たまモト|「全日本呟きネタ」2024 全日本モトクロス 第6戦 近畿大会編

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全日本第6戦の近畿大会名阪スポーツランド。心配されていたお天気はなんとか保ったものの9月とは思えない猛暑の下開催されました。長いインターバル明け久々のレースはどれも見応えたっぷり、会場は大いに盛り上がりました。そんな第6戦振り返りレポ。

当日、X(旧Twitter)にて発信した現地の様子プラスアルファの現地ネタをお送りします。

 

名阪スポーツランド、会場に入ってすぐに出会ったのはお久しぶりの田中雅己選手。KX開発チーム「Team Kawasaki R&D」からフルモデルチェンジした2025年モデルKX250でIA2クラスに参戦されました。

土曜の朝出会ってすぐの会話。「朝一で何か一言」「がんばります!」「がんばって目立ちます?」「………がんばります! もう若くないので目立ちますって歳でもないんで。笑」なんておっしゃっていましたが、予選ではトップタイム争い、決勝ヒート1では見事なスタートを見せてホールショット! 1周目トップで戻ってくるかと思いきや、最終コーナーのブリヂストンジャンプを飛んで着地でコースアウト…あちゃ〜。旧知の人々からは「それでこそ田中雅己!」との声も(笑)。

日曜日公式練習後の会話。「練習走行、転けてたね」「転けまくりました」「転けた後ってどのくらいで(気持ち的に)立ち直るものなの?」「今も立ち直ってません。自分を押さえながら、舞い上がるなって言い聞かせながら走ってます。」「メンタルコントロールも大変よね」

決勝ヒート2前の会話。「ブリヂストン飛んでましたね」「飛んでしまいました。一瞬、自分が34歳だってこと忘れてました」「飛びすぎちゃったの?」「飛びすぎて着地失敗しちゃいました」「最初から飛ぶつもりだった?」「いや、スタート出てあそこまで行ったらイケル!って思っちゃったんですよね。舞い上がってました(笑)」

レース終了後、だーままこと植田さんが「個人的に配っているホールショット賞」を授与に来られました。うん、結果はともかく見事なホールショットでしたもんね。

ちなみに田中雅己選手、この後オフビ、SUGOも参戦されるとのことなので素晴らしいスタートがまた観れるはずですよ。

 

こちらもお久しぶり参戦の小島庸平選手。IA1クラスにスポット参戦です。

チームベルズでチケットを買った人に配られていた缶バッジ、小島選手の「小島」吉田流雲選手の「蜘蛛」バージョンなどデザインがいくつかあるようです。土曜の夕方時点では小島さんバージョンが大人気で在庫希少と仰ってました。小さな島のイラストが可愛いもんねって言ったら「これは小島」島にいる鳥さんも可愛いねって言ったら「これは小鳥」と小島さん。被せてくるねえ(笑)

「決勝は完走することを目指します」「前半に見せ場を作って?」「見せ場を作ると身体が保たないですから」「そっかー」「最後まで走らないと俺が楽しくないからね〜(笑)」

日曜日のレース終了後お会いした時の会話。「おつかれさまでした〜!久しぶりのレースどうでしたか?」「いやもう疲れた〜」「やっぱしんどかったですか」「自分でもよく頑張ったと思うよ。ずっとレースしてなくての30分レース2本はやっぱ厳しいですよ」「でも楽しかった?」「それはね、楽しかった(笑)」って答えてしまうあたりがコジヘイくんだなって思います。「39歳にしちゃ頑張ったでしょ」と宣うので「じゃ来年は40歳記念でまた走ってください」って言うたら苦笑いしておられました。お待ちしていますよ。

 

CARRYデザインのウエアで目立っていますの田中淳也選手。

CARRYさんのブースには派手派手ウエアの田中選手が…「じゅんじゅん、裸足でどうしたの?!」ってマネキンかーい!!みたいな(笑)

こちらは本物のじゅんじゅんこと田中選手。ご自身の姿がデザインされたCARRYさんの広告入りスターティングマシンを背景にポーズを決めてくださいました。うん、今日も目立ってるね。

こちらがそのCARRYさんの広告。決勝ヒート2ではじゅんじゅんはじゅんじゅんの横からスタートしましたよ!

 

おかえりなさいの渡辺祐介選手、えかきやが似顔絵を描かせていただいた新しいステッカーを手にニコパチ!

