250SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2022 AMAスーパークロス 第6戦 アナハイム3
【追加:リザルト雑感&下田選手負傷情報】
2022 AMAスーパークロス 第6戦 アナハイム3。世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズ、AMAスーパークロス。東西に別れて争われる250SXクラスは、ウエストシリーズ第6戦(全10戦)として開催。決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感&最新ポイントランキングをシェア。
AMAスーパークロス事件簿|下田丈「転倒負傷」2022 アナハイム3SX 一部始終ビデオ
今季シリーズ、スーパークロスの聖地アナハイムでの3戦目。今大会を終えるとシリーズはアメリカ東部連戦がスタート。250SXウエストシリーズは約1ヶ月のインターバル期間を迎えることとなり、重要な一戦となります。
下田 丈はヒートレースで繰り広げたラストラップの首位バトル、勝負所で大転倒しリタイア。LCQ出走も見送り、今大会を終えました。心配される負傷については、正式なリリースを待ってからお届け予定。
【追加】プロサーキットカワサキからのリリースによると、病院での検査の結果、骨折等の大きな怪我はなかったと記されていました。インターバル明けのシアトルSXには参戦出来ると確信しているとのこと。
【250SXウエスト 決勝リザルト】
1. Christian Craig (YAM), 16 laps – 得意のフープスでのスピードと安定感だけでなく、総合的にライバル達を圧倒しての今季4勝目。タイムドプラクティス、ヒートレース、メインレースの全てで1位。ヒートレースとメインレースでは両レースでホールショットから全ラップ首位、ベストラップ記録という完璧な勝利。今季3度開催されたアナハイムで3連勝も達成。同クラスでは、2007年のライアン・ビロポート以来の快挙。因みにアナハイム3連勝を達成したライダーのチャンピオン獲得率は「80%」、アナハイム3SX勝者のチャンピオン獲得率は「70%」というデータが存在しています。インターバル期間の450SXクラス参戦の可能性については、チームに打診するもポイントリーダーという立場もあり、実現する可能性は低いだろうとのこと。モトゴシップ的、最大の関心事であるフリージとの関係については、表彰台で握手を交わすも会話はゼロ。そりゃ、そんな簡単に許すことは出来ないでしょう。
2. Vince Friese (HON), +25.423 – 約8年ぶりの表彰台登壇は、2位の自己最高リザルト。ミスや転倒で思うような結果が残せずに、諦めかけていた表彰台だったとのこと。前戦での大事件の当事者同士で1, 2フィニッシュという、まさかの展開というサプライズ感ある結果。転倒者の多いレースとなりましたが、得意のスタートから上位をキープしたスピードと安定感が光りました。完全に悪役キャラとしてスタジアムではブーイングが聞かれるような存在となってしまいましたが、逆境を跳ね返し結果を残すハートの強さ…この男、ただ者ではありません。ネット上や外野からの騒音は、スマホから離れ、トレーニングやランディングに集中することではねのけたと語りました。インターバル期間は、450SXクラスに参戦。
3. Michael Mosiman (GAS), +30.169 – 序盤のコースアウト、終盤のフープスでの転倒がありましたが、スピードを武器に表彰台フィニッシュ。前戦に続いて、昨シーズンまでの不安定さを露呈するレースが続いてしまっています。今季ここまでにヒザのダメージ、手の骨折を抱えてのレース参戦だったとのこと。特にヒザのダメージは深刻でインターバル期間に療養するとのこと。
4. Garrett Marchbanks (YAM), +46.865 – ヒートレース勝利もスタート1コーナーで転倒。最後尾からの追い上げレース。
5. Carson Brown (KTM), +49.789 – 代役ライダーとして急遽ウエストシリーズ参戦のプライベーターの快進撃続く、キャリアベストフィニッシュ更新。
6. Chris Blose (GAS), +54.679 – 今季限りで引退表明しているベテラン。終盤まで4位キープも今大会最大の難所フープスで転倒。
7. Robbie Wageman (YAM), +57.611
8. Derek Kelley (KTM), +1 lap
9. Logan Karnow (KAW), +1 lap
10. Ryan Surratt (YAM), +1 lap
11. Kaeden Amerine (KTM), +1 lap
12. Geran Stapleton (GAS), +1 lap
13. Devin Harriman (KTM), +1 lap
14. Tre Fierro (KAW), +1 lap
15. Dominique Thury (YAM), +2 laps
16. Maxwell Sanford (HON), +3 laps
17. Dylan Woodcock (HUS), +7 laps
18. Hunter Lawrence (HON), +10 laps – 先行するクレイグを必死に追走するも、徐々に差が開き始めた7周目にフープスで大転倒、リタイア。そのままリタイア。今季、安定感を武器に前戦で今季初優勝、タイトル争いを盛り上げてくれる存在でしたが、一転してタイトル争い脱落の危機。2位キープではなく、タイトル争いに重要な一戦という認識で勝利にこだわっていたとのこと。心配される負傷についてですが、大きな怪我には至らずで一安心。
19. Jerry Robin (GAS), +12 laps
20. Nate Thrasher (YAM), DNF
21. Jalek Swoll (HUS), DNF
22. Mitchell Harrison (GAS), DNF
【250SXウエスト ポイントランキング 6 of 10】
1. Christian Craig (YAM), 148 points(4勝) – 8点差から「28点差」と1レース分以上の大量リードを築き上げることに成功。ライバル達が大きく崩れた一戦で逆にタイトルを大きく引き寄せました。
2. Michael Mosiman (GAS), 120(1勝) – ランキング2位浮上。
3. Hunter Lawrence (HON), 119(1勝)
4. Vince Friese (HON), 99
5. 下田 丈 (KAW), 87 – ランキング5位へ…
6. Nate Thrasher (YAM), 81
7. Robbie Wageman (YAM), 80
8. Garrett Marchbanks (YAM), 73
9. Carson Brown (KTM), 73
10. Chris Blose (GAS), 63
11. Carson Mumford (SUZ), 55
12. Derek Kelley (KTM), 53
13. Jalek Swoll (HUS), 52
14. Cole Thompson (YAM), 50
15. Seth Hammaker (KAW), 44
16. Dylan Walsh (KAW), 41
17. Logan Karnow (KAW), 40
18. Dominique Thury (YAM), 40
19. Ryan Surratt (YAM), 35
20. Mitchell Harrison (GAS), 33
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