たまモト|「全日本呟きネタ」2024 全日本モトクロス前半戦振り返りレポ IA2編

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全日本モトクロス選手権も第4戦SUGO大会まで終了しました。えかきやはSUGO大会お休みしたのですが、開幕戦関東オフロードビレッジ、第2戦第3戦の九州HSRおよびSUGO直前のライダーインタビューなどでいろいろなエピソードを拾い集めることができました。というわけで全日本モトクロス第5戦北海道大会を前に「全日本モトクロス前半戦振り返りレポ」を数回に渡ってお伝えしたいと思います。

「全日本モトクロス前半戦振り返りレポ」まずはIA2ライダー編をお届けします。

 

【全日本モトクロス前半戦振り返りレポ・IA2ライダー編】

現在、IA2ランキングトップ独走中の横澤選手。IA2ライダーの中では兄貴ポジション。同じチームの柳瀬選手やチャンピオン争いのライバル中島漱也選手にも慕われています。そんな横澤選手のチームTKMはお揃いのグラフィック&ウエアでめっちゃかっこいい。「今年、チームはA級がトータルで4人、もともといたコを含めると全部で6人。気付いたら監督でエースです。1人も自分から誘ってはいないんです。もともとは自分が走るために作ったチームなんで、正直自分がメインになっちゃうから見切れない部分もあるし、トラックで連れて行ってあげたりとかもできないし、それぞれが自分でやりながら僕の名前を使ってもらってみたいな」「チームで揃いのウエア揃いのバイクっていうのは、アメリカを意識してますね。

アメリカのレースを見てたら何がかっこいいかみんなわかってると思うんですけどなかなか反映できてない気がするんで。僕1人だったらできなかったですけど今年こんなにしっかりしたライダーが増えたらアメリカのモトクロスカルチャーを反映して『250のサテライトチームっていったらこうなるでしょう』っていうカンジをやってみたんです。やっぱりかっこいいって言われますね。チームには注目してほしいし、僕以外のチームのコも自然と見てもらえるかなっていう。自分が頑張って注目されてるけどみんなも頑張ってるんで。金銭面で現状厳しいコが多いんですけどほんとにみんな頑張ってるからもっと見てほしいなって」とおっしゃってました。

 

開幕戦土曜日のトークショー控えテントでいただいた浅井選手のバチコンウインク。今シーズンの浅井選手、まだちょっと調子が上がってないみたいですが、今井隆充さんをトレーナーとした『チーム京都』で田中淳也選手と一緒に研究&トレーニングをされてたとのことでそろそろ成果を見せてくれるはず。

 

開幕戦の練習走行、上下茶色のウエアの根岸選手の写真を撮っていたら「この色、かっこいいんですけどコースの土の色と保護色になっちゃうから練習走行でしか着れないんですよ」と。言われて見たらたしかにコースの色と馴染みすぎてちょっとした透明人間状態になっちゃってるかも(笑)ちなみに根岸選手の奥様はLMXの根岸舞美選手、昨秋に男児を出産された後、レースに復帰されてるママライダーです。ご夫婦ともに応援したい!

 

ルーキーゼッケン03番の佐野壮太選手とお兄さんのゼッケン17番佐野雄太選手。お顔立ちもそっくりなんですがこうやって観ると体型もかなり似てらっしゃる?お揃いのウエアで走っておられるとちょっと見分けるの大変そう(笑)

 

CARRYのプロモーションライダーとしてド派手なウエアで目立ちまくっている田中淳也選手、ウエアやヘルメットはもちろんバットパッチもかっこいい。

そんな田中選手の背後、さりげにカメラ目線で見切れておられるのは「応援したい子のメカニックをやる為に」ナカキを早期退職されて全日本に戻ってこられた藤田さんです。心意気!

