クラシックモトビデオ|2019 モトクロス・オブ・ネイションズ オランダ大会 アッセン
【2019年9月30日の記事を再編集】
オランダの歴史あるロードサーキット「TTサーキット・アッセン」特設コースにて開催された国別対抗世界選手権「2019 モトクロス・オブ・ネイションズ」決勝日の全レースハイライトビデオ&リザルトをシェア。モトクロスのオリンピックとも称される一大イベントです。
決勝前夜から本格的な降雨があり天候は雨。気温17度。予選日に引き続き、降雨の影響ある難コンディションでのネイションズとなりました。週末総観客動員74,000人が熱狂的な声援を送り、決勝全3レースで国の威信をかけた緊張感ある上位バトルが展開されました。
日本代表活躍まとめ|2019 モトクロス・オブ・ネイションズ オランダ大会 アッセン
日本代表チームは、B決勝からの決勝進出を狙うものの昨年に引き続き予選敗退という結果で大会を終えました。
降雨による水分を多く含んだ特設サンドコース。水たまり、ワダチ、沼地のような軟質部、水分を含むことで逆に固く締まった部分と、ライダー泣かせの超難コンディション。世界最高峰ライダーたちが次々とマディに飲み込まれ悪戦苦闘、転倒者続出という波乱だらけの大会に。エンジョイ!
【Race 1 リザルト(MXGP, MX2)】
1. Tim Gajser (SLO, Honda), 35:30.085
2. Jeffrey Herlings (NED, KTM), +0:00.897
3. Jorge Prado (ESP, KTM), +0:18.909
4. Jeremy Seewer (SUI, Yamaha), +0:20.095
5. Gautier Paulin (FRA, Yamaha), +0:30.079
6. Jeremy Van Horebeek (BEL, Honda), +0:35.526
7. Ivo Monticelli (ITA, KTM), +0:38.577
8. Thomas Kjer Olsen (DEN, Husqvarna), +1:14.026
9. Hakon Fredriksen (NOR, Yamaha), +1:50.041
10. Calvin Vlaanderen (NED, Honda), +1:56.915
【Race 2 リザルト(MX2, Open)】
1. Glenn Coldenhoff (NED, KTM), 34:33.354
2. Pauls Jonass (LAT, Husqvarna), +0:05.180
3. Shaun Simpson (GBR, KTM), +0:41.404
4. Harri Kullas (EST, Honda), +1:08.922
5. Zachary Osborne (USA, Husqvarna), +1:26.808
6. Jordi Tixier (FRA, KTM), +1:29.976
7. Jago Geerts (BEL, Yamaha), +1:30.723
8. Thomas Kjer Olsen (DEN, Husqvarna), +1:34.713
9. Dennis Ullrich (GER, Husqvarna), +1:45.868
10. Calvin Vlaanderen (NED, Honda), +1:52.114
【Race 3 リザルト(MXGP, Open)】
1. Glenn Coldenhoff (NED, KTM), 34:25.687
2. Tim Gajser (SLO, Honda), +0:02.489
3. Pauls Jonass (LAT, Husqvarna), +0:41.867
4. Jeffrey Herlings (NED, KTM), +0:51.947
5. Jeremy Seewer (SUI, Yamaha), +0:55.224
6. Jeremy Van Horebeek (BEL, Honda), +1:02.603
7. Jorge Prado (ESP, KTM), +1:15.893
8. Jason Anderson (USA, Husqvarna), +1:22.934
9. Nathan Watson (GBR, KTM), +1:24.650
10. Shaun Simpson (GBR, KTM), +2:12.110
【国別対抗総合結果】
1. オランダ 18 points
2. ベルギー 47
3. イギリス 58
4. エストニア 64
5. フランス 68
6. アメリカ 68
7. ドイツ 72
8. ラトビア 73
9. スペイン 73
10. デンマーク 77
自国開催のオランダがネイションズ初優勝。過去3年連続2位と苦渋を味わい続けましたが遂に表彰台の頂点に。特に昨年のアメリカ大会では、MX2クラス担当ファランデレンの目の負傷リタイアがなければ優勝できていたはずだけに、昨年と同メンバーでの自国開催ネイションズ優勝は、ライダー個人にとってもオランダMXシーンにとっても非常に大きな意味を持つでしょう。スピード、安定感共に他国を圧倒する強さは総合順位のポイント差に現れています。スタートミスと転倒繰り返したハーリングスでしたが、コールデンホフは昨年大会から出場レース4連勝達成の快挙。新ネイションズ男誕生!
総合2位はヨーロッパを代表するMX大国ベルギーが、2013年以来の表彰台返り咲き。ベテランのストライボスとファンホルベークを筆頭に若手へールツ含めた総合力の高さは納得のベルギーらしさです。
レース3の最後の最後まで混戦だった表彰台最後のスポット3位争いは、フランス代表ポーランのマシントラブルにより、イギリスが獲得。3年連続3位入賞! 代役エンデューロライダーのワトソン快走も光りました。
フランス代表は、5連覇の原動力だった安定感と「運」に見放された印象。表彰台に届かず5位。
アメリカ代表は、レース1のアンダーソンとクーパーのチームメイト同士接触転倒に始まり、全く存在感示せずに終わった印象。クーパーのクラッチなし、手の負傷を押しての力走もありましたが…。例年よりも早く欧州入りし調整を続けてきたアメリカチーム、ヨーロッパ勢との悪コンディションでの実力差が改めて露呈した結果に。
個人成績では、MXGPクラスはガイザー(スロベニア)1-2、MX2クラスでオルセン(デンマーク)8-8、OPENクラスは先述の通りコールデンホフ(オランダ)1-1。この3名がクラス別優勝ライダー。
予選ハイライトビデオ&リザルト|2019 モトクロス・オブ・ネイションズ オランダ大会 アッセン
日本代表活躍まとめ|2019 モトクロス・オブ・ネイションズ オランダ大会 アッセン