Gモト|初取材!2021 全日本モトクロス選手権 開幕戦 HSR九州大会 レディースクラス
Gモト初取材!「2021 全日本モトクロス選手権 開幕戦 HSR九州大会」に行ってきました。今回はレディースクラスの「トップ4」をピックアップします。
私達は「女子の勝負の魅力」を伝えたくてGモトを始めました。男子とは身体的レベルが違うので「スピード」は劣りますが「勝負」では一歩も引けを取りません。私達が20年以上「レディースクラス」を応援している1番の理由を、皆さんにも感じていただきたく思います。
そして「トップ4」にこだわるのは、現在のレディースクラスで特に上位4名のライダーは魅力ある走りを見せてくれていると考えるからです。これが「トップ6」になれば、もっと全日本レディースクラスが盛り上がるはず。是非ともGモト目線レポートを ご覧いただき、次回全日本モトクロス選手権観戦が楽しくなれば嬉しいです!
予選はそこまでスピードはなかった小野彩葉選手(T.E.SPORT)。スタート「ホールショット」から逃げに逃げた。結果は2位だったが「ベストラップ2分20秒06」を出しました。 1位川井選手のベストラップより「1秒74」も速いタイムを記録。
決勝はピカイチの走りを魅せ誰よりも速かった。 小野選手は「スタートが得意」。 次戦もスタートから逃げる展開に「期待大!」。
2019年チャンピオン本田七海選手(bLU cRU TEAM KOH-Z LUTZ with 秀光ビルド)。予選(3ラップ)は2位の川井選手を5秒引き離しトップ通過。ベストタイム2分14秒台を出したのは本田選手だけ。2位の川井選手は、16秒台。
決勝は転倒もあり3位と残念な結果でしたが、チャンピオン経験者の本田選手は2ストYZ85を巧みに走らせキレのある走りが魅力。スタートから逃げたら、ぶっちぎる可能大!
2020年「全戦全勝」でチャンピオン獲得した川井麻央選手(T.E.SPORT)。土曜日の予選から走りが硬かった印象ですが、開幕戦をチャンピオンらしい冷静なレースで見事1位。一気に波に乗り、今シーズンも全戦全勝を見せてくれるかとても楽しみ!
世界で活躍することを目標に掲げている川井選手。これから全日本を目指すキッズ女子達の目標となってほしいライダーです。
今シーズンから「社会人ライダー」の久保まな選手(Honda Dream京都東 TEAM HAMMER)。バイクをホンダCRF150Rに乗り換え、チームも移籍(監督は元全日本チャンピオン高浜龍一郎氏)。
新たな環境で先を見据えたレース活動中。 もちろんチャンピオンを十分に狙えるスピードとスキルがある。 今季はスポット参戦予定とのこと。 SNSでの活動も活発にしている、明るく親しみやすい「久保まな選手」の活動に大注目です。
初取材無事に終わりました。下記は2日間レディスクラスの取材をして感じた「今期の予想」です。
「スタートが得意」なダークホース小野選手。トップ走行中に川井選手の「攻め」を受けながらも後半までトップを守り、結果「2位」。
次戦以降もスタートから逃げたら怖い存在です。2019年チャンピオン本田選手。2019年に見せた「キレのある巧みな走り」が復活。
今回は転倒もあり3位でしたが「チャンピオン候補NO1」です。ディフェンディングチャンピオン川井選手。
今回は冷静な走りで1位でしたが、スタートから1コーナーまでの出遅れが多いので、小野選手、本田選手がスタートから飛び出したら逃げ切られる可能性が高い。次戦以降、昨年のような「他を圧倒するスピード」が復活するかがポイントです。復活したら、昨年同様の展開が予想されます。久保選手、今回初めてお話をさせていただきました。新社会人として仕事との両立があるようなので、まずはこの環境に慣れることが必要なのでしょうか。とはいえ、昨年までのような久保選手のレースが観れる事に期待大です。
次回のGモト取材は関東大会となります。今後もGモト目線で「男子より断然女子の勝負は見応えがある」をお届けします。お世話になった皆さんありがとうございました。熊本はまた10月に取材予定です。
GSPEEDTOKYO|ジースピードトウキョウ