソード。日本でも長年、バイク業界縮小が騒がれていますが、世界最大のマーケットであるアメリカでも同様の問題が関係者を悩ませているとは…。
かつての国別対抗世界選手権「モトクロス・オブ・ネイションズ」最強国復権を目指す、アメリカMXのシーンの課題だけでなく、AMAモトクロスシリーズのタイトル争いやその主役のひとりであるマービン・ムスキャンをフィーチャーされています。
3年連続タイトル獲得した、イーライ・トマックにあと少しで手が届かないムスキャン。フランスからAMA王者の夢を見て渡米してきたストーリーも紹介されます。奇しくも先日、ヒザの負傷で2020 AMAスーパークロス欠場が発表されたばかりのタイミング。
最後は、オフロードバイクライディングの魅力や世界最高峰シリーズとそこで戦うアスリートたちの素晴らしさに触れ、バイク業界の未来である、電動バイクも紹介。
「強いアメリカ」は、アメリカ国内のみならず、世界各国が望むことであり、レーシ業界活性化にも直結するレベルで大切なことのはず。MXGPシリーズは、アジアやアフリカ進出も積極的に行いシーンの拡大を図る姿勢を継続。近年ではオーストラリア勢も再び勢いを増していますが、やはり「アメリカ VS. ヨーロッパ」との対決構図が世界のレースシーンを盛り上げるには一番の近道。2020年シーズンもUSモトクロスシーンから目が離せません！
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