第2戦以降、怪我で欠場されていて今回が復帰戦となる渡辺選手、まだバイクに乗り始めてからの時間が充分ではないとのことで、今回は「戻ってきました」のお披露目レースということみたい。焦点は地元大会のSUGOになるだろうとのことで「その時はジェイの前を走りたいですね」と頼もしいお言葉。

 

IA2公式練習兼タイムアタック予選A組にて、待機中の浅井亮太選手のお写真を撮ってたらいきなりジムさんことジム・ホーリー氏が乱入してこられてびっくり!!!

夏のインターバル、チームフライングドルフィンはジムさんの所でアメリカ合宿されていたそうで今回の来日はそのご縁によるものなのかな。せっかくだからと浅井選手とのツーショット写真を撮らせていただいたんですが、ジムさん、ご自身のスマホを取り出して「俺とたまのツーショット写真も撮ってくれよ」と浅井選手に撮影依頼。練習走行待機中の選手にカメラマンさせるジムさん…相変わらず自由だ (笑)もちろんその後には浅井選手にライン取りのアドバイスもされてましたよ。

その後のお昼休み、カレーライスを手ににっこにこのジムさんと再び遭遇。辻健二郎さんが出店されていたseven MXウエアを販売する2G motoのブースに常駐されていたジムさん。ファンとのツーショット撮影などにも気軽に応えておいででした。近畿大会の後の週末は千葉で開催されたXGamesChiba 2024で東野貴行選手を激励したり、今週末のオフロードビレッジにもおいでになるとのことで、フットワーク軽いなあ…と感心させられます。

 

土曜日の練習走行で転倒、ガチガチに固められて担架で救護室に運ばれたガヤさんこと池谷優太選手。

いろんな方から心配の声が上がっていたのですが夕方に元気な(?)お姿を確認。「腰を強く打って痛くて動けなかったんですよ、でももう大丈夫なので明日は走ります」と。皆さん心配されてたから元気な姿を撮ってSNSにアップしとこうかって言ったらわざわざシャツをめくって怪我の部分を見せようとされるので「それはセンシティブ画像になるから!」と止めました(笑)。

翌日の決勝日、レディースクラスのレース中、本部テントに「落とし物です」と届けられたのはバイクのシート!なんだか誰かを思い出させるなあと思いながら「落とし物ですって」ってキャプション添えた画像をアップしたらすかさずガヤさんから「確認しました。僕のじゃありません」とのリプライが(笑)

以前、AMAスーパークロスに参戦された折にシートが取れたバイクで走った伝説の男ならではのコメントです。ちなみにそのエピソードを下にデザインされたgayagoniaというオリジナルTシャツは大人気で完売した模様。絵柄の部分をよく見ると左端にシートが落っこちてます。(笑)

 

オリジナルデザインといえばシャチをモチーフにデザインされた応援グッズを制作販売されているのがのぞさんこと安原志選手。定番のTシャツやタオルの他、今シーズンはバケットハットを制作されたのですがこれがめっちゃ可愛い上にサイズにLがあって嬉しい。えかきやも購入させていただきました。

バケハとTシャツは受注生産ということですでに完売していますがロゴステッカーやマフラータオルは購入可能。

ゾムゾムshop: https://nozomu-yasuhara.com/shop/product-category/goods/

 

ウエイティングエリアで爽やか笑顔の大倉由揮選手。「ハンカチ王子…」なんて言いながらブルーのハンカチで汗を拭ってチームスタッフにツッコミ入れられてました。ハンカチ王子ネタって今の若い人には通じないのでは?(笑)

こちらはアフターレース、アイドルグッズのような応援うちわを手に集まった大倉由揮応援団(地元のお友達かな?)と談笑しておられたので全員集合の記念写真を撮らせていただきました。「大倉しか勝たん」「由揮推し」とかなり熱烈なワードが並ぶこのうちわ、大倉選手ファンむけに販売するのもアリなのでは?(笑)
(応援団の皆さんには撮影時に掲載許可をいただいております)

 

池田自動車さんのブースに間借りして…というか占拠していた中部の仲間たち(笑)ブースの前には彼らのオリジナルブランドCOURSE SIDEのグッズが並んでいました。

せっかくなのでその場にいたCOURSE SIDEライダー、大城魁之輔選手・福村鎌選手・道脇白龍選手・佐々木優選手とグッズを一緒に撮影。映えを気にしながらTシャツを並べかえたり池田自動車さん謹製の車も一緒に取らなきゃと場所を変えたりワイワイ…相変わらず仲良し&賑やかです。ちなみにグッズのおすすめは「たくさん作ったのでTシャツ!」とのこと。サンダルやキャップは在庫僅かで貴重なんですって。そんなCOURSE SIDEのグッズ、中部推しの皆さんはマストバイなのでは?そして軒を貸して母家を乗っ取られた感のあった池田自動車さんも何卒よろしくです(笑)

