2019 AMAスーパークロス新王者|250SXイーストクラス チェイス・セクストン

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2019 AMAスーパークロス 250SXイーストクラス 新チャンピオン、チェイス・セクストン(ホンダ)。新王者誕生を祝してリリースされたビデオと今季セクストンの活躍にまつわる「数字」&ギャラリーを併せてシェア。

 

  • AMAスーパークロス250SXクラス、57人目の王者(56人目ディラン・フェランディスと同時)
  • AMAスーパークロス250SXクラス、2016年マルコム・スチュワート以来のガイコホンダライダーによるタイトル獲得
  • AMAスーパークロス250SXクラス参戦2年目での初タイトル獲得
  • 19歳
  • 今季9戦中、1勝(プロキャリア初優勝)最多勝はフォークナー5勝
  • 今季9戦中、表彰台登壇6回(最多タイ)
  • 今季9戦中、5位以内9回(最多)
  • ワーストリザルト5位
  • 平均順位、2.9位
  • メインレースでのホールショット0回(最多は6回のフォークナー)
  • 平均スタート順位、4.8位
  • 今季9戦中、トップ周回数11周(最多は82周のフォークナー)
  • 出身地ノースカロライナ州で初SX最高峰王者

 

  • 2018年 AMAスーパークロス250SXクラス ルーキーオブザイヤー

 

 

250SXイーストクラス開幕から6戦終了時、5勝(イーストクラス単独開催全勝)で早々と1レース最大獲得ポイント(優勝ポイント)の「26点差」を築いていたオースティン・フォークナー(カワサキ)。そのフォークナーのヒザ負傷による欠場で突如タイトル獲得の可能性が浮上したセクストン。ランキング2位のジャスティン・クーパー(ヤマハ)に9点差リードで迎えた最終戦でもクーパーの前でフィニッシュし、ポイントリードを13点差に拡げてのタイトル獲得となりました。

 

フォークナー負傷前の圧倒的なスピードと勝率により、セクストンのタイトル獲得は「棚ぼた」的な印象を抱かれているようですが、取りこぼしなくシーズン通して安定感ある戦いが出来ることも王者の条件の1つであることは、近年のAMAスーパークロス王者を振り返るとわかりますし、250SXウエスト王者フェランディスのタイトル獲得でも証明されているでしょう。勝利は1勝のみではありますが… 特にシリーズ後半5戦を「2-2-2-1-4」、全9戦トップ5、表彰台登壇最多の6回は王者に相応しい安定感。

 

 

モトゴシップ的トピックとしては、セクストンとフォークナーといえば、キッズ時代から常にトップを争うライバル同士。イーストラザフォードSXでヒザ負傷から強行出場したフォークナーが執拗にセクストンへ接触伴うアグレッシブなパッシングを仕掛けたことに「自分なら相手を転倒させようとするレースはしない」とコメント。

 

そのレースで戦線離脱したフォークナーは、ヒザの状況等の近況報告内で、暗にセクストン発言にも触れ「ヒザ負傷、3点差でラスト2戦のタイトル争いの状況であれば、何でもするしリタイアするまでベストは尽くした。批判は気にしない」と強気なフォークナーらしい発言。来季両者が同じ250SXシリーズを戦うことになるかは不明ですが、キッズ時代からのライバル関係激化、フォークナーの逆襲を迎え撃つセクストンという対決構図が今から非常に楽しみです!

 

 

上記画像はタイトル獲得の僅か一週間前、プロキャリア初優勝果たした表彰台。今季からセクストンのメカニックには、V4AMAスーパークロス王者ライアン・ダンジーの実兄、ジェイド・ダンジーが務めています。

 

セクストンはタイトル獲得したことで、2年後の450クラスステップアップが濃厚(AMAレギュレーション変更多々ありますが…)。450との好相性を既にコメントしており、今から楽しみな逸材。

 

フロリダのMXトレーニング施設モトサンドボックス(旧ザ・ネスト)で、ケン・ロクスンやアダム・シアンサルーロ等とトレーニングを共にするセクストン。タイトル獲得直後にロクスンがセクストンを称える姿に胸アツ。

 

【モトゴシップ】USトップアマGEICOホンダ入り!チェイス・セクストン

4年前、ヤマハからガイコホンダアマチュアチーム移籍直後の記事

 

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Honda Racing Corporation


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