 

開幕戦オフビのコースサイドでお会いした西條選手の爽やか笑顔、からの〜ふと気がついたら特等席で観戦、羨ましい(笑)

 

そんな西條選手ですが第3戦の九州大会ではたいへんなメに。スタック続出の4番ポストのコーナーで泥にハマってどうにも脱出できず。その後、後ろから来てハマった佐々木麗選手を自分のバイクを置いて救出されててすごいな〜って感心してたんでそのへん含めて伺ったお話がこちら↓
「九州は悲惨でしたね。スタックしちゃって何やっても本当出られなくてどうしょうもなかったです。ハマったのは3周目くらいで、たぶん入賞圏内走ってて、あそこで2人位抜けそうだったんでラインを横断したらズボッと」

「(佐々木選手救出について)『あ、俺のライン入ってきた』って思って『このライン入っちゃダメだよ』って思ったけどもう手遅れでしたね。どうしょうもなかったんで『助けるか』と思って」

「結局最後クレーンが来て釣り上げてもらいました。マディ得意なんでこんなに良いチャンスはないって思ったんですけどスタックは予想外でしたね(苦笑)」

そんなこんなで第3戦はノーポイントになってしまった西條選手ですが、不完全燃焼で悔しかった思いをぶつけたSUGO大会では5位−3位の総合3位でした。ちなみにあの時助けられた佐々木麗選手はSUGOでは4位−2位の総合2位。チーム東北がんばった!

 

というわけで「あの時助けてもらった亀」ならぬ「あの時助けてもらった麗選手」ですが、地元SUGO大会では大活躍でしたね!祝!初表彰台(第4戦ヒート2)!!今シーズンからKawasakiにチェンジされた佐々木選手、ウエアもニューブランドのREFYN Racewearでこれがまたかっこいいとファンの間で噂になってました。個人的に佐々木選手はこのシアン&マゼンダのイメージがしっくりくるなあって思ってるんですがSUGOで着てらした赤白もばきっとかっこよかったね。

 

開幕戦の阿久根選手、ヘルメットを頭にのっけておられる姿を撮ろうとしたら「え?なんかやったほうがいいですか?!」「いや、カメラ向けられるとなんかこうウケることしなきゃいけない気になっちゃうんですよね、関西人なんで」っておっしゃってて可愛らしかった。

で、九州大会でのスタート前ウエイティングエリアでは「緊張してきた〜!めっちゃ緊張してきた!!」ってすっごい緊張アピールされてて緊張のあまり?ほとけのよーなお顔になってらしてこれまた可愛らしかったです。ぱっと見、シュッとしたイケメンさんなのに意外ですよね。

 

SUZUKIを背負って走る男・福村選手。IAクラスでめっきり少数派となったSUZUKIライダー、開幕戦の土曜日のライダートークショーではMCの横澤選手に「未だにキック(スタート)でがんばってるよね」とかマシンネタでだいぶ弄られてましたけど、黄色好きなファンはたくさんいて応援しているのでがんばってほしいなあ。

 

今シーズンからTKMモータースポーツ岩手で走っておられる柳瀬大河選手。チームについて伺うと「拓夢くんは僕らのこともわかってくれて教えるとこはちゃんと教えてくれてっていうカンジなのでチームの雰囲気もめっちゃやりやすくてすごい助かってます。年明けてから一緒に合宿みたいな感じで乗り込みをしたんですけど、その間はずっと一緒に暮らしてたんです。拓夢くんは僕から見たら大先輩ですしすごい尊敬してるんですよ。教えるとこは教えてくれるし僕の意見も尊重してくれながらやってくれるので、ライバルではありますけどほんとレースの日もパドックでは全然話しますしギスギスした感じは全然ないですね。もちろん、負けたくはないんでそのへんの関係はレース始まっちゃえば関係ないかなとは思ってます。九州の2日目は拓夢くんがピンピンで、レース終わったら同じパドックに帰ってくるわけなんですごい悔しかったです。でも、だからこそ『がんばろう!』ってなりますね。2人で表彰台を獲ろうってカンジでワンツー狙いたいですね。もちろん自分が1で(笑)」とのこと。

