モトゴシップ｜MXGP王者ジェフリー・ハーリングス「AMAモトクロス参戦」実現するか？
GP史に残る僅差の熾烈なタイトル争いを制した、2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGPシリーズ 最高峰MXGPクラス王者のジェフリー・ハーリングス。
ディフェンディングチャンピオンとしてタイトル防衛を懸けた新シリーズ開幕まで約2週間という最悪のタイミングで左足かかとを骨折。当初は復帰までに4〜6週間を要する負傷との情報がありましたが、2ヶ月以上経過するも負傷回復やトレーニング再開に関する新たな情報はなし…。現実としてハーリングスのMXGPタイトル防衛は絶望的と言わざるを得ないでしょう。
そのハーリングスに急遽、5月下旬に開幕する 2022 AMAモトクロス参戦の噂が浮上！ 多くの海外メディアがその可能性について報じています。ハーリングスのAMAモトクロス参戦待望論は、負傷直後から多く見られたモトゴシップでしたが、現在のタイミングで囁かれている内容はもう少し現実味を帯びたものとして広がりをみせています。
発端はレッドブルKTM監督のコメントから。当初の予定よりも回復に時間を要する状況で、MXGP欠場が第6戦以降も更に伸びるということ。監督自身はMXGP参戦を望んでいるが、KTMやハーリングスにとってAMAでタイトルを獲得することに大きな意味があること。AMAモトクロス参戦という「選択肢」が存在し、保留中であること。以上の内容がありました。
実現するとしたら、とてつもないビッグニュース！
最も心配されるのはハーリングスの負傷からの復帰という点。渡米して、5月下旬のAMAモトクロスシリーズ開幕に挑めるレベルまで調整できるのか？他にも、現在のハーリングスのMXGP総合優勝回数は「99回」。仮にMXGPシリーズ中盤戦からの復帰となっても、最多勝のステファン・エバーツのが誇る「101回」という記録を今シーズン中に更新する可能性は高い点。さらにMXGP参戦レッドブルKTMチームのMXGPライダー不在が続いてしまうことも…。
とはいえ、自他ともに認める「アウトドアモトクロス」世界最速の男、ハーリングスのAMAモトクロスシリーズ参戦に期待せずにはいられません。10代の頃にはAMAスーパークロス参戦に憧れ、渡米トレーニングしていた経験もあるハーリングス（SXテストコースで骨折…）。何よりも過去何度も負傷でタイトルを逃してきているだけあり、新たなモチベーションとしてAMAモトクロス参戦とAMAタイトル獲得は大きなモチベーションとなるはず。
GP時代の宿敵にして、昨年度チャンピオンのディラン・フェランディスとのAMAでの再戦。今季絶好調のイーライ・トマックやジェイソン・アンダーソン等のAMAトップライダー達とのシリーズ通してのバトルにワクワク感、高まるばかり。
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Ray Archer
