Gモト|「THE RIDER」特別編:池谷優太

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The Newsmotoを見返してみれば、今シーズン1回も現役フル参戦ライダーの記事が書けていなかったGモトなんですが、今回は2024年シーズン初のTHE RIDERをお届けします。

特別編としてお届けする今回は、2005年16歳で2階級特進という離れ技でIAクラスに特別昇格を果たし、2011年には激戦区である、AMAスーパークロス 250SXウエストでメインレース進出を果たし、ランキング36位。2013年から2016年にはFMSCTタイスーパークロスにも参戦(最高ランキング2位)、今シーズンの全日本モトクロス選手権第3戦HSR九州大会ではヒート2で13年ぶりの3位表彰台。IAクラス参戦19年目の大ベテラン「スーパークロスジャンプといえば」の池谷優太選手に登場していただきます。

今回の取材は6月第4戦SUGO大会にてさせていただいたんですが、スーパークロスレイアウトが話題となっている第7戦まで温めに温めておこうという事になり、予定通り第7戦直前にお届けする運びとなりました(インタビュー終盤に最新コメントあり〼)。

 

今回、この記事をお届けしようとなったのは、セタレボーイズとして縁の深い池谷選手ならではの経緯。池谷選手が熊本で3位になり、帰りの熊本空港でゼネラルと会話している際に「モチベーションをキープして走り続けるってすごいよね!」という話になりました。

走り続けているからこそ、チャンスを掴める。掴んで結果を出す。19年間もトップカテゴリーに挑み続け国内外で活動し、35歳で国内トップクラスでの3位。

「モトクロスが大好き」という事は理解できるのですが、レース活動を続けるには? という疑問が脳裏をよぎりました。池谷選手を見続けてきたからこそのこの疑問。紐解いて皆さんと共有していきます。

 

ここまでのご紹介より池谷優太選手を「より深く」理解していていただくには「ココをクリック」してください。ゼネラルによる記事を読んでいただけます。

 

いかがですが?ヤバすぎるスキル満載ですね!全日本モトクロス選手権第7戦はスーパークロスレイアウト。この記事を読んで観戦をさらに楽しんでいただければ幸いです。

 

Gモト:はーい、じゃあインタビューはじめまーす。
池谷優太:はーい。

Gモト:IAクラスに昇格して19年。どうしてレースを続けているんですか?
池谷優太:やっぱり上を目指したいからです。

Gモト:その「上」とは?
池谷優太:現在はIA1クラスに参戦していますので、やっぱり表彰台。表彰台に登る事を目指して日々活動しています。

Gモト:第3戦HSR九州大会では13年ぶりにIAクラスで3位表彰台に登られました。これまでも表彰台に数多く登られてきたと思いますが、今回の表彰台は今までとは違うお気持ちですか?
池谷優太:そうですね、年齢も35歳になりベテランという位置付け。若い時と違い仕事もしてますし、家族も居るのでモトクロスに費やせる時間も昔ほどではない。その環境の中で、IA1クラスで表彰台に登れたというのは自分の中では「すごい価値のある3位」だと思っています。

Gモト:では、ここから目指す「上」とは?
池谷優太:1回だけじゃなく、何回でも表彰台に上がれるように日々努力し続けていくのが「上」を目指していく事です。

 

Gモト:中島真緒さんと結婚し、娘さんが生まれ、家族4人で取り組むレース活動について
池谷優太:これまでは自分の事だけを考え、生活とモトクロスに取り組んできたので子供達と一緒に生活する中、モトクロスだけに時間を費やすのはなかなか難しいんですけど、それも自分の人生なので「家族と一緒にモトクロス」として参戦しているので、それは言い訳できないし、だから勝てないとかは考えていません。

Gモト:妻である真緒さんに
池谷優太:僕の人生全てに対しものすごく協力・サポートしてくれています! 育児をしながら私のモトクロス活動に関しても集中できる環境を作ってくれ、とてもとても感謝しています。

 

Gモト:ゼネラルが「前回の表彰台から13年間、そこを目指し持ち続けたモチベーションは何だろうね?」って。13年追い続けてきたんでしょ。

池谷優太:モチベーションかぁ・・・そうですね、13年間、自分自身の理想のライディングが出来ていないから、それを納得出来るまで追い求めてきたらこの歳になっていました。それがモチベーションだったのかもしれない。笑

Gモト:池谷優太的に微妙な順位?
池谷優太:そうですね。僕のビジョン的には本当にトップライダーで、全日本モトクロス12冠チャンピオン「成田亮選手」とバトルして勝つんだと思ってました。

Gモト:どうして勝てなかったんだろう?十分可能性はあったと思いますが。
池谷優太:チャンピオンはやはり甘くなかったし、自分の中で言い訳して自分に負けていたところもありました。そこが僕の甘い部分だったと今、思うんです。それでも良い状況の時もあったので、もっとイケるんじゃないかとか、歳を取ってもフィジカルが衰えているという感覚もない、だからそれを継続していこう、鍛え続けていけばもっと「上」を目指せるんだと言う気持ちが「この13年間」ずっとありました。第3戦HSR九州大会はたまたま良い結果が出ただけで、それを毎戦もっともっと突き詰めていけば本当にファクトリーライダーと戦えると考えています。

 

Gモト:この13年間で辞めたいと考えたことは?

池谷優太:辞めたい・・・辞めたい・・・本気では思ってないんですが、レースがうまくいかなかった時には辞めたいなって一瞬思うんですけど、辞めることはいつでもできるので、そこでどれだけ自分ががんばって努力して、悪い時にこそ上に行けるのかという「自分との戦い」でもあるので、本気でやめようと考えないです。やっぱりモトクロスが大好きなので、辞めるという選択はないです。

Gモト:現在は引退するつもりは?
池谷優太:引退するつもりはないですね。笑 表彰台上がってしまったんで。笑
中島真緒:優太くんモトクロスが大好きだよね。笑
Gモト:FOXもね。笑
中島真緒:モトクロスが!好きでしょ。
池谷優太:僕はモトクロスが大好き。笑笑 レースも好きだけど、モトクロスが好き。モトクロスレースっていうのが好きだなぁ〜。

Gモト:モトクロスレースが大好きな池谷選手からレースファンへメッセージをお願いします。
池谷優太:第7戦の事前テストで新しいレースレイアウトを走行しましたが、比較的ジャンプが多いトラックでしたが難易度が高いセクションはありませんでした。全日本モトクロスは様々なクラスがあるので、どのクラスでも走れるコース難易度でした。ですが、全日本コースの中ではジャンプメインなレイアウトなので、僕が行かなきゃ誰が行く?!って感じでグイグイ走ろうと思います! 今年はIA1クラス初表彰台も立てたけど、リタイヤなど取りこぼしの多いシーズンでした。残り2戦のレースにフォーカスして最後まで諦めない走りをします。35歳ベテランの池谷優太の応援よろしくお願いします!

 

35歳ベテランの池谷優太の情熱。皆さんはどう感じましたか? 好きな事への「想いと情熱」を持ち継続し続けた、だからこそ!チャンスを掴める。今回のコースレイアウトは「まさにチャンス」。本場AMAスーパークロス決勝進出経験誇る池谷選手の「ジャンプスキル」とここぞという時の輝きあるライディングは、見どころですよ!

今年最初の「THE RIDER」はいかがでしたか?まだまだ続くよ池谷家。次はMAO WALK SPECIAL。

MAO WALK – The Newsmoto

池谷優太 – The Newsmoto


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