450SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2022 AMAスーパークロス 第6戦 アナハイム3

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【追加:リザルト雑感】

2022 AMAスーパークロス 第6戦 アナハイム3。全17戦で争われる世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズが、AMAスーパークロス。最高峰プレミアクラスとなる450SXクラスの決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感&最新ポイントランキングをシェア。

 

 

今季シリーズ、スーパークロスの聖地アナハイムでの3戦目。今大会を終えると翌週からシリーズはアメリカ東部連戦がスタート。節目となる一戦、好調を維持して東部連戦に挑めるか? 重要な一戦です。エンジョイ!

 

 


 

 

【450SX 決勝リザルト】
1. Jason Anderson (KAW), 22 laps – マシンが暴れようが、終始攻めの姿勢を崩さなかった姿勢が印象的だったアンダーソンがトマックの追撃・プレッシャーを振り切り今季2勝目。250SXクラスのクレイグ同様に、タイムドプラクティス、ヒートレース、メインレースの全てで1位。ヒートレースとメインレースでは両レースでホールショットから全ラップ首位という完璧な勝利。カワサキ移籍後の今季好調ぶりが話題ですが、タイトル獲得した2018年以来の「2度目の覚醒」と表現できるようなサプライズ感ある大活躍は昨シーズンまでと別人のよう。最大の難所フープスでバランスを崩したり、フロントタイヤを谷に落としたりしながらもアクセル開け続ける貪欲なまでの勝利への姿勢が勝利を引き寄せました。このクラスでもアナハイム3SX勝者のタイトル獲得率は、約70%という数字が出ています。果たして?

2. Eli Tomac (YAM), +03.481 – ベストラップ記録し、一瞬ですがアンダーソンをパスし首位浮上の瞬間もありましたが、フープスで大きく失速するミス以降は、勝負できる距離まで近付けずにレース終了。しかし、好調トマックの勢いは衰えておらず、ライディングのキレは前戦同様の素晴らしいもの。シリーズが東部に移動してからのさらなる活躍を予感させます。レース前半のフープスはトマックのアドバンテージでしたが、後半は逆にブレーキ…。アンダーソンとの順位を入れ替えたシーンですが、ジャンプでミス。しかし、ミスを攻めるよりもアウトから早めにラインを切り替えたアンダーソンの対応を称えるべき瞬間でしょう。

3. Justin Barcia (GAS), +09.630 – ギア仕様変更し、久々に上位スタートで好調アピール。得意の東部連戦に向けて良い流れ。ムスキャンの転倒によって3位に浮上したわけですが、仕掛ける距離まで縮められずにいたところでムスキャン転倒。とはいえ、荒れたレース展開でも存在感を示してくれるバーシアにまだまだ注目でしょう。

4. Malcolm Stewart (HUS), +16.973 – トップ3からは大きく離されるものの好スタートからコンスタントなレース運びで、5戦連続してのトップ5圏内でのフィニッシュ。一発ばかりを期待してしまいますが、今季の安定感はやはりこれまでのマルコムとは別人レベルの好結果。難所フープスをミスなく走り切る実力は得意のフープスでおアドバンテージを感じさせるもの。しかし、再び表彰台を狙うには、あと一歩「何か」が必要な印象。

5. Marvin Musquin (KTM), +21.343 – 今季初表彰台が期待される上位でのレースでしたが、周遅れと接触転倒。ライディングやレース展開にムラがあるのがベテランらしくないのですが、今季限りで引退説もあるムスキャンの好調時スピードは表彰台レベル。不運が無ければ、表彰台登壇出来たはずとコメント。まだまだ表彰台チャンスは訪れるはずですが、生かすことは出来るのか?

6. Dylan Ferrandis (YAM), +28.692 – LCQからのメインレース進出ということもあって、スタート直後14番手からの追い上げ。噛み合わないレースが続きます。ヒートレースでの転倒で痛みを抱えてのレースとなったとのこと。本領発揮が待たれます。

7. Chase Sexton (HON), +33.331 – 今季好調ですが、スタートやや出遅れからのポジションアップ出来ず。精彩を欠くレースとなりました。コースに上手く対応できず、レース後半はミスで集団に埋もれる結果に。シリーズが東部に移ることもあり、リセットする良い機会だとコメント。

8. Cooper Webb (KTM), +40.552 – ディフェンディングチャンピオン、ここ3戦連続8位と定位置。表彰台圏内からはタイム的にも大きな差が埋められません。フルモデルチェンジしたニューマシンの仕様が決まらずに苦戦とコメント。

9. Aaron Plessinger (KTM), +43.689 – ポジション、ペース共に上がらず…。開幕前の負傷から徐々に復調傾向とのこと。

10. Justin Brayton (HON), +48.010 – フル参戦今季限り表明のベテラン、トップ10を走り抜いて実力をアピール。

11. Ken Roczen (HON), +49.486 – スタート直後の転倒で最後尾から追い上げも攻めの姿勢は見られず追い上げもここまで。マシンセッティングに苦しみ、難易度高いコースにも対応できずに大苦戦。タイトル争いは早くも絶望的な状況か…。

12. Dean Wilson (HUS), +1 lap
13. Max Anstie (KTM), +1 lap
14. Shane McElrath (KTM), +1 lap
15. Brandon Hartranft (SUZ), +1 lap
16. Kyle Chisholm (YAM), +1 lap
17. Justin Bogle (SUZ), +2 laps
18. Justin Starling (GAS), +2 laps
19. Mitchell Oldenburg (HON), +2 laps
20. Kevin Moranz (KTM), +2 laps
21. Cade Clason (HON), +2 laps
22. Adam Enticknap (SUZ), +2 laps

 

 

【450SX ポイントランキング 6 of 17】
1. Eli Tomac (YAM), 134 points(2勝)– ポイントリードを「12点」へ。
2. Jason Anderson (KAW), 122(2勝)- ランキング2位浮上。
3. Chase Sexton (HON), 116(1勝)
4. Malcolm Stewart (HUS), 112
5. Justin Barcia (GAS), 110
6. Cooper Webb (KTM), 103
7. Marvin Musquin (KTM), 98
8. Ken Roczen (HON), 92(1勝) – 僅差のランキングが話題の序盤戦でしたが、気付けば首位トマックから「42点差」ビハインド。
9. Dylan Ferrandis (YAM), 92
10. Aaron Plessinger (KTM), 81
11. Dean Wilson (HUS), 72
12. Shane McElrath (KTM), 59
13. Max Anstie (KTM), 54
14. Brandon Hartranft (SUZ), 48
15. Justin Brayton (HON), 46
16. Mitchell Oldenburg (HON), 37
17. Kyle Chisholm (YAM), 31
18. Joey Savatgy (KTM), 27
19. Adam Cianciarulo (KAW), 23
20. Justin Bogle (SUZ), 23

 

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