レースビデオ&リザルト|2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第11戦 ドイツGP

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2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第11戦 ドイツGPのMXGPクラス、MX2クラス決勝レースハイライトビデオ&リザルトをシェア。

 

2週間のインターバル期間に国別対抗世界選手権「モトクロス・オブ・ネイションズ」も開催され、シリーズ後半戦に入りこれまで以上に注目度高まってきているMXGPシリーズ。

 

レースビデオ&リザルト|2021 モトクロス・オブ・ネイションズ イタリア大会 マントバ

MXGPシリーズ中だったということもあり、ネイションズ辞退組のガイザーやフェーブル、プラド等と、カイローリやハーリングスのネイションズでの好調と高いモチベーションを維持しての活躍が期待されるネイションズ参戦組との比較も注目すべき点。

 

1970年代からGP開催コースとして知られる、すり鉢状の地形にハードパック路面が特徴のドイツGP トイチェンタルの会場。昨年大会は新型コロナウイルス感染症の影響で中止だったため、2年ぶりの今大会は同会場での25回目のGP開催となりました。エンジョイ!

 

 


 

 

【MXGP 総合結果】
1. Tim Gajser (SLO, HON), 3-1
2. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 2-3
3. Romain Febvre (FRA, KAW), 4-2
4. Pauls Jonass (LAT, GAS), 6-4
5. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 8-5
6. Glenn Coldenhoff (NED, YAM), 7-6
7. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 5-10
8. Brian Bogers (NED, GAS), 9-7
9. Jorge Prado (ESP, KTM), 1-DNS
10. Jeremy Van Horebeek (BEL, BET), 10-9

 

鎖骨骨折の手術から約3週間でポイントリーダー返り咲き&総合優勝のガイザー! 相性良い得意のハードパック路面で本人も期待以上の成績だったとコメント。硬質路面に刻まれた深いワダチが難所のコースでしたが、積極的に新しいライン選択して勝負仕掛ける判断力の素晴らしさが光っていました。総合2位は、ショッキングな大クラッシュがあったものの表彰台登壇を死守したハーリングス。レース1でのプラドとの順位を入替えながらのバトルがハーリングスの今大会ハイライト。転倒の影響で膝にダメージを負った影響でレース2では無理が出来ず、得意なコースでないこともあり、表彰台を優先させる3位フィニッシュを選択したとのこと。総合3位には、レース2でハイペースから首位快走していたフェーブル。レース後半にガイザーの勢いに屈する形で2位となりますが、仮に首位キープ出来ていれば総合優勝獲得できていた内容でした。次戦は地元フランスGPということでタイトル争いへの意気込みを改めてコメント。

レース1勝利もハーリングスと接触転倒のプラドは、胴体上部の裂傷治療のためレース2はリタイアに…。

 

 

【MXGP ポイントランキング】
1. Tim Gajser (SLO, HON), 415 points
2. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 413
3. Romain Febvre (FRA, KAW), 407
4. Jorge Prado (ESP, KTM), 384
5. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 353
6. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 309
7. Pauls Jonass (LAT, GAS), 287
8. Glenn Coldenhoff (NED, YAM), 263
9. Alessandro Lupino (ITA, KTM), 195
10. Ben Watson (GBR, YAM), 192

 

ハーリングスの不運もありましたが、ガイザーがポイントリーダーの証、レッドプレートをハーリングスから奪い返す。2点差でハーリングス。8点差にフェーブル。

 

 

【MX2 総合結果】
1. Maxime Renaux (FRA, YAM), 3-1
2. Tom Vialle (FRA, KTM), 1-3
3. Rene Hofer (AUT, KTM), 2-4
4. Jago Geerts (BEL, YAM), 5-2
5. Jed Beaton (AUS, HUS), 4-5
6. Kay de Wolf (NED, HUS), 8-6
7. Simon Laengenfelder (GER, GAS), 6-11
8. Conrad Mewse (GBR, KTM), 7-12
9. Mikkel Haarup (DEN, KAW), 12-8
10. Stephen Rubini (FRA, HON), 9-13

 

総合優勝は表彰台セレモニーから一転、ポイントリーダーのルノーが獲得。ピンピン完全優勝と思われたディフェンディングチャンピオンのビアルでしたが、レース2の黄旗無視で「2順位降格」のペナルティが下されたことが原因で総合2位となりました(黄旗は見えなかったとコメント)。ビアルへのペナルティ前のレース内容となりますが、ルノーのスピードはビアルと直接対決出来るところまで急成長中。ビアルの負傷欠場期間もあり、両者がタイトル争いを繰り広げることはありませんが、同郷フランス人同士のライバル関係は今後が楽しみです。総合3位には、レッドブルKTMのホファーが初表彰台獲得! ネイションズMX2クラス個人タイトル獲得から才能が一気に開花した印象。ルーキーイヤーだった昨年の長期欠場からようやく完全復調。

 

 

【MX2 ポイントランキング】
1. Maxime Renaux (FRA, YAM), 448 points
2. Jago Geerts (BEL, YAM), 363
3. Mattia Guadagnini (ITA, KTM), 351
4. Jed Beaton (AUS, HUS), 324
5. Tom Vialle (FRA, KTM), 322
6. Thibault Benistant (FRA, YAM), 307
7. Rene Hofer (AUT, KTM), 303
8. Kay de Wolf (NED, HUS), 301
9. Ruben Fernandez (ESP, HON), 251
10. Mathys Boisrame (FRA, KAW), 223

 

ポイントリーダーのルノーのリードは「85点差」へ! ネイションズでのイタリア優勝に貢献したガダニーニでしたが、GPでは2戦連続でブレーキ。ランキングを3位に落とし、へールツが2位に浮上。

 

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Ray Archer


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