450SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2022 AMAスーパークロス 第12戦 シアトル

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【追加:リザルト雑感】

2022 AMAスーパークロス 第12戦 シアトル。全17戦で争われる世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズが、AMAスーパークロス。最高峰プレミアクラスとなる450SXクラスの決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感&最新ポイントランキングをシェア。

 

 

新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりの開催となるワシントン州シアトルでのAMAスーパークロス。シアトルSXでは古くからお馴染みと言える、軟質路面と短いラップタイム。レースの早い段階から現れることが予想される周遅れと深い轍への対処が勝敗を分ける可能性あり。

エンジョイ!

 

 


 

 

【450SX 決勝リザルト】
1. Eli Tomac (YAM), 26 laps – 2017年以来となる自身度目の5連勝で、SX歴代4位タイ(チャド・リード)となる44勝達成! ヒートレース時は無理のないコンサバな印象で2位。しかし、ホールショットから飛び出したメインレースでは別人かのようなアグレッシブなライディングでオープニングラップから他を圧倒。リズムセクション4個飛びや積極的にアウトラインを多用して、ライディングのリズムを高めていく姿はマシンの仕上がりや自身の調子に絶対の自信を持っていることが伝わる快走劇。7周目にこのレースのベストラップ記録。レース内容の通り、コース状態が良かった前半は猛プッシュ。バーシアの転倒自滅もありましたが、ライバルを寄せ付けなかった攻めのライディングは圧巻でした。マシンもライディングも思うような仕上がりとコメント。自身の記録が話題の一戦でしたが、当の本人はタイトル最優先だとキッパリ発言。

2. Jason Anderson (KAW), +08.615 – 終始、調子が上がらなかったと語る通り、序盤からトップ争いについていけない展開でしたが、コンスタントなラップタイムが功を奏し、4レース振りに表彰台に帰ってきました。トマックとバーシアのペースには及びませんでしたが、荒れていく路面コンディションにも上手く対応出来て調子を上げられたことには満足していると発言。

3. Marvin Musquin (KTM), +10.094 – 2戦連続、今季3度目の表彰台フィニッシュ。シアトルSXと好相性といえばこの人。参戦したシアトルSXで連続表彰台登壇中。アンダーソン同様にバーシアの転倒によるポジションアップですが、轍の多いテクニカルな路面コンディションでムスキャンのスキルが光りました。

4. Malcolm Stewart (HUS), +22.723 – タイムドプラクティス首位からヒートレースでも好調。キャリア初優勝が今大会も期待されていましたが、レース序盤のポジションアップに手間取り、上位陣と勝負できず。ラストラップに転倒も喫する内容。初優勝が近いようで遠いスチュワートですが、スタートさえ決まればダークホース的に勝利が期待できるポテンシャルに疑いなし。周遅れの影響で転倒もありましたが、表彰台登壇にはスピードが足りなかったと謙虚なコメント。

5. Justin Barcia (GAS), +26.657 – 逃げるトマックを必死に追い続けたものの徐々に差が開いた12周目、勝負所となったリズムセクション4個飛びで転倒。ギリギリまで攻め続けた結果の小さなミスが大きな代償となりました。とはいえ、トマック独走を許さない気迫伝わるライディングは好調を強くアピールするものでした。マシンに損傷もあり、再スタート後はペースアップならずでしたが、全力を出し切ったライディングには満足しているとのこと。今大会直前に30歳の誕生日を迎えました。

6. Cooper Webb (KTM), +29.444 – KTM移籍後最長となる12戦連続勝利なし…。腕と肩を負傷しながらのディフェンディングチャンピオンですが、今大会のタイムドプラクティス中でもリズムセクションでコースアウト転倒。両肩に痛みを抱えながら貪欲な姿勢を貫くも、厳しいレースが続きます。

7. Dean Wilson (HUS), +1 lap – 前戦に引き続き、今季ベストタイ。レース序盤は5位走行もリズムをつかめず、終盤には腕上がりを起こし厳しい戦いだったとのこと。

8. Justin Bogle (SUZ), +1 lap – 今季ベストタイで、2度目のトップ10フィニッシュ。ヒートレース3位で復調傾向。

9. Mitchell Oldenburg (HON), +1 lap – 所属チームのホームレースで今季初トップ10フィニッシュ。イーストシリーズでは250SXクラスに参戦しており、久々の450SXクラス。

10. Brandon Hartranft (SUZ), +1 lap

11. Kyle Chisholm (YAM), +1 lap – 250SXイーストでは電撃スターレーシングヤマハ入りが話題のベテランですが、シリーズがウエストに移るということで再びプライベーターとして450SXクラスに参戦。ヒートレース4番手が今大会ハイライト。

12. Justin Starling (GAS), +1 lap
13. Ryan Breece (YAM), +1 lap
14. Alex Martin (YAM), +1 lap
15. Cade Clason (HON), +2 laps
16. Kevin Moranz (KTM), +2 laps
17. Fredrik Noren (KTM), +2 laps
18. Tristan Lane (KTM), +3 laps
19. Joan Cros (KAW), +3 laps
20. John Short (HON), +3 laps
21. Alex Ray (HON), +11 laps
22. Austin Politelli (HON), +16 laps

 

 

【450SX ポイントランキング 12 of 17】
1. Eli Tomac (YAM), 281 points(7勝)– 2レース分以上となる「54点差」の大量リードへ。残り5戦、最終戦前にタイトル獲得濃厚でしょう。
2. Jason Anderson (KAW), 227(3勝)
3. Justin Barcia (GAS), 222
4. Malcolm Stewart (HUS), 221 – 2位のアンダーソンまで、6点差。バーシア交えたランキング2位争いに注目。
5. Cooper Webb (KTM), 208
6. Marvin Musquin (KTM), 206
7. Chase Sexton (HON), 183(1勝)- タイムドプラクティス中の転倒で欠場
8. Dean Wilson (HUS), 151
9. Dylan Ferrandis (YAM), 141 – 欠場中
10. Ken Roczen (HON), 133(1勝) – 欠場中
11. Brandon Hartranft (SUZ), 110
12. Shane McElrath (KTM), 101 – 欠場中
13. Justin Brayton (HON), 99 – 欠場中
14. Aaron Plessinger (KTM), 97 – 欠場中
15. Justin Bogle (SUZ), 85
16. Kyle Chisholm (YAM), 69
17. Vince Friese (HON), 65
18. Alex Martin (YAM), 60
19. Justin Starling (GAS), 55
20. Max Anstie (KTM), 55 – 欠場中

 

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