モトゴシップ|ケン・ロクスン「去就問題」ホンダファクトリーからの返答

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2022年限りでホンダファクトリーとの契約満了となるエースライダーのケン・ロクスン。来季去就問題が取り沙汰される中、ゲスト出演したジェームズ・スチュワートのポッドキャスト内で自身が現在「フリーエージェント」の身であること、その理由として交渉中であったホンダとの再契約が草案ごとホンダ側から取り下げられたことをコメントし、大騒動となりました。

 

モトゴシップ|AMA参戦ホンダファクトリー「契約更新なし」ケン・ロクスン

ロクスン側からのコメントや関連モトゴシップ、雑感は上記リンク先からご確認いただくこととして、今回はホンダ側からの返答内容をシェア。

チーム監督ではなく、ファクトリーチームを運営するホンダのマネージメント担当ブランドン・ウィルソン氏のリリース内コメントを抄訳すると…。

過去6年間の関係に感謝と敬意を抱いているもののロクスンの発言を受け、ホンダとして明らかにすべき事象がいくつか存在しています。2023年の契約延長オファーをしたが、ロクスンと彼のエージェント側から断られました。契約内容に「FIM ワールドスーパークロスチャンピオンシップ」には参戦不可という条件が含まれていたことは事実です。ホンダとしてサポートする全てのライダーを特別扱いなく平等に扱うことが重要であると考えている

という内容。交渉決裂の理由として、新スーパークロスシリーズ「FIM ワールドスーパークロスチャンピオンシップ」へのロクスン参戦があったことを暗に認めてはいますが、契約オファーを断ったのはロクスン側からであると名言。

 

 

このホンダからのリリースはロクスンのコメントが公となった直後に出されたもので、結果的に騒動の大きさを象徴しているかのようなホンダからの返答となりました。

今回のモトゴシップ、確認取れる範囲でのコメントや両者の相違点から、要点を改めてまとめると…。

・ホンダからの契約条件は、2023 AMAスーパークロスのみ
・契約合意、締結には至っていない
・事前にロクスンのFIM ワールドスーパークロスチャンピオンシプとの参戦契約アリ
・ホンダはFIM ワールドスーパークロスチャンピオンシップ参戦不可の契約条件

ネイションズ開催もあり、モトゴシップとして本件について触れるのに時間が空いてしまったのですが、その後も両陣営が歩み寄る様子は見られていません。

 

モトゴシップ|AMA参戦ホンダファクトリー「契約更新なし」ケン・ロクスン

ロクスン去就問題のその後ですが…(モトゴシップまとめは上記記事リンク先から)。現役引退は否定しており、2024年まではAMAスーパークロス、AMAモトクロスへの参戦継続希望を表明。今週末開幕のFIM ワールドスーパークロスチャンピオンシップ(今季全2戦)には、オーストラリアのホンダチームの受けての参戦が決定しました。

FIM ワールドスーパークロスチャンピオンシップのインターバル期間に開催される、ロクスンの個人スポンサーであるレッドブル主催のストレートリズム(2ストローク限定大会)には「ヤマハYZ250」での参戦になるのではとのモトゴシップあり。

FIM ワールドスーパークロスチャンピオンシップ以後のロクスン去就問題については、上記記事リンク先の通り複数のモトゴシップが存在中。2023 AMAスーパークロス 開幕戦 アナハイム1への参戦を明言しているロクスン、果たして何色のマシンでスタジアムに姿を表すことになるのでしょうか?

 

Honda Racing Corporation


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