で、こちらの写真は九州のスタート前、なにやら口にされているので「何食べてるの?」って聞いたら見せてくださったMANA PERFORMANCE GEL。アスリート用に短時間でエネルギー補給ができるエナジーチャージ食品ってやつだと思います。レモン味でおいしいんですって。

 

開幕戦土曜日のトークショーでMCの横澤選手に「オフビの菜の花に合わせたカラーリングですか?」と弄られていた中島選手のウエア、言われてみたらほんとにオフビの菜の花カラーでした(笑)。

中島選手と言えば、開幕戦ヒート3に続き第2戦ではピンピン、すっかり名物となったお父様号泣に「もう何回も勝ってるのにまだ足りないんかい?!」って漱也選手が突っ込んでらしたのはせんだっても紹介しましたが、お父様としては何回でも嬉しい瞬間なんでしょうね。「初表彰台も初優勝も初のピンピンもここなんですよ、家から1番遠いコースなのに」嬉しさのあまり「今日は飲みます!」っておっしゃって「いや明日(日曜日の第3戦)もあるから」って周囲に窘められてました(笑)

そんな中島選手に今シーズンの目標について伺ったところ↓
「今年は自分のライディングができれば結果がついてくるっていう自信があるんで周りを気にするよりかは自分のライディングに集中することが結果を出すために必要なことだと思います。本当は去年も一昨年もそうで、ここ2年くらいは『怪我をしなければ…』ってずっと言われ続けてるんですよね。なので『怪我をしない』っていうのは一番の目標です。調子の良い時にやりがちっていうところもあるんで気を引き締めて。海外に早くチャレンジしたいってなったら、怪我してもたついてるその何ヶ月かは無駄な時間になっちゃうんで絶対怪我はできないですね。」「21歳になりました。来年は海外っていうのができたらめちゃめちゃいいんですけどね。AMAで走りたいっていうのが一番でかいですけど今はジェイさんとかが近くにいて話を聞くとオーストラリアもすごくレベル高いしAMAと日本のちょうど間くらいにオーストラリアがあるんで、そういう意味ではオーストラリアの方が成長できるのかなと思ったりしてます。目線は常に海外です。あとはネイションズに選ばれたいっていうのがありますね。ネイションズに出るとやっぱ変わると思います。世界のレベルを感じることでもっとモチベーションが上がると思うし…」と、今後のでっかい目標についても語ってくれました。

 

GASGASで参戦されている真野選手がマシンを前にスマホ片手になにやらやっておられるのを見かけました。お話を伺ったところマシンセッティングをスマホで行っておられるとのこと。ちょっと前までメカさんがPC繋いでやってらしたけど最近はスマホでやれちゃうんですねえ、びっくり。

ていうかライダーも乗るだけじゃなくセッティングまでやらなきゃなんないの大変だよなあと改めて。

 

現在ランキング3位の鴨田選手、コツコツ順調にポイントを重ねておられます。「やっと形にはなってきたかなっていうカンジですけど1番を目指すにはまだまだ足りないかなって。シーズンオフ450に乗って、開幕に挑んだんですけどとにかく重いからすごく考えて乗らないと開けて走るだけじゃうまく走れないっていう難しさを感じて。その経験は練習の時よりレースになった時にもっと活かせる気がします。レースも考えて走らないといけないシーンが多いんで、そこを狙いに450に乗ってたんですよ」とSUGOの直前におっしゃってました。その効果が現在の成績につながってるんでしょうか?

で、そんな鴨田選手の今シーズンのテント、手前味噌で恐縮ですがえかきやが描かせていただいた似顔絵がでかでかと!昨年の最終戦に鴨田選手のお父様からご依頼いただいたんですがお客さんにも好評とのことで一安心です。ちなみにテントだけじゃなくサインボードやスタンド、ステッカーなどにも使っていただいてますので鴨田選手ファンはぜひ注目してください。

 

てな感じで今シーズン前半のIA2ライダーについてのレポでした。こちらで紹介しきれなかった若手ライダーさんについては第3弾「LMXライダー&IA若手ライダー編」にて。

たまモト – The Newsmoto


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