Gモト|「THE RIDER」本田七海 vol. 4

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レース活動を辞めることも考えた、2021年…。しかし、現役続行を自ら決断。来たるべき 2022年に向け「考え、行動」。チーム、家族、スポンサーに想いを伝え、新たなTEAM KOH-Zを作り出した新生「本田七海」。
今シーズンもGモト目線で本田七海選手の活動をお伝えします。

 

 

先日、本田選手がチームでオフロードビレッジに来ていたのでお話を伺いました。

Gモト:本当に辞めてしまうかと思っていたので、先日ヤマハ発動機から発表されたレース体制に、本田選手の名前を見つけた時には「よし!」ってガッツポーズしてしまいました。
まずは、今年の活動内容を教えてください。
本田七海:昨年同様、全日本モトクロス選手権LMXクラスのチャンピオンを獲得する事と、CLUB KOH-Zの後進育成です。

 

 

Gモト
:いよいよ、本田選手の後進育成活動が始まるんですね。昨年伺っていた事が実現していきますね。具体的にどのような取組になるのでしょうか?
本田七海:全日本モトクロス選手権に関しては昨年同様です。チャンピオン獲得に向けて自分のレースに集中します。CLUB KOH-Zのライダーが各地方選手権出場の際には、私がお手伝いとして同行し育成活動をします。今回の関東選手権もその活動になります。また、CLUB KOH-Zのみんなが全日本モトクロス選手権にお手伝いとして同行してくれます。
互いにレース活動をサポートし、チーム全体で向上していきたいです。

 

 

Gモト:育成活動方針を教えてください。
本田七海:夢はCLUB KOH-Zで育ったライダーがプロとなり全日本でトップ争いをする事です。
そのプロセスとして、今年はライダーが親元を離れ大人と接していきながら、モトクロスを中心に活動し、私生活もライダーとしても成長できるように育てていきたいです。
Gモト:んーー素晴らしい。
私達が22年間見てきたLMXクラスのライダーで、このような活動を見たのは初めてだし、自ら環境を作り後進育成活動をするライダーの登場がうれしい。
しかもチャンピオン経験者。
質の高い後進育成が期待できます。
ではでは、本田選手の育成するライダーを紹介しますね。

 

 

本田七海:CLUB KOH-Zからは、今岡駿太(NA)、松下 光(JX) 、柄川虎太郎(JX)が、地方選、全日本に参戦致します。昨年に引続き(株)ルッツ様をはじめ、他業種のスポンサー様からご支援のもと、レース活動が出来ることに感謝の気持ちでいっぱいです。さらに、新しくご支援いただけるスポンサー様も増え、ライダー一同、結果でお返し出来るよう精一杯頑張りたいと思います!
Gモト:ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
本田七海:2022年も走ろう!って思った理由とキッカケは、昨年なかなか勝てないレースが多くて… 逆にその状況でもすごく応援していただけていると感じました。
その気持ちで迎えた最終戦、中国大会でたくさんの人達に応援してもらえて、勝てた時にいろんな人に声をかけていただきました。
それまでそんな風に思ったことは無かったんですけど、あー自分っていろんな人に応援してもらってるんだなぁって。
それと、昨年の最終戦中国大会でなんですけど、Gモト(2ストヤマハYZ85LWで、4ストホンダCRF150Rをまたやっつけたい!)を見て、生で4ストをやっつけるレースを見てみたいという方が、お土産を持って応援に来てくれたんです! その方の初めての全日本観戦だった日に、勝つところをお見せ出来て良かったですし、22年も応援継続するよって言っていただいたスポンサー様にも勝ったレースを見ていただき喜んでいただている姿を見て、最後は応援してくれるファン皆さん、勝てない状況の中でもずっと応援してくてる皆さんと笑って終わりたいなって思い、2022年も走ろうって決めました。今年は私だけではなく、私が育てていくCLUB KOH-Zのライダーも応援よろしくお願いいたします!

 

本田選手にお話を伺う度に「背筋が伸びます」。自分達もしっかりしなくては!って。今年の全日本選手権は全戦取材させていただく予定です。
本田選手の魅力は「ヤマハYZ85LW」を2ストならではの良い音をさせて、スムーズにコーナーを走り、誰も飛ばないジャンプを跳んでライバルをパッシング。
キレのある走りで「ファンを魅了できる」数少ない2ストスペシャリスト。
新生「本田七海」に大注目です。是非とも会場で観戦し、コースサイドから腕をグルグル回して応援してください。
Gモトと一緒に新生「本田七海」の発信するモトクロスをエンジョイしましょう!

 

オマケ。
昨年の取材で「バイク整備はすべて自分でやります」と聞いていたんですが、リアルタイムで見れましたよ。整備ではなく、トラブルに対応。普通なら練習が終わるような状況なのに、サクサクっと作業して普通に練習に戻られました。「バイク」を知っているからこそ、2ストで4ストをやっつけられるんですね。素晴らしい。シーズンオフに関東で本田選手のカッコイイライティングが見れて大満足なGモトクルーでした。

 

GSPEEDTOKYO|ジースピードトウキョウ
Gモト – The Newsmoto
THE RIDER – The Newsmoto


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