AMAスーパークロス事件簿|下田丈「転倒負傷」2022 アナハイム3SX 一部始終ビデオ
2022 AMAスーパークロス 第6戦 アナハイム3、開幕からの続いたアメリカ西部6連戦最後の一戦。ヒートレースからメインレース通じて転倒者が多い波乱のレースとなりましたが、下田丈選手のショッキングな大クラッシュに胸がざわついた方も多いと思います。
転倒を異なるアングルから捉えた映像をシェア。日本のレースファンとしては苦しいシーンでもありますが、250SXウエストクラスの勢力図も変えてしまった瞬間。改めて振返ります…。
@ s u p e r c r o s s l i v e
250SXヒートレース1、ラストラップの首位バトルで起こったハプニング。ダブルジャンプでスクラブした際、マシンが横滑りしながら空中へ。飛距離が足りずにフロントタイヤが2個目のジャンプ頂点に接触、左足をジャンプ斜面に接触させたこともあり、マシンと身体は別々に地面に叩きつけられました。
ライブ中継観戦時、スタジアムがざわつきから凍りついたような空気感になったことが映像から伝わってきたほどの衝撃度…。
250SX決勝ハイライトビデオ|2022 AMAスーパークロス 第6戦 アナハイム3
まず、状況ですが、開幕戦から土が敷き詰められたままのスタジアムの土は、乾燥。レース前に念入りに散水されていました。ナイトプログラム最初のレースとなる、250SXクラスのヒートレース1に出走した下田選手は好スタートを切りますが、プライベーターのギャレット・マーチバンクスに先行を許します。スピードに勝る下田選手でしたが、仕掛ける決定機に至らず。残すはラストラップのフィニッシュ直前、このリズムセクションでの逆転を狙いましたが、散水の影響残る路面に足をすくわれたことが原因でしょう。
結果だけ見てしまうと、ヒートレースで無理しなくてもよかったのでは…。という意見も一理あるとは思います。しかし、ヒートレースといえど首位でメインレースに進むのは、今季ようやく好調の波を引き寄せたばりの下田選手にとっては大きな意味を持つことだったでしょうし、貪欲に首位に挑む本能は世界最高峰レベルのライダーとしては否定できない本能とも考えることも出来るはず。
残念… 怪我してしまいましたレースに戻れるよう頑張るので引き続きサポートよろしくお願いします🖤 pic.twitter.com/6rD0upjdiI
— 下田丈 (@joshimoda) February 14, 2022
プロサーキットカワサキからのリリースでは大きな怪我には至らなかったとの発表がありましたが、ご本人のSNSではこの通り痛々しい姿。
下田選手参戦の250SXウエストは、1ヶ月強のインターバル期間に突入。一日も早い回復を祈り、下田選手本来のライディング、レースを再び見れることを期待したいところです。お大事に!
250SX決勝ハイライトビデオ|2022 AMAスーパークロス 第6戦 アナハイム3