ヤバすぎるスキル|2019 AMAスーパークロス王者クーパー・ウェブ「勝利へのあくなき執念」まとめ
2020 AMAスーパークロス ディフェンディングチャンピオンのクーパー・ウェブ。KTM移籍初年度となる2019年に450クラス初優勝を果たし、そのままシリーズ最多の7勝を挙げての450クラス初タイトル獲得。
250時代から勝負強さに定評あったライダーでしたが、450クラスにステップアップ後の2年間は怪我もあり苦戦続き。そのウェブの初優勝後の大躍進、そしてレース終盤での大逆転を演出する勝負強さとフィジカルの強さは多くのドラマチックな瞬間を演出してくれました。昨シーズンのウェブの活躍をまとめたハイライトビデオが公開。今改めてウェブの魅力凝縮な映像をチェック。
エンジョイ!
【クーパー・ウェブ 2019 AMAスーパークロススタッツまとめ】
- AMAスーパークロス最高峰450SXクラス、22人目の王者
- AMAスーパークロス最高峰450SXクラス、KTM二人目のタイトル(一人目ライアン・ダンジー)
- 450SX、250SX両クラスタイトル獲得は8人目
- AMAスーパークロス最高峰クラス参戦3年目での初タイトル獲得
- 23歳
- 今季7勝(最多)
- 表彰台登壇13回(最多)
- 5位以内15回(最多タイ。ムスキャン同回数)
- ワーストリザルト10位
- 平均順位、2.9位
- メインレースでのホールショット5回(最多)
- 平均スタート順位、5.5位
- シリーズ全戦トップ周回数、86周(最多は100周のトマック)
- 出身地ノースカロライナ州で初SX最高峰王者
ウェブといえば、因縁ライバルとしてケン・ロクスンの存在を忘れてはいけません。ビデオ内にもあるように、最終ラップ最終コーナーでの大逆転により「0.028秒」という、AMAスーパークロス史上最小僅差フィニッシュ記録を代表するウェブとロクスンとのバトルは2020年シーズンも繰り広げられています。
ウェブの人並み外れた勝利への貪欲な姿勢、勝負強さは天性の資質もあるのでしょうが… キッズ時代からトップアマチュアとして知られながらも宿敵アダム・シアンサルーロに破れ続けてきた歴史が大きく影響しているというのは、熱心なレースファンなら知られるところ。AMAレジェンドのライアン・ビロポートにもアマチュア時代に敗れ続けたマイク・アレッシの存在がありました。
何年も何年も… ライバルの背中を諦めずに、折れずに追い続けてきた者だけが手に入れることが出来る「ヤバすぎるスキル」が「勝利への貪欲な姿勢・勝負強さ」でしょう。
ウェブのギラギラとした勝利への執念。何十年もレースを見てきましたが指折りのモノホンだということは、保証し〼
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Simon Cudby