レースビデオ＆リザルト｜2022 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 開幕戦イギリスGP

by SetagayaRacing · Published 2022-02-28 · Updated 2022-02-28

2022 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 開幕戦イギリスGPのMXGPクラス、MX2クラス決勝レースハイライトビデオ＆リザルトをシェア。

モトゴシップ｜2022 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 開幕戦「暴風災害」延期

上記記事リンク先の内容の通り、1週間延期されて開幕を迎えた 2022 MXGPシリーズ。GP史に刻まれた僅差のタイトル争いが大きな話題となった昨シーズンでしたが、その主役の2人、MXGPクラス王者のジェフリー・ハーリングスとランキング2位のロマン・フェーブルが負傷で開幕戦から欠場。GP9冠アントニオ・カイローリの引退もあり、これまでと違った緊張感の中での新シーズンの幕開けとなりました。

【MXGP 総合結果】
1. Tim Gajser (SLO, HON), 1-2.
2. Jorge Prado (ESP, GAS), 4-1.
3. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 2-4.
4. Maxime Renaux (FRA, YAM), 3-6.
5. Glenn Coldenhoff (NED, YAM), 9-3.
6. Jed Beaton (AUS, KAW), 5-7.
7. Alberto Forato (ITA, GAS), 6-8.
8. Thomas Kjer Olsen (DEN, KTM), 8-10.
9. Jeremy Van Horebeek (BEL, BET), 10-9.
10. Brian Bogers (NED, HUS), 7-12.

昨年は惜しくもタイトル逃した、GP4冠のガイザーが総合優勝。前週の悪天候の影響か？転倒者が目立った今大会でガイザーもミスや転倒ありましたが、両レースで最後まで衰えないスピードが光りました。総合2位は、マシンをGASGASに乗り換えたプラド。得意のホールショットを両レースで披露し、レース1ではリズムを掴めず後退するもレース2ではガイザーからの猛追を退け、運もありましたが勝利。総合3位には、シーワー。レース1でのラスト2周、バトル中の転倒で首位をガイザーに明け渡す悔しい展開もキャリア初の開幕戦表彰台登壇に満足とコメント。

ディフェンディングチャンピオンのハーリングスのかかと骨折、昨年ランキング2位のフェーブルの足骨折欠場があった中、順当な表彰台顔ぶれにという印象受けますが、予選日からの流れをフォローすると非常に興味深い開幕戦となりました。昨年のMX2王者ルノーのステップアップも注目の今シーズン。予選レース勝利、レース1ベストラップ記録とサプライズ感ある最高峰MXGPクラスでびゅーとなりました。同じくMX2クラスからのステップアップ組、オーストラリア人ライダーのビートンもデビュー戦を総合6位。

【MXGP ポイントランキング】
1. Tim Gajser (SLO, HON), 47 points
2. Jorge Prado (ESP, GAS), 43
3. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 40
4. Maxime Renaux (FRA, YAM), 35
5. Glenn Coldenhoff (NED, YAM), 32
6. Jed Beaton (AUS, KAW), 30
7. Alberto Forato (ITA, GAS), 28
8. Thomas Kjer Olsen (DEN, KTM), 24
9. Jeremy Van Horebeek (BEL, BET), 23
10. Brian Bogers (NED, HUS), 23

【MX2 総合結果】
1. Simon Längenfelder (GER, GAS), 1-1.
2. Tom Vialle (FRA, KTM), 2-3.
3. Jago Geerts (BEL, YAM), 4-2.
4. Kay de Wolf (NED, HUS), 3-5.
5. Roan Van De Moosdijk (NED, HUS), 6-4.
6. Mikkel Haarup (DEN, KAW), 8-7.
7. Stephen Rubini (FRA, HON), 5-10.
8. Kevin Horgmo (NOR, KAW), 7-9.
9. Isak Gifting (SWE, KTM), 14-6.
10. Andrea Adamo (ITA, GAS), 9-11

新生GASGASのMXGP参戦開始となる2020年からGASGASでMX2クラス参戦開始のランゲンフェルダーが総合優勝。過去最高順位が5位という17歳の若手ドイツ人が大化け。予選から決勝レースをホールショット＆完全制覇という本人も予想外というサプライズ勝利！総合2位は。2020年MX2王者のビアル。昨シーズン中の負傷療養から調整不足のまま迎えた開幕戦ですが、確実に表彰台登壇。フルモデルチェンジのニューマシンのセッティングもまだ時間が必要な模様。総合3位には、ヤマハのヘールツ。課題の安定しないレースとなりましたが、負傷明けの腕の影響もあったのか？しかし、今季も勝利を狙えるスピードは健在。

今季からMX2クラスにフル参戦となるエバーツ一族、第3の男リアム・エバーツは予選レースで指の骨折でリタイア。

【MX2 ポイントランキング】
1. Simon Längenfelder (GER, GAS), 50 points
2. Tom Vialle (FRA, KTM), 42
3. Jago Geerts (BEL, YAM), 40
4. Kay de Wolf (NED, HUS), 36
5. Roan Van De Moosdijk (NED, HUS), 33
6. Mikkel Haarup (DEN, KAW), 27
7. Stephen Rubini (FRA, HON), 27
8. Kevin Horgmo (NOR, KAW), 26
9. Isak Gifting (SWE, KTM), 22
10. Andrea Adamo (ITA, GAS), 22