AMAスーパークロス事件簿|因縁対決「ウェブ VS. ロクスン」から史上最小僅差フィニッシュ「0.028秒差」記録誕生

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スーパークロス史に残る、最終ラップ&最終コーナーでの大逆転劇で話題の 2019 AMAスーパークロス 第7戦 アーリントン(ダラス)450SXメインレース。フィニッシュ時の優勝クーパー・ウェブ(KTM)とケン・ロクスン(ホンダ)との差は「0.028秒」という、AMAスーパークロス史上最小僅差フィニッシュ記録誕生となりました。

 

450SX決勝フルビデオ&リザルト雑感|2019 AMAスーパークロス 第7戦 アーリントン(ダラス)
ミラクル大逆転劇一部始終を改めてチェック。アナタも歴史の目撃者に… エンジョイ!

 

@ s u p e r c r o s s l i v e

 

AMAスーパークロス史上最小僅差フィニッシュ「0.028秒差」記録が、ウェブ VS. ロクスンという因縁の対決構図から誕生するなんて… 今季話題のスーパークロス劇場、ドラマ感ハンパじゃないです!

 

オープニングラップ7番手からの追い上げとなったウェブ。首位快走ロクスンから一時は最大約7秒のビハインドに加えて、ムスキャンやバゲット等の上位陣とのバトルを経ての勝利。250時代の追い上げ勝利パターンを思い起こさせる勝負強さ、最後の最後まであきらめない貪欲なまでの勝利への執念が生んだ大逆転劇。

 

ウェブのパッシングに関しては、AMAスーパークロスでは常套手段といえるもの。特に一線を越えるような危険な印象も受けません。勝利を懸けた最終コーナーという状況もあり「ダーティー」なパッシングとは言えないでしょう。その証拠に当事者同士や両陣営チーム関係者含むレース業界からも指摘する声は出ていません。

 

 

 

誰もが気になったはず? の「最終コーナーでイン空けたら絶対アカン説」のロクスン… 一体何が?

 

フィニッシュ直前のフープス含むセクションをレース通して苦手だったとコメントしていましたが、背後に因縁の相手ウェブがピッタリと付けていたのは十分に理解していたはずですし、ウェブだけにかなりアグレッシブな仕掛けがある可能性も想定していたはず。

 

最終ラップ&最終コーナーを迎えた首位バトルで後方ウェブに対してイン側スペースを大きく与えてしまった状況はなんとも理解し難い光景という印象。選択肢はいくつかあったような…

 

因縁の相手ウェブとのバトルの歴史や苦手セクションだったという複数の要因がプレッシャーとなり、ロクスンの判断力を狂わせたとしか思えないのですが真相は?

 

 

話を戻すと、AMAスーパークロス史上最小僅差フィニッシュ「0.028秒差」記録誕生の背景には、ウェブ VS. ロクスンという因縁の対決構図に加えて、最終コーナーでの大逆転劇もありました。

 

ウェブに対して、ラストラップの逆転劇を今季2度許しているロクスン。250時代にもトマックやバゲットにラストラップやレース終盤に逆転を許し何度も優勝を逃した経験もあるロクスン。その後の活躍を振り返ると課題解決の対策は既に実践され、AMAモトクロス450MXタイトル獲得という結果でも証明済み。

 

ウェブの強烈な勝ちっぷりへの熱狂と同時に、ロクスンの大怪我からのスーパークロス復活優勝にもレースファンとしては期待したいところ。両者のバトル、今後も目が離せません。ニューモトでも引き続きフォローしていきます!

 

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