そんなCOURSE SIDEライダーのひとり福村鎌選手。土曜日の予選の後に声をかけさせていただいた時の会話。「調子はどうですか?」「僕、スロースターターなんでタイムアタックにむいてないんですよね。マシンともまだ仲良くなれてなくて…まだ他人ってカンジで。明日までには友達くらいにはなっておきます」となかなか個性的な表現です。ちなみに翌日の決勝はヒート1・11位、ヒート2・DNF(転倒して脱臼されたんですって)とちょっと振るわず。次回第7戦のオフビまでに身体を治して更にマシンと親交を温めてリベンジしてくださるはず!

 

春先の怪我から復帰戦の鈴村英喜選手。

決勝では両ヒートともにスタートの良さを見せてくださったのですが「乗り込みができてないのでタレちゃったんですよね」とのこと。あと2戦、ここからの巻き返しに期待です。

そんな鈴村選手をコースサイドから応援していたのはIA1決勝で待機中だった小川孝平選手。実はこの2人すごい仲良しなんですって。

その小川選手、ヒート1選手紹介の時のウイリーコンテストで張り切りすぎて転倒しちゃいました。IA1クラスで唯一2ストで参戦している小川選手、レースでの賞金は難しそうなのでウイリーコンテストの賞金を狙ってたとのことなんですが気合が入りすぎちゃいましたね。でも、会場はめっちゃ沸いてたし注目度はばっちりだったと思います。

昼休み、小川選手のテントを尋ねたらこんなTシャツが…小川くんの心の声だそうです(笑)

 

IAライダーバットパッチコレクション!!それぞれに個性にあふれてて楽しい。

IA2田中淳也選手・ニックネームのじゅんじゅん

IA2田中淳也選手・縦書きでたなか、古都の風情?


IA2渡辺 陵選手・不敵な面構えのうさぎとJUMPの文字、お兄さんの祐介さんと対になってるんですよね、これ。

IA2西條悠人選手・胸に燃えている「自信」の文字!

IA2住友睦巳選手・レッツゴーレーシング、フォントがおしゃれ!


IA1大城魁之輔選手・「大城プロ」これはゴルフに入れ込んでるという噂と関係ありなのかな?


IA1道脇右京選手・なんだか見覚えのある書体と色で「ウキョ」可愛いね。

 

9月とは思えない猛暑に見舞われた名阪。ライダーの暑さ対策もいろいろ。

IA2住友睦巳選手はファン付きベスト派

IA2浅井亮太選手もファン付きベスト。白で爽やか!


IA2田中淳也選手・ナイキのアイスバック入りプレクールベスト、これはジェイさんも着用されてましたね。

LMX本田七海選手もファン付きベスト。後ろからは扇風機も。

IA1池谷優太選手は首掛けひんやりグッズ、これは「アウトクール U-フレックス」かな?


IA1能塚智寛選手は昨年から愛用の首掛け氷嚢「アイシングU」これ、寒い時期にはお湯を入れて防寒グッズになるんですよね。安原選手も愛用されてます。

IA1ジェイ・ウイルソン選手は扇風機を抱えて待機中。ちなみにスタート整地の時にはナイキのアイスバック入りプレクールベストを着用されてました。

IA2中島漱也選手は扇風機抱え型。

佐野雄太選手の扇風機は手に持たなくてもハンドルバーに固定できるという優れもの。ホームセンターで購入されたらしいですよ。

IA2佐々木麗選手も扇風機抱え型ですね。後ろの鴨田翔選手は首を冷やすネッククーラー装着。

IA2田中雅己選手は扇風機抱え&アイシングUの複合型ですね。暑がりさんなの?

IA1横山遥希選手は扇風機抱え&氷嚢の複合型。でっかい扇風機をしっかり抱えながらの整地はたいへんそう…

IA2西條悠人選手もネッククーラー&扇風機の複合型。「暑さ対策の取材してるんだよ」って言ったらわざわざポーズをとってくれました。親切!

IA2土屋元希選手は古典的(?)にメカニックさんがサインボードで扇いでくださってました。ちょっと前までみんなこんなだったよね。

 

昼休み、yogibo マウンテンライダーズのテント前で見かけた光景。トレーナーの大隈健人さんのテニスボールをつかった反射神経…なのかな?

