Gモト|「THE RIDER」本田七海 vol. 2

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新企画「THE RIDER」ご好評いただいたので、今週末開催の「全日本モトクロス選手権 第7戦 MFJ-GP」に向け、vol. 2を準備しました。

「2019年レディースクラスチャンピオン本田七海選手 vol. 2」今回は「憧れ」がテーマです。本田選手の「憧れ」とは…。

Gモト読んでレディスクラスの観戦が楽しくなればうれしく思います(取材日は第4戦SUGO大会)。

 

憧れがあるからこそ。

インタビュー中、本田選手が「ヤマハPW50」で全日本選手権CXクラスに出場していた頃の話になり、 Gモトクルーが「本田選手、奥野歩希選手のヘルメット被ってましたよね?」と質問すると・・・「そうなんです、私アキちゃん大好きなんです!」

 

本田選手がモトクロスを始めた頃は全日本レディスモトクロス全盛期。予選3組、90台近いエントリーがありました。その当時、所属する「TEAM KOH-Z」がサスペンションメンテナンスをサポートしていた、「奥野歩希 – クラブヤマハ名阪レーシング」に出会う。
同じ関西、同じヤマハ、同じ女子。

 

「アキちゃんと走りたい!」

2004年のシーズンオフ。チームオーナー辻本氏から「近所のコースで全日本レディス選手のスクールがあるよ。行ってごらん、アキちゃんも来るよ」と言われた。

「よし、行ってみよう!」

 

CXクラス時代の本田選手。
初めて「全日本トップレディスライダー」に触れた日の写真。
「このスクールが全日本に参戦する一つのキッカケ。この日があったから、今の私があるんです。」

 

これからの本田七海。

「アキちゃんのように、ライダーのお手本になりたい!」。17年前に出会った「憧れ」が、今もまだ心の中にある。現在はレース活動以外に一般の街乗りライダー向けのインストラクターもしているそう。「モトクロスで培ったライディング技術で、街乗りライダー皆さんの安全性レベルアップにつながっているのが嬉しい。」とニコニコ話してくれました。トップライダーとして、インストラクターとして、「ライダーのお手本になりたい」を実践している本田選手。「憧れ」が夢や未来を作る。

 

私とチーム。

「TEAM KOH-Zはチームであり、家族でもあります。このチームで自分の経験とヤマハ発動機様をはじめとするスポンサー企業様に支えられてレース活動ができています。アスリートとして成長できる環境がここにはあるんです。」この言葉、久しぶりにチャンピオンライダーから聞きました。

モトクロスを始めたキッズに対してチームがきちんと「憧れ」をサポートする、その憧れが夢になる。
夢を達成しライダー自身の経験で社会貢献する。
女子選手がレース活動しながら成長し続けられる環境、素晴らしいと思います。

いかがでしたか? 「THE RIDER」本田七海 vol. 2。
17年経った今でも幼少期の「憧れ」が、現在・未来へと繋がっていた事に感動したし、このクロスオーバーを来年も再来年もその先も見たい! と思いました。「vol.3」も企画中。取材にご協力いただいたTEAM KOH-Z辻本オーナー、スタッフの皆さんありがとうございました。
次回のGモト全日本取材はスポーツランドSUGOでの第7戦 MFJ-GP大会。さらにGモト目線で「男子より断然女子の勝負は見応えがある」を取材します。もちろん、本田選手をさらに深掘りしていきます!

 

GSPEEDTOKYO|ジースピードトウキョウ
Gモト – The Newsmoto


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