ヤバすぎるスキル|超高速アウトサイド「激烈パッシング」ブレイク・バゲット @ 2019 グレンデールSX

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開幕直後ながら、サプライズ&ドラマありの見応えあるレースがいきなり展開されている、2019 AMAスーパークロスシリーズ。第2戦グレンデールSX最大のサプライズは、450SXキャリア初優勝を果たしたブレイク・バゲット(KTM)でしょう。

 

最高峰450クラスステップアップ5シーズン目。オフシーズンに好調が伝えられていたライダーの一人で、開幕戦アナハイム1SXタイムドプラクティスではトップタイム記録。2012 AMAモトクロス250MXチャンピオン獲得が示す通り、アウトドアを得意とするライダーですが、450SXキャリアでも過去複数回表彰台登壇経験あり。そのバゲットが、実にバゲットらしい形でディフェンディングチャンピオンのジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)をパスし首位浮上した一部始終をシェア。エンジョイ!

 

@ s u p e r c r o s s l i v e

 

ライブ中継観ながら思わず叫んだ、驚愕の超高速アウトサイド「激烈パッシング」!

 

スーパークロスでのセオリー、イン側からのパッシングという概念を覆す、サプライズ感ある首位浮上劇。プロサーキットカワサキ時代のチームメイトだったクリストフ・プーセルから影響を受けたと自身が語る、アウトサイドラインからのスピードに乗ったライディングで、AMAモトクロス250MXタイトル獲得したバゲットの持ち味が存分に発揮された凄まじいパッシング。

 

シリーズ最大床面積スタジアムを活かしたハイスピードセクションでのパッシング、圧巻のバゲット感凝縮されすぎ(笑)

 

 

ストレート進入直前コーナー、バゲットの超絶クイックな立ち上がりも特筆すべき点。バゲットのKTMとアンダーソンのハスクバーナ、エンジンは同仕様のファクトリーエンジン使用。トップスピード時点では、ほぼ差がない状態で横並び。アンダーソンの視覚と聴覚でバゲットの存在は十分確認出来ていたはず。

 

憶測ですが、スーパークロスのパッシングセオリーやアンダーソン側の思考やレーススタイルを考慮すると、アンダーソンの頭の中ではストレート後のコーナーで、バゲットからクロスラインでのイン側からの仕掛けを想定していた可能性高かったと考えます。

 

 

そのアンダーソンの裏をかく、バゲットのアウトサイドからのハイスピードパッシング。アグレッシブなレーススタイルが身の上のアンダーソンですが気付いた時点で、時に既に遅し。為す術なく、首位の座を明け渡す形に… それだけ、バゲットのパッシングが強烈でサプライズ感あるものだったということでしょう。

 

過去に遺恨もあった両者のバトル、今後も上位で繰り広げられてレースを盛り上げて欲しいです。

 

それにしても何度観ても、シビれるパッシング。最高です!

 

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