レッドブル発ドキュメンタリー｜独占密着『Behind the Bullet』ジェフリー・ハーリングス vol. 10

by SetagayaRacing · Published 2021-12-08 · Updated 2021-12-16

定評あるドキュメンタリーを多くリリースしているレッドブルから、FIMモトクロス世界選手権 2018年 MXGP王者のジェフリー・ハーリングスに密着したシリーズの最新エピソード。

MX2時代も含めるとGP4冠のハーリングスですが、いつの時代もライバルたちを圧倒し続けている驚異的なスピードが魅力なライダー。その反面、度重なる不運、負傷により幾度となくタイトルを逃している厳しい現実もあり、良い意味でも悪い意味でも我々レースファンに常に多く話題を提供し続けてくれる存在。

すでに今季チャンピオンシップ終了、新王者も決定しているMXGPシリーズですが、GP史に残る「ドラマ・波乱」のタイトル争いクライマックスは今エピソードでフィーチャーされるイタリア、トレンティーノ3連戦で幕開け。順調にポイントリードを築き上げてきたハーリングスにまさかのアクシデントが襲います。

これまでのメディアで見てきた様子とは異なる、リラックスして落ち着いた語り口で素顔のハーリングスの姿を捉えられるのは、レッドブルにしか出来ない内容でしょう。エンジョイ！

今回もこのドキュメンタリーでしか明かされない情報＆映像満載で見応え十分。タイムドプラクティスからの緊張感あふれるチームスタッフ等とのコミュニケーションはこのドキュメンタリーシリーズ最大の見どころのひとつでしょう。

上記記事リンク先の前回エピソードでも触れられていた、ハーリングスの弱点「スタート」。

スタート出遅れからの1コーナークラッシュ。直後のコースサイド映像やスタッフから伝わる緊張感から、筋書きのないドラマであることを再認識。そして、リタイアの直接の原因もメカニックからパーツとともに解説あり。

トレンティーノ3連戦の2戦を終えた段階で24点差のリードから、わずか「1点差」へ。ハーリングス、フェーブル、ガイザーの3名が3点差というGP史に残る激闘の幕開け。

シリーズは終盤戦。ここからが本当の意味でのタイトル争いが繰り広げられていくのです。近年まれに見る超激戦区の最高峰MXGPクラスでのシリーズ争い、大注目です。そしてのこの秀逸ドキュメンタリーもお見逃しなく！

Ray Archer