250SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2022 AMAスーパークロス 第12戦 シアトル

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【追加:リザルト雑感】

2022 AMAスーパークロス 第12戦 シアトル。世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズ、AMAスーパークロス。東西に別れて争われる250SXクラスは、ウエストシリーズ第7戦(全10戦)として開催。決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感&最新ポイントランキングをシェア。

 

 

新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりの開催となるワシントン州シアトルでのAMAスーパークロス。250SXクラスは、約1ヶ月半のインターバル期間を経てのウエストシリーズ開催となります。負傷からの復帰戦となる下田丈選手の活躍に大注目。

エンジョイ!

 

 


 

 

【250SXウエスト 決勝リザルト】
1. Hunter Lawrence (HON), 19 laps – インターバル明けの一戦を制したのは今季2勝目のローレンス。決して最速ライダーというわけではありませんでしたが、首位浮上後は荒れていくコースを持ち前のバランス良いライディングとコンスタントなペースで逃げ切りに成功しての勝利。レース後半は周遅れとクレイグの追い上げというプレッシャーも受け続けながらの展開となりましたが、インターバル突入前のアナハイム3SXでの転倒リタイアを不運を払拭する快勝といえる価値ある勝利。前戦アナハイム3SXでのフープス大前転のダメージは大きく、約1ヶ月半のインターバル期間中の2週間は療養していたとのこと。インターバル期間に開発が進められたマシンは想像以上の仕上がりでプレスデイではジャンプの飛びすぎミスもあったと語るほど。打倒クレイグの最大の課題であるフープス攻略に関して、今大会の荒れたフープスでは自身が選択したラインが最速でないことは認識しつつも安定感を優先させたコメント。

2. Christian Craig (YAM), +01.430 – ヒートレースでは珍しくスタート失敗するも、メインレースではホールショット獲得。得意の先行逃げ切りとはいかずに、モジマンとの序盤の首位バトル時の転倒。一時は5番手に順位を落とすも、再スタート後に自身のベストラップ記録しながら鬼神迫るかのような追い上げ劇はこのレースのハイライト。ローレンスを上回るペースで逆転勝利も視野に入れる位置まで追い上げましたが、荒れていく路面コンディションと大量発生した周遅れがクレイグの逆転を遠ざける結果に。表彰台でのコメントではモジマンからの接触に怒り心頭。2位浮上後のレース終盤にミスもあり、無理にローレンスを追うことはせずにタイトル争いを考慮し、2位キープのレースを選択したとのこと。

3. Michael Mosiman (GAS), +11.305 – タイムドプラクティス最速ラップ通りのスピードでクレイグを逆転するもその後はペース上がらず。理由はクレイグのマシンとの接触が原因でリアブレーキ破損とのこと。スピードもアグレッシブなライディングはどちらもモジマンの持ち味なのですが、今大会では結果的に裏目に出てしまいました。リアブレーキ破損は、ローターが歪むダメージ。ブレーキの効きが悪くなったり、空中でロックするような状態だったそうですが、数周かけてトラブル起きたマシンに対応したとのこと。クレイグとの接触に関しては通常のパスだったという認識とコメント。

4. 下田丈 (KAW), +16.948 – 負傷からの調整不足が心配されていた下田。中継内でもその奮闘ぶりは注目されていました。勝負所での一発のスピードを取り戻すのにはもう少々時間が掛かるかもしれませんが、レース終盤でも自身のベストラップと大きな差のない好タイム連発する快走は次戦以降の活躍を大いに予感させるものでした。タイトル争いは絶望的な状況ですが、レース勝利という面ではダークホース的存在として残りのシリーズを大いに盛り上げてくれるはず。公式コメント抄訳とギャラリーはコチラからご確認いただけます!

5. Vince Friese (HON), +28.020 – 所属チームのホームレース。キャリア初ヒートレース勝利を果たし2戦連続表彰台も期待されましたが、この位置。インターバル期間は、450SXクラスに参戦してきただけあり、レース勘は衰えていない有利さを発揮。7戦中、5回のトップ5フィニッシュ。賛否両論のレーススタイルですが、クラスを問わずに今季は上位で存在感示す好調ぶり。

6. Garrett Marchbanks (YAM), +33.376 – タイムドプラクティス3番手から好結果が期待されましたが、課題のスタートでまたしても出遅れ。ヒートレース以降、自身のリズムを崩してしまったとコメント。

7. Chris Blose (GAS), +44.391 – プライベーター最上位。今季限りで引退表明、34歳のベテランがヒートレースから存在感示す活躍。

8. Jalek Swoll (HUS), +44.937 – ハスクバーナファクトリー250SXウエストを一人で背負うスウォル。スタート失敗で後方からの追い上げレースも光る点なし。ファクトリーライダーとしてはトップ5をコンスタントに狙える活躍が求められるはず。

9. Robbie Wageman (YAM), +58.848
10. Derek Kelley (KTM), +1 lap

11. Nate Thrasher (YAM), +1 lap – インターバル明け、ヒートレース時から好調アピールしていた2年目のスラッシャー。下田選手を抑えて表彰台を懸けたバトルを繰り広げるもミスで自滅…。次戦はルーキーながら昨年にSX初優勝果たしたアトランタ。注目すべきライダー。

12. Carson Mumford (SUZ), +1 lap
13. Carson Brown (KTM), +1 lap
14. Dominique Thury (YAM), +1 lap
15. Mitchell Harrison (GAS), +1 lap
16. Kaeden Amerine (KTM), +1 lap
17. Geran Stapleton (GAS), +1 lap
18. Ryan Surratt (YAM), +2 laps
19. Wyatt Lyonsmith (KAW), +2 laps
20. Jesse Flock (YAM), +3 laps
21. Mcclellan Hile (HON), +3 laps
22. Tre Fierro (KAW), +4 laps

 

 

【250SXウエスト ポイントランキング 7 of 10】
1. Christian Craig (YAM), 171 points(4勝)– 1レース分「26点差」以上の大量リードは変わらず。残り3戦に東西シリーズ混走「ショーダウン」が2回予定されており、先行逃げ切りタイプのクレイグの有利が予想されますが、最終戦前にタイトル確定させることが出来るか?
2. Hunter Lawrence (HON), 145(2勝) – ランキング2位再浮上。
3. Michael Mosiman (GAS), 141(1勝)
4. Vince Friese (HON), 117
5. 下田丈 (KAW), 106 – 逆転ランキング4位浮上の可能性まだまだあります!
6. Nate Thrasher (YAM), 94
7. Robbie Wageman (YAM), 94
8. Garrett Marchbanks (YAM), 90
9. Carson Brown (KTM), 83
10. Chris Blose (GAS), 79
11. Jalek Swoll (HUS), 68
12. Carson Mumford (SUZ), 66
13. Derek Kelley (KTM), 66
14. Cole Thompson (YAM), 50
15. Dominique Thury (YAM), 49
16. Seth Hammaker (KAW), 44
17. Dylan Walsh (KAW), 41
18. Logan Karnow (KAW), 40
19. Ryan Surratt (YAM), 40
20. Mitchell Harrison (GAS), 39

 

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