【レースハイライトビデオ&リザルト雑感】MXGP Rd.10 ドイツGP
このラウンドよりMXGPシリーズも後半戦突入。MXGP、MX2クラスともにポイントリーダーをアクシデントが襲う、事件だらけの一戦に。予選レースの記事を見ていない方は先にそちらをオススメします。
ドイツGPも全レースライブ中継観戦出来たのでリザルト雑感も併せて。
今年のMXGP、大変なことになっています。エンジョイ!
MXGP、MX2 レースハイライトビデオ
MXGP of Germany MXGP Best Moments 2015.
ドイツGP: MXGP CLASS
1. Romain Febvre (Yam)…1-2 – MXGP総合3連勝!先日、ヤマハと二年契約更新したばかり。今回はこれまでのアグレッシブさから、落ち着いたレース運びで両レース共に安定したライディング。先日、シェアした超ド級新「漢」キャラ誕生の記事でお伝えした時から更に一段階上にステップアップした印象です。コース状況にうまく対応して、柔軟なライン取りも印象的。現時点ではタイトル争いに関してはあまり意識していないとコメントあり。MXGPルーキーながらここにきて一気に本物感出てきました!
2. Gautier Paulin (Hon)…3- 1 – 転倒者も多く、荒れた展開をベテランらしく両レース共にまとめました。正直、好調時のポーランのキレは無かったように見受けられましたが、レース終盤の勝負どころには必ず良いポジションにいられる底力はベテランらしい底力。
3. Kevin Strijbos (Suz)…..5-3 – 欠場明けの前戦からしっかり存在感示していますが、スロースターターなのはブランクの影響下?
4. Jeremy Van Horebeek (Yam)…4-4 – 勿体ないクラッシュもありましたが、怪我から復帰後、徐々に本来のスピードを取り戻しつつある様子も本人は結果に満足していないとコメント。
5. Evgeny Bobryshev (Hon)…2-7 – 好調引き続きもレース2ではスタート1コーナー転倒からの追い上げ。レース1では好調フェーバを追うも、勝負できる距離まで詰められず逆に終盤離されてしまう悔しい2位。しかし、怪我人多発のMXGPクラスのダークホース的存在としてレースを面白くしてくれそうです。
6. Dean Ferris (Hus)…7-5 – 2013年の同会場でのネイションズ大活躍の記憶も新しいフェリスが両レース共に一時はトップ快走と本来の実力を発揮し、会場との相性の良さを発揮する場面も。終盤には順位を落とすも今大会のキーパーソンの一人でした。調子自体は上向きとのことで今後に期待。
7. Shaun Simpson (KTM)…6-9
8. Christophe Charlier (Hon)…8-10
9. Tony Cairoli (KTM)…14-6 – 腕の怪我を押しての我慢のレースとなりましたが、両レースでしっかりポイント獲得。トップ快走からのバトルや転倒もあったりとハラハラするシーンも多く、レース後の姿も痛々しいものが… しかし、カイローリのタイトルへの凄まじい執念は画面からでも充分に伝わってきました!
10. Glenn Coldenhoff (Suz)…9-12
Other notables: 11. Steven Frossard; 12. Todd Waters; 16. David Philippaerts; 19. 山本 鯨(21-17) – レース2ではスタート直後からポイント圏内でのポジション争いに勝ち残り、見事5戦連続のポイントゲット!;DNS. Tyla Rattray; DNS. Max Nagl;
2015 FIM MXGP POINTS STANDINGS
(After 10 of 18 races)
1. Romain Febvre…369 – 新「漢」キャラ、一気にポイントリーダーへ!
2. Max Nagl…360 – 負傷直後に足首の手術を終えたものの2週間後のスウェーデンGPに参戦できるのか?
3. Tony Cairoli…352 – カイローリの執念が17点差のランキング3位を死守。
4. Gautier Paulin…324
5. Evgeny Bobryshev…306
6. Clement Desalle…291
7. Shaun Simpson…227
8. Jeremy Van Horebeek…194
9. Todd Waters…192
10. Glenn Coldenhoff…169
27. 山本 鯨…20
MXGP of Germany MX2 Best Moments.
ドイツGP: MX2 CLASS
1. Tim Gajser (Hon)…1-2 – 好調引き続き。ガイセルをプレッシャーの無い状態で前に出させると捕まえるのはかなり難しそう。伸びやかでスムースなライディングは素晴らしい!
2. Max Anstie (Kaw)…8-1 – 先日シェアした一発屋アンスティ記事でしたが、直後のレースでその一発が出ました! 序盤からリードを広げ、一時はガイセルに詰め寄られるも最後は10秒の大差で今季初優勝!
3. Valentin Guillod Yam)…2-5 – 両レース共にベストラップでスピードはピカイチ! しかし、転倒やミスもありもったいない… フランスGPで痛めた足は骨にダメージもありフィジカル面での心配もありましたがベストラップを両レース共にラストラップに叩きだす走りで心配を払拭。
4. Jordi Tixier (Kaw)…3-6 – 走りはディフェンディングチャンピオンらしく素晴らしいものの、かつてのダメなときのダンジーのような積極性を感じられない走りで最終的には勝負を仕掛けられずに後退という歯がゆいレースが続きます…
5. Julien Lieber (Yam)…5-8
6. Jeremy Seewer (Suz)…12-3
7. Pauls Jonass (KTM)…6-7
8. Benoit Paturnel (Yam)…7-8
9. Brian Bogers (KTM)…11-9
10. Henri Jacobi (KTM)…10-10
Other notables: 12. Petar Petrov, 13. Davy Pootjes; 27. Thomas Covington; 28. Aleksandr Tonkov – ガイセルとのバトルの最中の転倒により肩負傷… 骨折の疑いも; 29. Jeffrey Herlings – レース1オープニングラップでの転倒で鎖骨骨折、まさかのノーポイント.
2015 FIM MX2 POINTS STANDINGS
(After 10 of 18 races)
1. Jeffrey Herlings…398 – 139点差から、100点差へ。依然大量リードも肩の負傷の回復次第では…
2. Tim Gajser…298 – 一気にランキング2位浮上!
3. Valentin Guillod…297
4. Pauls Jonass…288
5. Jordi Tixier…286
6. Jeremy Seewer…275
7. Aleksandr Tonkov…256
8. Max Anstie…248
9. Julien Lieber…243
10. Dylan Ferrandis…205