ヤバすぎるスキル｜完全復活ロマン・フェーブル「教科書お手本」パッシング＠ 2019 チェコGP

by SetagayaRacing · Published 2019-07-31 · Updated 2019-07-31

2019 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第13戦チェコGP（全18戦）最高峰MXGPクラスで3年振りの総合優勝を果たした、2015年 MXGPクラス王者ロマン・フェーブル（ヤマハ）。全日本モトクロス選手権最終戦MFJ-GPに出場した際の強烈なライディングを記憶している日本のレースファンも多いはず。

今季MXGPシリーズ開幕前のインターナショナルレースで好調を維持し、タイトル奪還が期待されていたフェーブルでしたが開幕戦アルゼンチンGPで足首骨折。第6戦ポルトガルGPでの復帰後、徐々に調子を上げ今回のチェコGPでは絶好調。その好調ぶりを象徴する首位浮上シーンをシェア。ライン取り、スムースさをお見逃しなく。エンジョイ！

教科書レベルのお手本パッシング！

首位走るチームメイトのシーワー後方から、積極的にラインを変えていつでも仕掛けられる余裕を見せるフェーブル。必死に逃げるシーワーのマシンの暴れ具合と対象的なフェーブルの安定感は格の違いすら感じさせるレベル。荒れていないラインを選択し続けるクレバーさも特筆すべき点なのです。

前走者とラインを変え、最小限のリスクで仕掛けるというパッシングの教科書のようなフェーブル首位浮上シーン。100点満点の素晴らしさです。

近年は負傷がちなイメージ強いフェーブル。2015年のMXGPクラスルーキーとしてタイトル獲得した以降は、その輝かしい栄光からは程遠いランキングが続き、カイローリやハーリングス、ガイザーの後塵を拝している状況が続いていました。今季も開幕戦からの負傷欠場でタイトル争いには絡めていませんが、シリーズ終盤戦を盛り上げてくれる復活フェーブルの活躍を注目していきましょう！