MXGPベストバトル|ジェフリー・ハーリングス「鎖骨骨折強行出場」総合優勝@ 2018 インドネシアGP
2018 FIMモトクロス世界選手権 MXGPシリーズ、最高峰MXGPクラスポイントリーダーのジェフリー・ハーリングス(KTM)。鎖骨骨折で欠場したロンバルディアGPから2週間、インドネシアGPに強行出場し、総合優勝獲得という特大サプライズ!
タイトルを争うランキング2位のV9王者アントニオ・カイローリ(KTM)は、ハーリングスが欠場した前戦で完全優勝。62点差のビハインドから一気に12点差まで急接近。そのカイローリとの直接対決がレース1、2で見られたインドネシアGPでのハーリングスの活躍をまとめたビデオがリリース。エンジョイ!
ハーリングス(2-1)、カイローリ(1-2)という同ポイントながらレース2順位優先によりハーリングスが復帰戦を総合優勝で飾りました。凄すぎる!!
2戦連続で行われるインドネシアでのGP、ハーリングスとしては鎖骨にプレート入れる手術直後やライディングを全くしていない状況での復帰戦ということもあり、優勝にはこだわらずにポイント争いのダメージを最小限に留めるレースプランとのことでしたが、予想を良い意味で裏切る総合優勝という結果はハーリングスの持つレーサーとしての資質を改めて世界のレースファンにアピールすることに。
【MXGP ポイントランキング 12 of 20】
1. Jeffrey Herlings…533
2. Tony Cairoli…521
3. Clement Desalle…407
4. Romain Febvre…390
5. Tim Gajser…368
6. Gautier Paulin…363
7. Glenn Coldenhoff…319
8. Jeremy Seewer…279
9. Jeremy Van Horebeek…257
10. Max Nagl…211
強行出場となった復帰戦を総合優勝で飾ったハーリングスですが、完全復調までには数レースを要するとの自身のコメントもありました。ランキング2位のカイローリは依然好調を維持しており、今回の優勝でハーリングス安泰と判断するには時期尚早でしょう。
鎖骨骨折と同時に負傷が心配された肋骨へのダメージ。上記写真では特にテーピング等の処置は見受けられないのは安心材料ではありますが、今後も鎖骨のダメージを抱えながらのレースが続く事実は変わりません。プレッシャーも掛かる僅差のタイトル争いでハーリングスが今以上のダメージを追うことなく、完全復調のタイミングまで我慢のレースをすることが出来るのかどうかが、初の最高峰MXGPクラスでのタイトル獲得の重要なポイントとなるかもしれません。
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Ray Archer