AMAスーパークロス事件簿|コースカットペナルティ「2連発」一部始終映像@ 2021 アーリントン2SX

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2021 AMAスーパークロス 第11戦 アーリントン2、見応えある好レース・好バトルが話題の一戦。今回シェアするのは、その背景というべきか… ドラマを演出したと言うべきなのか?

 

450SX、250SXの開催両クラスで注目のトップライダー2人に「コースカット」のペナルティが下されました。必見の該当シーン一部始終映像を2本まとめ。450SX決勝のアンダーソン、250SXでのマカドゥーと続きます。エンジョイ!

 

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ジョーカーレーンかっ!? と、突っ込みたくなるような、アンダーソンの「コース外」走行シーン。直接的にポジションアップに繋がるような状況ではありませんでしたが、迷いゼロにも見受けられる「加速」は、フラッグマーシャルのすぐ横を通り抜ける危険さもありました。減速状態からフープス途中でのコース復帰のリスクの高さやタイムロスは想像に難くないのですが、これはペナルティを免れることは難しいでしょう。アウト〜!

 

アンダーソンには「1順位降格ペナルティ」により、6位フィニッシュも7位となりました。過去にもコースカットのペナルティやアグレッシブライディングによる警告等、問題児的行動が少々目に付くライダー。2018年SX王者の実力に疑いの余地なし、成熟した新アンダーソンの姿に期待したいです。

 

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アンダーソンと同じセクションでの事件。250SXウエストのポイントリーダーとして今大会を迎えていたマカドゥー。転倒そのものはフープス進入時に十分な加速と体勢を整えられず、バランス崩したことによるもの。問題はコース復帰場所…。フープス残り2個を残した場所が転倒箇所でしたが、その後の右コーナーとスタートストレートを横切る直線部を「ショートカット」。ペナルティとしては「3順位降格」とアンダーソンよりも厳しいものに。AMAの判断はコース復帰時に順位を上げたものだと、マカドゥーはリリース内でコメントしています。アンダーソンと異なり、2セクションにまたいでのショートカットと後方集団での順位変動もペナルティ判断に影響していることでしょう。

 

マカドゥーに適応されたAMAレギュレーションは以下の通り。

ライダーがコース外やレースコースの一部をカットしている間に安全でない方法で加速した場合、そのライダーはポジションを獲得することなくアドバンテージを得たと判断されることがある。

 

マカドゥーはバトル時等で冷静さを失うと大きなミスを繰り返す印象強いライダー。今季タイトル候補として成長著しいマカドゥーでしたが、今回のケースはその悪いクセが出てしまった形なのか?

 

 

マカドゥーはこのペナルティ判定で、レース後に7位から10位へと。その結果、ポイントリーダーの座をこのレース勝者のハンター・ローレンスに明け渡すことになりました。ペナルティがタイトル争いに影響及ぼすことは嬉しくないことではありますが、ルールはルール。公平で安全なレースが最優先されるべきでしょう。

 

450SX決勝ハイライトビデオ|2021 AMAスーパークロス 第11戦 アーリントン2
250SX決勝ハイライトビデオ|2021 AMAスーパークロス 第11戦 アーリントン2

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