Gモト|MFJ東京モトクロス部会

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9月の第6戦 近畿大会まで2ヶ月ちょっとのインターバルに突入した全日本モトクロス選手権。Gモトはこのインターバルに様々な視点で全日本モトクロスネタをお届けします。

まずは「MFJ東京モトクロス部会」。Gモトクルーが所属する、GSPEED-TOKYOのSNSではたまにアップしてきましたが、ご質問いただく事も多かったのでここで記事にしてご紹介させていただきます。

 

MFJ東京モトクロス部会とは。ロードレース以上に当時人気だったモトクロスレース創世記の1950年代中頃から城北ライダースとして活躍していた久保正一氏(大谷口モーター)、久保靖夫氏(スピードショップクボ)によって、1961年のMFJ創設にも関わった後に立ち上げることとなったのが「MFJ東京モトクロス部会」。

以降モトクロス競技の課題や発展に積極的に取組んできた歴史があります。その後の1980年からは村上恒誓氏(城北ムラカミ)が引き継ぎ、業界向上、普及活動を務めてきました。

 

2023年12月、前部会長 村上恒誓氏亡きあと、現城北ライダース代表の久保亨氏が部会長としてリスタート。今後も諸先輩の意思を引き継ぎ「ライダーとレースファン」という主役を支えていく活動に邁進していく。

そして、久保氏を支えるのは元IAライダー達。
世田谷レーシング 大山氏、MY WAY 大沢氏、そしてGMOTOクルー。

 

モトクロスの楽しさを伝え、選手がレースで活躍できる環境を育てたい

。

城北ライダースが誕生してから、すでに60年以上の月日が流れています。この長い年月の間に、日本のモトクロスシーンは大きく変わり、私の祖父が会長をつとめ、鈴木誠一さんや伯父さん(久保和夫)が現役だった1960年代、モトクロスは一大ブームとなり、たくさんの若者がモトクロスレースに参加していました。しかし年々、モトクロスの競技人口が減っているのが現実です。かつて日本を代表するトップ選手を何人も育て世界に送り出した、名門と呼ばれたチームのいくつかは消滅したり、活動を休止したりしています。そんな中、2019年、Gモトクルーさんに誘われ「私達も育てていただいたんだから、今度は私達が育てる」という想いでGSPEED-TOKYOを一緒に立ち上げました。すぐにGSPEED-TOKYOの中に、GRCT(GSPEEDTOKYO RACECREW TEAM)を作り、オフィシャルさんの募集、派遣など、城北ライダースがレース活動以外にも力を入れてきた、オフィシャルに関する活動も始めました。

 

特に私達が長年担当してきた「車検」については、エントラントの皆さんが安全に平等にレースできるよう力を注いでおります。私は、2019年から関東選手権埼玉大会、全日本モトクロス関東大会において副車検長を務めさせたいただいています。また車検長の山中さんの知識、経験もお借りし毎戦エントラントさんと話しながら参加車両の安全性向上に向き合っています。

東京部会を立ち上げて半年、これまでの活動をご報告させていただきますと、日頃から互いに意見を交換している埼玉部会長 福本高大氏と相談し、2024年はさらに「エントラントの皆さんが安全に平等にレースできる車検」を目指しました。

まずは全日本モトクロス選手権関東大会に向け、2024年最初のレース「関東モトクロス選手権第1戦埼玉大会」において、全日本関東大会での車検をスムーズに行うために「車両規則の再確認」など事前に告知し車検を行いました。車両規則に適合しない場合は「例外なく全て再車検」とさせていただき、全日本時には規則違反なくレースに参加していただくためにライダーご本人、チーム側にもお話をさせていただきました。

また、車検チームで相談し、ライダーから抗議があった場合にも、規則に則った正確な対応ができるようにと必要なパーツ、工具も全て準備しています。先日の全日本関東大会ではLMXクラスにて抗議が入り、万全の体制で対応することができました。結果的にこのような準備が功を奏する形となってしまったことは、とても残念なことです。しかし、抗議を入れるのはエントラント皆さん全員の権利です。何か疑問や不安な事があればいつでもご遠慮なく、相談ください。

今後の活動としましては、車検はさらなる向上を目指していきますが、モトクロスを楽しんでいただく方々が増えるよう普及活動やイベントも企画していく予定です。
今後とも MFJ東京モトクロス部会をよろしくお願いいたします。

はい、こんな感じでリスタートさせていただきましたMFJ東京モトクロス部会。私達を育てていただいた、熱量高くライダーを1番に考えていただいた多くの先輩方に感謝し、当時のモトクロス界に負けないような活動を目指してまいります。


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