MXGP事件簿:「カイローリ VS ガイザー」激烈バトルハイライトビデオ!

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2016 FIMモトクロス世界選手権 MXGPシリーズ Rd.12 ロンバルディア(イタリア)GP、MXGPクラスのレース2序盤から繰り広げられた、現在ポイントリーダーのティム・ガイザー(ホンダ)とMXGP現役最多のV8王者 アントニオ・カイローリ(KTM)との意地と意地がぶつかり合う激しいトップ争いハイライトビデオ。

 

今季、負傷による影響で精彩を欠いたシリーズとなっているカイローリにとっては、地元イタリア開催でV8王者としての本来の実力を再び証明しいたいところ。対するガイザーは、イタリアのお隣、スロベニア出身で祖国から最も近いMXGP会場ということで大応援団がスロベニアから駆けつけ、こちらも負けられない戦いに。

 

ある意味、MXGPの歴史、世代交代の瞬間を見届けたことになるかもしれない映像です。エンジョイ!

 

 

カイローリ(30歳)、ガイザー(19歳)… 11歳の年齢差、そしてベテラン VS ルーキー、という構図も加わり、このバトルを一層エキサイティングなものに。

 

ガイザーのジャンプで手を上げるような行為、直前の接触の謝罪なのか? 挑発する意味なのか? は、分かりませんが、直後にカイローリにスイッチが入ったのはビデオの通りです。

 

この映像以外のシーンでもスピードで勝るガイザー相手に巧みなライン取りで、トップをキープし続けていた V8王者カイローリの泥臭いまでの勝利への執念、その姿にライブ中継観ながら感動すら覚えましたが、ガイザーはレース後に「ダーティー」と発言したとか…

 

勝負はレース終盤に、スクラブ多用するガイザーの持ち味でもあるアグレッシブなライディングを武器に、カイローリが敗れることに(カイローリは腕を負傷中)。

 

カイローリもMX2時代には、AMAトップライダーの影響を強く感じさせるスクラブを武器に快進撃、スポーツランドSUGOで当時開催されていた日本GPでのアグレッシブなライディングはいまだに鮮烈に記憶に残っています。そのカイローリが、ガイザーのキレッキレなスクラブで徐々にリードを削られ、最終的には同じパッシングポイントでトップを明け渡すこととなった瞬間は、薄々感づいていましたが、誤解を恐れずに言うと「MXGP世代交代」が行われた決定的瞬間と感じました。

 

カイローリの復活劇、近い将来に必ず起こると信じていますが、ガイザーやフェーブルのMXGP新世代の勢いはその更に上のネクストレベルへと進んでいることでしょう。現在のMXGPシリーズ、大注目ですよ!

 

 


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