MXGP事件簿|イブジェニー・ボブリシェフ「まさかの大ジャンプ」一部始終映像

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2020 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第9戦 ロンバルディアGPのMXGPクラス、レース1でイブジェニー・ボブリシェフを襲った身の毛もよだつような恐ろしいクラッシュシーン一部始終映像から気になるその後の容態や最新情報までシェア。

 

 

現在はハスクバーナのマシンを駆りプライベートチームからMXGP参戦ですがホンダファクトリー時代は、度々来日しての全日本参戦やファンサービスも行ってくれていたMXGP界のベテランライダー。世界トップライダーならではの安定感あるライディングを記憶している日本のレースファンも多いことと思いますが、そのボブリシェフに一体何が?

 

 

「オー!オ〜!ウ〜〜ン!ボ…ボブリシェフ、アップサイドダウン…」実況務めるGPレジェンドのポール・マリンも叫び声だけで言葉が出ない様子…。この転倒の恐ろしさを表しています。

 

オールドレースファンは、1995年 AMAモトクロス バッズクリーク大会でのダグ・ヘンリーの大クラッシュを思い起こさせる衝撃的なシーン。このレベルのライダーがレース中にジャンプの距離を計り間違えるようなことはありえないので、ジャンプ手前で「何かしらの」アクシデントがあったはず。

 

直前のセクションはなだらかなコブが連続したウェーブセクションと呼ばれる比較的ハイスピードのセクション。バランスを崩すライダーも多かったので体勢立て直すこと出来ずに誤ってアクセル全開でジャンプを飛んでしまったか? もしくは、アクセルワイヤー等のマシントラブルの可能性も。現時点で転倒の原因は不明。

 

 

心配されるボブリシェフの容態ですが、まさかの無傷!!精密検査と大事を取るためにその後のレースはリタイアとなりましたが、腹部のかすり傷だけというミラクル。同会場で3連戦行われるイタリア、マントバ3連戦。ボブリシェフ自ら、3日後の第10戦への出場を表明しており、SNS上では家族で散歩を楽しむ様子も確認できました。

 

この高さからのフラットな地面への着地…。わずかながらも、コース脇の土手上の盛り土斜面部だったことに加えて、サンド路面だったことが、無傷という不幸中の幸いをもたらしたのかもしれません。

 

レースビデオ&リザルト|2020 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第9戦 ロンバルディアGP(イタリア)


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