 

中村泰介選手をお見かけしたのはSWANSさんのブース。泰介くんのおすすめはヤマハブルーのバンドが美しいこちら「おひとついかがですか?」

 

IA2神田橋瞭選手の姉・芽さんがとってもクールにサインボードを出しておられました。

ちなみに「半クラ長っ」は「たぶん本当に素直な感想です」とのこと(笑)

 

バットパッチのとこでも紹介した道脇右京選手の可愛い「ウキョ・ミチワキ」の文字、日曜夕方に右京選手にお会いした際に「めっちゃ可愛くて右京くんらしかったね」と言ったところ

「ありがとうございます!トイストーリーの文字なんですよ!トイストーリーめっちゃ好きなんで」とスマホカバーを見せてくれました。なるほど!」

 

ちーくんこと能塚智寛選手、日曜日朝練習走行の後のミーティング、ファクトリーライダーはこれだけ沢山の人に支えられているんだって事がよくわかるシーン。朝は雨模様だったためマディエキスパートな井上眞一さんからは具体的アドバイスが

決勝ヒート2のちーくん、ウエアの柄が背の高さと相まって「キリンさん?」という印象だったんですが、こちら「チーター」をモチーフにデザインされたニューウエアだったそうで。ヘルメットとセットで見るとチーターだってわかるそう(写真ないですごめんなさい)

日曜夕方、お片付け中のちーくんに「今日はどうだった?」と話しかけたら渋い顔。「今回はちょっと振るわなかったもんね」と言うと「あんなとこ走ってるようじゃだめでしょ」と厳しい自己評価。そのへんはご自身が一番わかっておられるということで「じゃあオフビは仕切り直しで」と言ったら「小学生の気持ちで勉強させてもらいます、(下田)丈の走りを観て勉強します」ってめっちゃ謙虚なお応えが返ってきました。謙虚なちーくんってちょっと新鮮です。<とても失礼

 

お久しぶりの新井ちゃんこと新井宏彰さん、いや新井ちゃんはマメに会場においでになってたんですけど、私が出会えなかっただけなんですよね。

現在は横山遥希選手のトレーナー兼アドバイザーをなさってます。首から下がってるチャンピオンカードは歴代チャンピオンだけが手にできる栄光の証ですよ。

横山選手のパートナーでありメカニックの遙さんがシーズンオフ中に骨折され自由に動けないとのことで助っ人メカニックとして横山選手を担当されたのが中川重憲メカ。

ちなみに息子さんはIA2クラス藤井武選手のメカをされているとのことで「親子二代ライダーはたくさんいるけど、親子二代メカニックはあんまり聞かないよね」と笑っておられました。

そんな中川メカ、決勝ヒート2で横山選手がトップ走行されていた時のサインボードが「たった6分」「「前だけ!」「男だろ!」と熱い!後でお話を伺ったところ「とにかく発破かけなきゃって思って」と熱を込めて書かれたとのこと。

アフターレース、横山遙さんにサインを求めるファンの方が。「なんで私なんですか?」って照れながらもサインに応じられる遙さん、優しい!

そんな遙さんや横山選手と一緒にトレーラーの前で記念写真を撮っておられた若者達、聞けば大阪リゾートアンドスポーツ専門学校の生徒さんでスポーツトレーナーの卵なんですって。今回は研修として選手の身体のメンテナンスを担当されたとのこと。「モトクロスは初めてですか?」「初めて観ました!」「どうでした?」「めっちゃかっこよかったです!すごい迫力で!」「横山選手のファンになりました?」「はい!!」と興奮気味に答えてくださいました。卒業後、この中の誰かがトレーナーとして会場においでになるかもしれませんね。楽しみ!(撮影時に掲載の許可をいただきました)

今回のヒーロー横山遥希選手とアドバイザー新井宏彰さん、優勝おめでとう!のツーショット。ヒート2、ジェイ選手とのバトルを制してトップを走られる勇姿には会場中が大興奮でした。ちなみに横山選手はこのレースから2025年型のCRF450Rを駆っておられます。今回の活躍はニューモデルのアピールにもなりましたね。

 

…というわけで、けっこうなボリームになってしまった名阪レポ。だってとっても楽しかったんだもん(笑)そんな近畿大会が終わったと思ったら今週末はあっというまの第7戦関東大会オフロードビレッジです。スパンが短い!!
オフロードビレッジにはAMAで活躍中の下田丈選手も来日参戦、一昨年の名阪で見せてくださったキレッキレの走りがまた観られるのでしょうか?ジェイ選手ビクトル選手横山選手とのバトルも期待しちゃいますね。

たまモト – The Newsmoto


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