ヤバすぎるスキル:秒速でトップ浮上する男 ケン・ロクスン@2016AMAスプリングクリーク/ミルビル
2016 AMAモトクロスRd.8 スプリングクリーク/ミルビル 450MX モト2での、ケン・ロクスン(RCHスズキ)トップ浮上劇が凄まじすぎる件!
以前から、ロクスンのレーススタート直後からの積極的なパッシングシーンを当サイトでも何度も紹介してきましたが、今回も凄いことになっています。
上記画像のトレイ・カナード(Team Honda HRC)と接触があり、スタート1コーナー直後、30番手前後と大きく遅れをとりますが…
とにかくロクスンのキレッキレなライディングを見て下さい。エンジョイ!
オープニングラップ終了時には、クリストフ・プーセル(ロックスターエナジーハスクバーナ)をパスし、4番手浮上。そのまま勢いでアンドリュー・ショート(BTO KTM)まで攻略し2位へ。
この時点で、最大のライバル、イーライ・トマック(モンスターエナジーカワサキ)やジャスティン・バーシア(JGRヤマハ)等を一気にパスし、引き離しています。
少々映像粗いですが、こちらのビデオも。2周目終了時には、ホールショットからトップ快走のマービン・ムスキャン(Red Bull KTM)を勢いそのままにパスし、トップ浮上!
しかも、オープニングラップの混戦時に他車との接触でシフトペダルが曲がったままのレースだったという事実も。
ロクスンの絶対的なスピード差も大きな要因ですが、混戦時でも積極的にラインを変更し、前のライダー達に次々と仕掛けていける冷静な判断力と実際に行動に移せる瞬発力が可能にしたロクスンのトップ浮上劇。
ライディングテクニックというよりも、判断力や思考の積み重ねによる自信や経験に裏打ちされたメンタル面の要素が強いとも言えるでしょう。ある意味、我々もプロアマ問わず、草レースレベルからでも習得しやすいことと考えることも可能かも?
なかなか真似できるレベルではありませんが… これまでのロクスンのレースキャリアを見ていれば、「まぐれ」ではないことは事実。まずはレーススタート直後から、冷静に周囲の状況を判断することから真似してみたい!