モトゴシップ|AMA参戦「2021 Team Honda HRC」チーム体制発表
AMA参戦のホンダファクトリー「Team Honda HRC」2021年体制が発表されました。今季はエースライダーとしてケン・ロクスンを軸とし、チームメイトにAMAスーパークロス限定でジャスティン・ブレイトンを起用。AMAモトクロスからはチェイス・セクストンを250クラスから450クラスにステップアップさせ、体調不良ロクスン代役としてクリスチャン・クレイグを起用するという異例のチーム編成を行ったホンダファクトリー。2021年は「450クラス2名・250クラス2名」の4名体制で新シーズンを迎えることに。
【2021 Team Honda HRC】
- ケン・ロクスン(450SX, 450MX)2022年までの契約
- チェイス・セクストン(450SX, 450MX)2023年までの契約
- ハンター・ローレンス(250SX, 250MX)新加入 – 複数年契約の模様
- ジェット・ローレンス(250SX, 250MX)新加入 – 複数年契約の模様
450クラスのロクスンとセクストンの2名体制は、両者ともに複数年契約中ということもあり既定路線。注目すべき点は、250クラスにおけるホンダファクトリーサポートチーム「ガイコホンダ」のチーム消滅を受け、ファクトリーチームに吸収されたオーストラリア人兄弟ライダーのハンター&ジェット・ローレンスの加入でしょう。ホンダファクトリーとしてシーズン通して(SX & MX)250クラス参戦ライダーとして契約するのは、2007年のトミー・ハーン以来。
下田丈選手を始め、実績ある期待の若手を多く抱えていたガイコホンダ。契約期間が残された全員をホンダファクトリーに吸収することは困難で用意された2枠をローレンス兄弟が獲得に成功した形。
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ロクスンは、過去数シーズン悩まされていたウイルス性疾患からの回復具合が気になりますが、人気実力共にホンダの顔として悲願のAMAスーパークロスタイトル獲得に挑みます。セクストンは、AMAモトクロス最終戦で450クラス初総合優勝を獲得する活躍を披露済みではありますが、AMAスーパークロスではルーキーとして450クラス参戦初年度を迎えることになります。
オーストラリア人兄弟ライダーのハンター&ジェット・ローレンス。キッズ時代から揃って世界が注目していた才能をほこる兄弟として、ヨーロッパ選手権&MXGPを経て、2019年から活躍の場をヨーロッパからアメリカに移します。兄弟揃ってAMAルーキーイヤーにAMAモトクロスで優勝を経験。特に弟のジェットはキッズ時代から兄ハンター以上の逸材と評価されていたライダー。ルーキーながら多くのファンに愛されるスター性も持ち合わせており、現在のAMAで最も注目集めるライダーとして活躍が期待されています。
リリースでは、ガイコホンダ母体のファクトリーコネクションとの関係は、250クラスで継続されていく旨の記載があり、フロントフォークにはロゴが確認出来ます。
450クラス、250クラス揃って勝利とタイトルを十分に狙える超一級タレント揃いの来季ホンダファクトリー「Team Honda HRC」。1月のAMAスーパークロス開幕が待ちきれません!
Honda Racing Corporation, Garth Milan/Red Bull Content Pool