全日本5冠王者が教える|山本鯨主宰「Japan Motocross Academy」発足
全日本モトクロス選手権「5冠王者」にして、FIMモトクロス世界選手権 MXGPシリーズ参戦、国別対抗戦「モトクロス・オブ・ネイションズ」日本代表としても活躍した、山本鯨氏。
昨年の劇的なタイトル獲得直後にレースファンを驚かせた突然すぎる現役引退発表。ライダーとして頂点を極めた山本鯨氏による次なるステップは、ライダー育成、社会づくりに貢献できる人材育成、モータースポーツの発展を目標に掲げた、アカデミー設立なのでした。その名も「Japan Motocross Academy」。
4月から登録開始、6月から関東・関西、オンラインでの実技がスタート。アカデミーやプログラム詳細は下記リンク先から直接ご確認いただくのが一番だと思いますが、以下に山本鯨氏から、ニューモトに届いた「Japan Motocross Academy」に関する概要をシェアさせていただきます。
【JMAにしかできない事・JMAでしかできない事】
「Japan Motocross Academy(JMA)は私がアスリート、モトクロスライダーとして活動していく中で、悩んだこと・学んだことを伝えていきたいという思いからスタートしました。
JMAでは、その場でのみ使える技術を教えるのではなく、どうしてコーナーはそう走るのか、どうしてギャップはそう通過するのかといった、その場限りではない普遍的根拠を示すカリキュラムを実施します。
アカデミーに来た時だけでなく、その後も上達し続けていくための技術や知識を身につけられる、価値ある学びを積み重ねていける。新たな知識を得たり、チャレンジをしながらコミュニティを広げていける。そんな場所がJapan Motocross Academyでありたいと思います。 そして、モータースポーツが心身の健全な発達に寄与する場となるよう、安全に対する意識の向上を図っていきます。」
「心と体・頭を使って体験し、心と体・頭を使って考えるを実践して、JMAでしかできない経験と感じる・考える・知る・気づく・行動するを習慣化する機会を提供し、モータースポーツライフの向上につなげるだけでなく、活力ある社会づくりに貢献できる人材への成長も目指します。
速くなりたい人や上手くなりたい人、とにかく楽しく乗りたい人、モトクロスやエンデューロ、大人と子供、レースで結果を出したい人にレース未経験者・・・どんな人でも参加できるのがJapan Motocross Academyです。」
「また、JMAでは「家族だからできる」を積極的に応援していきます。子供がモータースポーツをやるには、車両の運搬、整備など親の協力なしにはできません。私も幼少期にモトクロスを始めて引退するまで、両親のサポートがいつもありました。こんなに長期にわたって、親子が密接に関わることができるのはモータースポーツの魅力の一つだと感じています。
そんな私の実体験から、ご家族でJMAを受けたいという方がいれば、二人目以降は全てのコンテンツを半額で参加できるようにしました。」
「普段、お子さんをサポートしているお父さんやお母さんにも実際にお子さんがどんなことをやっているのか体感してもらうことで、感じ方や考え方、見方に変化をもたらすきっかけにもなると思います。兄弟・姉妹でモータースポーツをやっているご家庭でも、経済的負担を少しでも減らして参加できる機が増えればという思いもあります。家族で見て、聞いて、考えて、一緒に体験・成長していくことで「家族」というチーム力を向上させていく。これは、JMAにしかできないことだと思っています。
・JMAのクラスについて
クラスは小学校高学年から大人の方まで対象にしたレギュラークラスと10歳以下の小学生を対象にしたスタートクラスの二つです。
JMAでは実技講習とオンラインサロンを組み合わせたカリキュラムを作成していますが、スタートクラスは対象年齢とオンラインサロンの内容を考慮して実技講習のみのカリキュラムです。(オプションで追加可能)」
また、ニューモトでは現在、山本鯨氏のモトクロスキャリアやお人柄に迫る新連載を企画中。現役引退へと至った経緯から、現在・過去・未来を紐解くことによって、これまでのイメージを覆すような「素顔の山本鯨」をご紹介出来る内容を予定しています。乞うご期待!