モトゴシップ|アントニオ・カイローリ「正式発表」2022 AMAモトクロス参戦

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2021年限りで18年間のGPレースキャリアから現役引退した MXGP9冠王者アントニオ・カイローリが、5月下旬開幕のAMAモトクロスシリーズに参戦表明のニュース!

これまで渡米してのレース経験は、MXGPアメリカ大会や国別対抗世界選手権「モトクロス・オブ・ネイションズ」がありましたが、AMAシリーズへの参戦は今回が初ということになります。

若い頃にはAMAチャレンジの夢を抱いていたカイローリも現在36歳。現役引退後ではありますが、悲願・野望のAMA参戦が遂に実現。カイローリという絶対的存在が大前提ではありますが、このような体制を用意できるのは今日のレース界では、KTMグループにしか出来ないでしょう。

 

モトゴシップ|MXGP 9冠 アントニオ・カイローリ「今季限り」引退表明

KTMからのリリース抄訳すると、AMAモトクロス第1戦フォックスレースウェイと第2戦ハングタウンの2大会への参戦。参戦体制はファクトリーチームのレッドブルKTMが万全の体制でカイローリを迎え入れるとのこと。

上記記事リンク先にもあるように、昨年の現役引退表明の時点で非公式ながらAMAモトクロスへの参戦への意欲とその可能性を示唆していたカイローリ。引退後のKTMとの契約は、マシンテストや開発業務に携わるものでしたが、スポット参戦とはいえレース参戦、しかもAMAモトクロス参戦とは嬉しいサプライズ。

AMAモトクロス主催者は非公式ながら、AMAモトクロススポット参戦の可能性とゼッケン「222」をカイローリの為に用意しているとの発言がありました。

 

モトゴシップ|MXGP王者ジェフリー・ハーリングス「AMAモトクロス参戦」実現するか?

上記記事リンク先のMXGP王者ハーリングスの噂もありますが、カイローリのAMAモトクロスへの参戦は開幕戦と第2戦の2大会のみの発表。しかし、この西海岸カリフォルニア2連戦を優勝やポイントリーダーに立つことがあるとしたら? どんな形にしてもレースファンとしては、カイローリのレース参戦継続は大歓迎です。

カイローリはコメント内で念願のAMA参戦が実現して興奮している。プレッシャーはなく、MXGP参戦時までの調整はしないものの真剣に好リザルトを狙うとありました。

果たして、カイローリは望むような結果をAMAモトクロスで残すことが出来るのでしょうか? 西海岸でのレースということで多くのヨーロッパからのライダーを苦しめてきたアメリカ東部独特の高温多湿は避けられますが、いずれのコースも「ヨーロッパらしい」とは言い難いタイプのコース。逆にポジティブ面としては、多くのAMA有力勢はAMAスーパークロス終了後から僅か3週間という短期間でAMAモトクロス開幕戦を迎えるという強行スケジュール。スーパークロスでの活躍が最優先されるアメリカMX界では、AMAモトクロスのシリーズが進む毎に調子を上げていく傾向が強いです。アウトドアでの調整続けているカイローリの活躍、大いに期待できるはず。参戦に向けた渡米後の動向も大注目が予想され、ニューモトでは今後もフォローしていきます。

 

【MXGP 18年間のカイローリの戦績をまとめ】
・GP 9冠(MX2クラス2回、MXGPクラス7回)
・GP通算 94勝(総合優勝)
・表彰台登壇 179回

 

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KTM


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